学校や病院などで給食の栄養管理と栄養指導を担当する。児童や入院患者の状態に合わせて、必要カロリー、栄養素などを考慮して、1日1日の献立を決めるのが主な仕事。そのほか、養護施設や養護老人ホームなど福祉施設で働く人もいる。1回に100食以上の集団給食を行う施設では、栄養士を置くことが求められている。栄養士は法律にもとづいた資格で、大学の家政学科、生活科学科や栄養専門学校など栄養士養成施設を卒業すると、取得できる。すべて昼間部のみで、夜間部や通信教育はない。今日、肥満や糖尿病などの生活習慣病の増加で、栄養指導に求められる知識や技能は高度化・専門化してきている。そのため、より複雑で困難な栄養指導にあたる管理栄養士の制度がある。寝たきり老人の介護などに携わるには、福祉の知識や経験も必要。今後も食事と健康に関わる栄養士の仕事はさらに広がっていくだろう。
栄養士の免許交付者は2001年度までの累計で77万9600人にのぼりますが、2000年の国勢調査の時点では栄養士として働いている人数は8万5265人でした。ここ数年は、毎年約2万人(2003年度は1万7961人)が栄養士免許を取得していますが(※1)、就職できるのはそのうちの4割弱といわれています。(※2)
※1「平成15年 衛生行政報告例」厚生労働省より
※2『ニッポンの職業・しごと全ガイド2006』自由国民社よりp144、145
◆民間で働く栄養士(調査時平均年齢34.1歳)の平均月収は23万6200円、推定平均年収は349万6800円。(※3)
◆年収300万円未満の栄養士も多い。(※4)
※3『賃金構造基本統計調査 平成16年』厚生労働省より
※4『週刊ダイヤモンド(2005年11月5日号)』ダイヤモンド社よりp49
勤務先、経験年数、雇用形態などにより大きく異なります。
管理栄養士は国家試験に合格することで取得する資格ですが、栄養士は指定の養成施設を卒業することによって無試験で取得できる免許です。養成施設には4年制の大学、2年あるいは3年制の短期大学、2~4年制の各種・専門学校がありますが、いずれの学校を卒業しても取得できる免許は同じです。
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