
浮世絵師の描いた下絵をもとに、絵師のイメージに忠実に版木を彫る専門家。浮世絵は、「下絵を描く」「下絵のとおり版木を彫る」「版木に色をつけて紙に摺(す)る」という3つの工程で完成する木版画で、それぞれに専門家がいる。彫り師は、絵師の下絵が出来上がると、それを裏返しにして版木に糊付けし、紙ごと版を彫っていく。最初に彫るのは、主版あるいは墨版と呼ばれるモノクロの版で、彫り上がった主版を用いて墨で複数枚の紙を摺る。いわばモノクロコピーをとるのと同じことだ。そのコピーに絵師が色ごとの彩色を施した後、また彫り師に戻される。その色下絵をもとに、今度は色版を彫っていく。色数が多ければ使用する色版の数も増え、数人の彫り師が分担して作業にあたることもある。そのようにして必要な色の版木がすべて仕上がると、摺り師に引き継がれる。彫り師は、大小の鑿(のみ)や小刀、小槌などを使って、髪の毛1本1本まで、小さな点のひとつまで、下絵に忠実に再現する。また、浮世絵の中に書かれた複雑な文字も、後から手描きで加えたものではなく、彫り師が版木に彫る。美しく繊細な筆のタッチを表現するためには、優れた技術と集中力が必要だ。

「彫師」に関する役立つ情報を「13歳のハローワーク公式サイト」編集部よりお届けします。



この職業を目指すなら、下記の学校がオススメ。どのようなことを学んでいくのか・・・学校の資料を是非、取り寄せて読んでおきたいですね。

「彫師」に関連する本・DVDなど。この職業について詳しく知りたくなったら、本を読んで調べてみよう。