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13歳のハローワーク 村上龍氏の職業紹介

[外国語が好き] 通訳ガイド

日本を訪れる外国人観光客に付き添って日本の名所などを案内し、外国語を使って日本の文化や歴史について説明するなど、旅行上のさまざまな世話をする。単に語学力が優秀なだけではダメで、日本の文化、歴史、地理、さらには産業や政治、経済など、幅広い知識と教養が必要。一緒に名所を歩き回るなどツアーコンダクター的な要素が強くハードな仕事だが、来日する外国人に日本を紹介してよい印象を持ってもらうことで国際親善に貢献するという、やりがいのある仕事だ。この仕事につくためには、国土交通大臣の実施する通訳案内業試験にパスしたうえで、都道府県知事から通訳案内業免許証の交付を受けることが必要。最終合格率は低くかなりの難関であるため、独学ではなく専門学校などで勉強してから試験を受ける人が多い。免許取得後は、旅行代理店と契約を結んだり、旅行会社に就職するなどの道があるが、現在、通訳ガイドのほとんどは日本観光通訳協会などに登録して仕事を斡旋してもらい、フリーランスとして働いている。英語をはじめドイツ語、ロシア語など、現在通訳案内業には9カ国語あるが、ここ数年、アジアからの観光客の増加にともない中国語や朝鮮語などの需要が高まっている。

 

どれくらい稼げるの?

1日の報酬は1万5000円~5万円程度ですが、外国人観光客は滞在期間が長く1回の仕事で20~70万円稼げることも。年収にして700~800万円程度となり1000万円を超すトップクラスの通訳ガイドもいます(※1)。ただしシーズンオフは低収入になりやすく、日本人の海外旅行の添乗員などをして収入を補うことも。(※2)
※1『あの人の年収がズバリ!わかる本』KAWADE夢文庫よりp192
※2『女性の職業のすべて』啓明書房よりp91

どうしたらなれるの?

通訳案内業者(通訳ガイド)として働くためには「通訳案内業試験」という国家試験(9カ国語から選択)に合格し、都道府県知事の免許を受ける必要があります。2004年度に実施された試験では、受験者数は9カ国語を合わせて6066人、最終合格者数は408人、合格率は6.7%でした。合格者408人のうち、最多は英語の269人、次いで中国語の70人、朝鮮語の26人となっています。

お仕事豆知識

2004年に日本を訪れた外国人の数は613万7905人(うち観光客は383万9661人)と、初めて600万人を超えました(※3)。背景には、官民一体となった「ビジット・ジャパン・キャンペーン事業」や入国制度の緩和、東アジアの好景気などがあげられます。政府は「2010年に訪日外国人旅行者数を1000万人にする」という目標を掲げており、今後も外国人観光客数は伸び、それに伴い通訳ガイドの需要も増していくと考えられます。
※3 国際観光振興協会(JNTO)ホームページより