特殊教育学校でハンディキャップを持つ子供たちを教える。職場には目の不自由な子供たちのための盲学校、耳の不自由な子供たちのためのろう学校、それ以外の障害児のための養護学校、比較的障害の軽い子どものための特殊学級などがある。精神的にも肉体的にもとてもたいへんな仕事だが、これまでできなかったことがある日できるようになるなど、子供たちの変化や成長は大きく、その分やりがいは十分だ。ただし、ちょっとのことでは負けないねばり強さと、おおらかで明るい性格が必要。また、普通の教職よりも給与が高めに設定されていることもメリットである。養護学校の先生になるには、まず普通免許状を取得し、さらに養護学校教諭普通免許状を取る。そのためには、特殊教育教員養成課程のある大学を卒業するのがもっとも早道だ。
2004年度、国・公・私立を合計した養護学校の数は全国に822校あり、在学者数は8万8353人、教員数は5万3912人でした。同様に、盲(もう)学校は71校、在学者数は3870人、教員数は3409人。聾(ろう)学校は106校、在学者数は6573人、教員数は4935人となっています。教員の男女比は、盲学校が1731人対1678人で男性がやや多いのに対して、聾学校では1977人対2958人、養護学校で2万2568人対3万1344人と、女性の方が多くなっています。(※1) ※1『文部科学白書2004』文部科学省より
公立の養護学校、盲学校、聾学校などで働く場合の待遇は、各自治体の公務員給与規定により決まりますが、一般の教員より給与が高めに設定されているのが普通です。
養護学校、盲学校、聾学校など特殊教育諸学校の教員になるためには、基礎資格である小・中・高等学校または幼稚園の教諭免許状に加えて、養護学校、盲学校、聾学校の教諭免許状を取得することが原則(それ以外のケースもあり)となっています。すでに基礎資格の教諭免許状を持っている場合は、1年制の特殊教育養成課程を修了することで上記の免許状が取得できます。高校卒業後、最初から特殊教育諸学校の教員を目指すなら、特殊教育教員養成課程のある大学などに進学すると両方の免許状が取得できます。
養護学校で働く先生のことを「養護学校教諭」といいますが、混同されがちな仕事として「養護教諭」があげられます。養護教諭は児童、生徒や職員を対象に健康管理や保健指導などを行う仕事。いわゆる保健室の先生です。養護教諭として働くためには、養護教諭免許状を取得する必要があります。
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