車や金庫、家などの鍵を紛失した客のもとに出張し、鍵を開けたり、新しい鍵を作る。出張料と技術料が収入の柱。客の必要性から24時間営業もめずらしくない。最近増えているのは、ピッキング被害の増大により、安全性の高いシリンダーへの交換、補助錠の設置の仕事。一人前の鍵師になるには、鍵屋で働いたり、養成機関に通って技術を身につける。当然のことながら、手先が器用な人が向いている。公的なライセンスはないが、日本鍵師協会が実施している鍵師技能検定試験という民間資格がある。「鍵師」とか「錠前師」は日本鍵師協会の商標登録だが、この資格を持っていなくとも仕事はできる。たとえば、日本鍵師協会が行っている養成機関で6日間、基礎を学び、後は現場で経験を積むと、半年から1年で一人前になるといわれている。その後、独立開業し、ひとりもしくは夫婦で経営している場合が多い。開業の際には警察への届け出・許可は必要ないが、挨拶に行くのが普通。警察からも仕事の依頼があったり、開錠の仕事をしている際に警察に誤解されないためである。
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