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13歳のハローワーク 村上龍氏の職業紹介

[花や植物が好き] 庭園設計士

個人宅の日本庭園から、公共の緑地、公園などを設計・施工する。庭園を設計するためには、樹木や草、土や石、水などの知識が不可欠。また、病害虫や農薬、環境に関する知識も求められる。日本では昔から名園が多く造られてきたので、歴史への関心も必要だ。そうした知識をもとに、客のニーズにあった設計を提案し、実際の工事の指揮や監督をするだけでなく、自らも作業にあたる。資格がなくても庭園設計はできるが、ふつうは大学の土木学科や建築学科、専門学校のガーデンデザイン学科などで基礎知識を学び、庭園設計会社や建築会社に就職する場合が多い。そうした実務経験を1~5年積んで、国家資格の造園技能士(1、2、3級)や造園施工管理技師(1、2級)を取得する人が多い。これらの資格は、公園や緑地の庭園設計や公共施設での緑の管理を担当する場合には必要とされる。これまでは男性中心の仕事だったが、近年のガーデニングブームで、女性の希望者も増えてきている。なかでも、イングリッシュ・ガーデンは人気があり、英国へ留学して庭園設計を学ぶ人も出てきている。

 

どうしたらなれるの?

大学や専門学校の建築・土木・造園学科やガーデンデザインコースなどで庭園設計に関する基礎的な知識や技能を学んだ後、庭園設計会社や造園会社、ガーデンデザイン事務所、建築会社、土木会社などに就職します。庭園設計の仕事をするにあたり必須となる資格はありませんが、実務経験を積んだうえで取得可能となる「造園施工管理技士」や「造園技能士」は一定の能力を示すものとなります。造園施工管理技士は、国土交通大臣の指定を受けた全国建設研修センターが実施する「造園施工管理技術検定試験」に合格することで、また、造園技能士は、厚生労働省が定めた実施計画に基づき各都道府県が実施する「技能検定試験(造園)」に合格することで取得できます。

どんなことを学んだらいいの?

庭園設計にあたっては、設計、測量、土木、建築などの知識・技能に加えて、樹木や草花、土壌、農薬など園芸に関すること、日本庭園からイングリッシュガーデンに至るまでの庭園文化、美観や環境など公共スペースに対する配慮、デザインセンスなど、幅広い知識や技能が必要とされます。

お仕事豆知識

庭園設計士自ら現場で作業をすることもありますが、実際の作業は造園士、庭師、植木職人と呼ばれる職人によって行われます。ちなみに、植木職、造園士として働いている人の数は2000年の国勢調査の時点で12万3978人。また、造園士の収入は、平均日当にして1万4000円。成りたての職人の場合は月収20万円前後で、現場を仕切れる監督になった30代後半で30~35万円。これにボーナスが加わり550~600万円というのが現場監督の年収になるようです。(※1)
※1『週刊ダイヤモンド(2005年11月5日号)』ダイヤモンド社よりp46