年間数100冊を担当する専業の装丁家は別にして、一般的に装丁の仕事はグラフィックデザイナーやイラストレーターが担当します。グラフィックデザイナーの年収は、底辺で150万円、頂点で6000万円程度。イラストレーターの年収は、底辺で60万円、頂点で3000万円程度と、年収にはかなりの個人差が生じます。(※1)
※1『フリーランス図鑑』実業之日本社よりp10、42
美術系の大学や専門学校などでデザインに関する基礎的な知識や技能を学んだ後、書籍や雑誌のデザインを手掛けるエディトリアル系のデザイン事務所や編集プロダクション、出版社のデザイン部門などに就職します。また、著名な装丁家のもとにアシスタントとして弟子入りし、実力をつけた後に独立するケースもあります。
装丁は、表紙やカバー、トビラ、帯など本の外回りをデザインする仕事。トビラとは表紙をめくった後にくる第2の表紙にあたる部分で、本文よりも上質な紙が用いられるのが普通です。また、帯とはカバーの上から帯状に巻きつける印刷物。本の内容や推薦文などが書かれ、売り上げを左右する重要な要素となります。このほか、豪華本の場合には箱(函)もつくなど、書籍にはデザインの要素が多くあり、装丁の良し悪しで随分と印象が変わってきます。
「装丁家[ブックデザイナー]」に関連する本・DVDなど。この職業について詳しく知りたくなったら、本を読んで調べてみよう。