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13歳のハローワーク 村上龍氏の職業紹介

[人の役に立つのが好き:行政] 外交官

教師や警官といった専門職ではなく、いわゆるお役所で事務的な仕事をする公務員を一般行政職という。国の官公庁で働く国家公務員と、地方自治体の各機関で働く地方公務員に大別される。国家公務員の採用は3種類の試験に分けて行われている。大卒の幹部候補生を想定した国家公務員I種、短大、専門学校卒業生を想定した国家公務員II種、高校卒業生を想定した国家公務員III種。ただし現実にはII種もIII種も大学を卒業して受験する人が多い。I種合格者は「キャリア」と呼ばれ、特に法的根拠があるわけではないのに圧倒的なスピードで出世をすることで知られている。地方公務員の採用方法などはそれぞれ自治体によって異なる。国家公務員、地方公務員ともに採用数は減少気味で、特に財政難にあえぐ地方自治体の中には年によってまったく採用をしないところも出てきている。自治体の合併や、地方分権がどこまで進むかなどによって、採用動向や仕事の中身も変わってくるはずだ。

 

何人くらいの人が働いているの?

大使館、総領事館、領事館、政府代表部など世界各地にある189の在外公館には全部で約3200人の外務省職員が働いています。また、国内の外務本省では約2100人の職員が働いています。
※1 外務省ホームページより

どれくらい稼げるの?

外交官の給与は国家公務員給与規定に基づいて支給されます。初任給は20万円そこそこですが、在外勤務になった場合、基本給や諸手当に加えて収入の大きな柱となるのが「在勤基本手当」。政情不安や職務の困難な国ほど高く支給され、この手当だけで年間数百万円から1000万円近くになる場合もあります(※2)。不祥事や高給批判で外交官の給与が引き下げられたとはいえ、主要8カ国(G8)や中国の駐在大使の年収は3000万円前後にのぼります。(※3)
※2『あの人の年収がズバリ!わかる本』KAWADE夢文庫よりp38
※3『あなたの値段 当世給料事情』毎日新聞社よりp99

どうしたらなれるの?

外交官として活躍するには通常、「国家公務員採用Ⅰ種試験」に合格したうえで外務省に入省します。難関のI種試験をパスし外務省から採用の内定が出るのが毎年20人程度という狭き門です。このほか、語学や特定地域の専門家としての活躍を期待され「外務省専門職員採用試験」に合格することで入省する方法もあります。2005年度試験の全科目受験者数は499人、最終合格者数は50人でした。

お仕事豆知識

国家公務員採用I種試験によって採用された外務省職員は、入省3年目から語学学習のために2~3年間の在外研修に出ます。研修終了後は、研修を受けた国の在外公館の館務につくか、そのほかの在外公館に転勤となるか、または本省に戻って勤務することになります。その後は、概ね4~8年ごとに本省勤務と在外勤務をくり返し、能力や勤務成績に応じて昇進し、将来は幹部職員となることが期待されます。(※4)
※4 外務省ホームページより