• 舞台演出家

  • 編集部の職業紹介

 

どんな仕事なの?

舞台演出家とは、演出におけるすべての権限を任される、いわばオーケストラの指揮者のような役割を果たす。具体的には、キャスト・スタッフの各パートをまとめあげ、作品を完成させる仕事を行う。映画・テレビと舞台の最大の違いは、本番でNGを出せないこと。映画やテレビでは録り直しができるが、観客が入った舞台でミスがあってもやり直すことは許されない。従って舞台の稽古は非常に長期間に渡って行われ、舞台演出家は俳優の台詞や動作のひとつひとつに至るまで、細かなチェック、指導を行う。また照明や音響なども同様にミスが許されないため、舞台演出家は各技術スタッフとも綿密な打ち合わせを行う。舞台演出家になるためには、好きな舞台演出家の下で演出助手として学ぶことが多い。その他、演出家養成スクールに通ったりセミナー講習を受けたりすることで学ぶこともできる。

何人くらいの人が働いているの?

現在、活動している舞台演出家の正確な数は不明ですが、舞台演出家の職能団体である日本演出者協会には550人以上の演出家が会員として在籍しています(※1)。日本には大小無数の劇団が存在し、その数を把握することは困難ですが、ぴあ総合研究所の調べ(※2)によると、2004年の日本における現代演劇の公演回数は3万5375回、ミュージカルの公演回数は7904回となっており、舞台演出家の活動が活発に行われていることが推測されます。
※1 日本演出者協会ホームページより
※2『エンタテインメント白書2005』ぴあ総合研究所よりp79

どれくらい稼げるの?

◆演劇業界における演出家の年収は、0〜1000万円。(※1)
◆大劇団を除き給与は低い。著述活動や演劇学校の講師などで副収入を得ているケースも。(※2)
※1『マスコミ解体新書』角川書店よりp120
※2『天職事典ver.2』造事務所著・PHP研究所出版よりp96

どうしたらなれるの?

舞台演出家になるために必須となる資格はありませんが、大学や専門学校などで演劇を専攻していると役立ちます。卒業後、劇団の演出部や劇団附属の養成所に入ったり、著名な演出家に弟子入りしたりする場合もあります。演出助手、舞台監督助手などをしながら経験を重ねるほか、自ら劇団を旗揚げして演出家になる場合もあります。俳優や振付家、劇作家(脚本家)から演出家に転進したり兼任したりする場合もあります。


 

編集部からの情報

「舞台演出家」に関する役立つ情報を「13歳のハローワーク公式サイト」編集部よりお届けします。

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