![]()

この夏、13歳のハローワーク公式サイト編集部は、JUNECフォーラム2006サマーセッション(*)にて、『13歳のハローワークマップで仕事探しの旅に出よう』と題する中学生、高校生向けのワークショップを行いました。120人が参加したこのフォーラムには、協賛としてマンパワー・ジャパン株式会社様にもご参加いただき、ワークショップ内で『データから見る世界のいろいろな働き方』という講義を行っていただきました。今回はこの講義をサイト上でもクイズ形式でご紹介します。いろいろな数字を見ながら、世界・日本の労働人口や、働き方の変化について勉強できます。大人も子どもも、知っていそうで知らない数字がいっぱい。是非、親子でチャレンジしてみてください。
![]()
3年の事務職経験後、現職に就く。現在は主に広告担当。
「社会人9年め、ようやく仕事に自分の色を出せるようになってきました!」
(*)JUNECフォーラムは、こども国連環境会議が開催する、中高校生に向けた次世代リーダー育成のためのフォーラムです。2006年のサマーセッションは2006年8月9日(水)〜12日(土)に行われました。詳細はJUNECのサイトをご覧ください。

こんにちは。マンパワー・ジャパン株式会社の武藤です。今日はみなさんにが「働くこと」を考える上で大切になる、労働に関する世界の様々なデータをクイズ形式でご紹介していきます。日本では今どれくらいの人が働いているのか?世界では?そして、みなさんが人生のうちにどれだけ「働くこと」に時間を使っていくのか、どんな働き方があるのか?そんなことを、数字を見ながら勉強していきましょう。どうぞよろしくお願いします。

さて、みなさん、日本では今どれくらいの人が仕事に就いて日々働いていると思いますか?
みなさんはまだこの人数には含まれていませんね。なかなかイメージしづらいですか?
ちなみに、平成18年7月1日現在の日本の人口は1億2781万人です。

答えを聞いてもどのくらいの人数か、なかなか想像がつきませんね。東京ドームを何回満員にできるかで計算をすると、1209回!これでもなかなかイメージしづらいかな?すごい人数であることは分かりますね。これから皆さんが「働く」ことを考える上で、この母数を頭の片隅に置いておいてもらえればと思います。

働き方の種類で、みなさん思いつくものは何でしょうか?「13歳のハローワーク」では、いろいろな職業を紹介していますね。ここでは、「雇用形態」「業務形態」という切り口で、「働き方」の種類にはどんなものがあり、どんな名前で呼ばれているかについて考えてみましょう。
ヒント!例えば、雇用形態で言うと「派遣社員」なんかがありますね。これと並ぶ他の雇用形態、業務形態にはどんなものがあるでしょう。派遣社員の他に代表的なものを6つあげられるかな?

これらの働き方には、それぞれ、雇用する側と雇用される側にメリットとデメリットがあって、それを上手く使い分けることで、雇用主である企業が生産性を上げて利潤を追求する。一方で、雇用される側は自分が望むライフスタイルを実現できるということになるわけです。
正社員以外の働き方がこれだけ増えてきたなかで、雇用主である企業が、ただ、労務管理をすればいいという時代ではなくなりました。適切な人材を適切な業務に配置するというマネージメントの能力も求められるようになっているのです。そのため、私達マンパワー・ジャパンのような人材サービス会社が企業をサポートするということが一般化しています。
【参考】 グラフ(正規雇用と非正規雇用の比率推移)

さて、こちらのグラフは「正規雇用」と「非正規雇用」の比率推移を年代ごとに追ったものです。 赤い線が「正規雇用」、青い線が「非正規雇用」の推移を表しています。先ほどの「正社員」の働き方が「正規雇用」、それ以外で期間を短期に定めたものを「非正規雇用」といいます。「非正規雇用」という働き方は、時間、環境、場所などの、いろいろな仕事を選ぶときの基準を、自分のペース、自分に合った形でフレキシブルに選択できるというメリットがあります。
そしてこの「非正規雇用」の比率が、ここ30年の間に大変な勢いで延びていて、「正規雇用(正社員)」の比率をどんどん侵食しているということがこのグラフから顕著に見て取れると思います。 時代とともに「働き方」はどんどん変化してきています。みなさんが仕事に就く将来は、またさらに変化しているかもしれませんね。

