映画撮影の花形。ムービーカメラで、すべてのシーンをフィルムに記録する。ビデオ全盛時にあって、フィルムだけが持つ光と影の濃淡を表現できる映画のカメラマンは減ったといわれているが、CF出身者、あるいはVシネマやミュージックビデオの需要が多かった時期に若くしてムービーカメラを回した人など、若くて優秀なカメラマンはむしろ増えているのが現状。映画のカメラマンになる方法は、映像関係の専門学校を出て、映画・映像・CF制作会社に入って、撮影助手として修業を積むか、フリーのカメラマンの門を叩いて、助手になるなどがある。最近の傾向としては、たとえ8mm映画や個人ビデオの作品でも、フィルムフェスティバルに応募したりして、監督やプロデューサーの目にとまったり、注目される作品を撮れば、若いカメラマンにチャンスが与えられることもある。しかし、そういった例はあくまでごくわずかである。海外の映画学校に行ったり、海外で経験を積む人も増えつつある。アメリカなどでは、撮影監督(Director of Photography:DOP、D.P)と呼ばれ、ライティングを含めた絵作りのすべてを担当する。
現在、活動しているムービーカメラマン(撮影技師)の正確な数を把握することは困難ですが、日本映画撮影監督協会に属している撮影監督や撮影収録業務従事者だけでも405人(2005年10月時点)を数えます(※1)。ちなみに、2004年に全国の映画館で公開された邦画の本数は310本でした。(※2) ※1日本映画撮影監督協会ホームページより ※2日本映画製作者連盟 資料提供
◆映画の撮影監督、撮影助手の年収は200~500万円程度。(※3) ※3『マスコミ解体新書』角川書店よりp89、90
大学の映画学科や映像系の専門学校などで撮影に関する基礎的な知識や技能を学んだ後、映画、映像、番組制作会社などに就職するのが一般的。ただし採用はそう多くなく、学生時代からアルバイトとして現場に出入りしたり、海外で経験を積んだりする人もいます。入社後しばらくはアシスタントとして下積みを経験し、会社にもよりますが、フォース、サード、セカンド、チーフ、撮影監督などの順でステップアップしていきます。
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