書道家として生きるには、師匠につき、古典から筆の運び方や文字のなり立ちを学び、書を展覧会に出展しながら、所属する流派のなかで地位を築いていく。ただ、著名な師匠につくのは簡単ではなく、まずは身近に基本をしっかり教えてくれる先生を見つけ、そこで実力をつけてから、師匠のもとに作品を持ち込むなどして認めてもらうことだ。プロの書道家として立っていける人は限られており、大学の書道学科を卒業して教員免許を取り、中学や高校の書道科教師として生計を立てる人、教室を開いて書道を教える人も多い。文部科学省認定の日本書写技能検定協会が行っている毛筆書写技能検定の1級を取得すると、教えるときに役立つ。ほかに、筆耕を並行して行う人もいる。いずれにせよ、基本を押さえた上で、自分の書を組み立てていく力が必要とされる。
書道家として働いている人の正確な数は不明ですが、総務省の調査(※1)によれば、2004年時点で書道教授業を営む事業所の数は全国に1万3146軒あり、従業者数は1万8335人となっています。 ※1「平成16年 事業所・企業統計調査」務省統計局
名の知られた書家の場合は、作品が高額で取引され、出版物の題字などが一筆数万円ということもありますが、自作品のみで生活を成り立たせている人はそう多くありません。書道教室の講師を務める場合が多く、指導料は日給換算で5000円程度、または生徒一人当たりの月謝が8000円程度といわれています。(※2) ※2『人間関係がニガテでもうまくいく天職ガイド』廣済堂出版よりp152
日本には無数の書道流派や団体があります。名のある流派に入門して、展覧会などに出展しながら次第に認められ、指導者的な立場になっていくのが一般的。大学の書道学科などで学んだ後、学校の書道科教師になったり、書道教室の先生として働いたりする場合もあります。各団体で級位や段位が設けられていることが多いですが、文部科学省認定の全国統一資格試験として日本書写技能検定協会が行う「毛筆書写検定」があります。
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