「生涯労働時間」は、就職から定年まで人が働くと、合計で何時間働くことになるだろう?という時間です。まだ働いていない中・高校生のみなさんにこれを聞くのは、ちょっとむずかしすぎるかな?
ちなみに、私がこれまでに働いてきた時間を合計すると約2万時間でした。となると、「生涯労働時間」は何時間になるでしょう?歳がバレちゃいますね。
想像できないほどの膨大な時間ですね。ちなみに80歳まで生きると、人生の時間は全部で約70万時間。そのうち、1日平均7時間睡眠をとったら、合計の睡眠時間は20万時間。そのうち、生涯労働時間が約9万時間。となると、寝ることと、働くことで、人生の40%は終わってしまう。
就職から定年までを35年間に限って考えると、労働時間が占める割合というのは、25%。
ですから、仕事に就いている期間は、自分の時間の25%は、多くの人が仕事に費やす可能性があるわけです。これだけの時間を働くことに費やすのですから、働く時間を前向きに過ごせる時間にしていきたいですよね。
【参考】 マンパワー・ジャパン「働く人の本音」を探るアンケート

ちょっとここで、当社が実施したアンケートの結果をご紹介したいと思います。
アンケートの内容は、シンプルに1問。「どうして働くの?」。
年齢、性別、雇用形態、働いている、いないに関わらず、オープンに回答を求めたのですが、反響が非常に大きく、日本全国でなんと、3万9689件という応募がありました。
このアンケートでは、回答者の8割の人たちが、「夢の実現のため」「自己実現のため」「自分の存在意義を確かめるため」「自分の家族、自分が必要としている人のため」といった内容のポジティブな意見を回答しています。ここでご紹介した意見も、どれも、素朴で前向きな共感できる内容ではないかなと思います。いかがですか?
また、そのポジティブな回答をさらに雇用形態で分類してみると、特に派遣社員として働いている人たちは前向きで具体的な考え方を持っていることが分かりました。自分のこだわりやライフスタイルに合わせて就業形態を選んでいるということも理由にあると思います。

Question1で、日本の労働人口が6,651万人であることを勉強しましたね。
それでは、世界の労働人口はどれくらいなんでしょうか?分かるかな?

このうち、55%の人が発展途上国や経済諸国で暮らしている人たちです。就業者全体の57%以上がアジア太平洋地域に在住しています。中国とインドだけで世界の就労者人口の40%以上を占めているというデータもあります。
最近は、中国やインドが経済的に非常に伸びているということをよく耳にすると思いますが、労働力、人がある国はパワーがあるということが分かりますね。日本は、少子高齢化の流れで、労働力不足の傾向があることもよく聞きます。みなさんも、この数字をもとに、日本という国がこれからどうなっていくんだろう…そんな観点で、仕事のことを考えてみることもできるかもしれません。日本は、これから労働力が不足する上、資源も持っていません。実は、中にいる人が思う以上に、危機的な状況が迫っているともいえるかもしれません。
【参考】 世界の子どもの労働
さて、最後になりますが、みなさんに是非知っておいてほしい数字があります。この数字は、世界の子どもの労働についてまとめられたものです。世界には、働くことの選択肢を知らないままに、無条件に過酷で理不尽な労働を強いられている子どもたちがこんなにたくさんいます。

今の日本に住んでいるみなさんの状況を考えてみると、何から何までそろっていて、服をとっても、食べ物をとっても選択肢は星の数ほどあるわけです。働くことを考えてみても、選択肢がたくさんあります。日本の職種を細分化すると2167種類あるというふうにも言われています。選択肢の多さに加えて、さまざまな価値観があります。
これだけ選択肢があり、価値観があり、働き方が多様化していく中で、あえて自分がやりたいことを追求したり、進むべき方向を探ったりしなければならないというのは、大変なことだなと思いますね。ただ、そんなときに、この数字を思い出して、豊かな日本にいて「どういう働き方をしようかという追求できる自由を持っている」ということを、みなさんには感じていただきたいと思い、この数字をご紹介しました。
選び取れる幸せを噛み締めることを忘れずに、是非、前向きに進んでいってほしいなと思います。
![]()