航空管制官の給与は国家公務員の給与規定に従います。航空交通管制の業務に携わる者は専門行政職俸給表が適用され、それに該当する公務員の平均給与月額は43万3907円(平均年齢41.7歳)でした(※1)。ちなみに初任給(基本給)は、高校卒業後に航空保安大学校の学生になった場合で15万6000円、大卒後航空管制官になった場合は19万2000円程度です。(※2)
※1『平成17年版 公務員白書』人事院よりp190
※2『空港で働く』ぺりかん社よりp131
航空管制官になるには2つのルートがあります。ひとつは高校卒業後、航空保安大学校学生採用試験にパスして航空保安大学校に入学するルート。国家公務員として給料をもらいながら2年間勉強することになります。ちなみに、2004年度の航空保安大学校学生採用試験のうち航空管制科の申込者数は487人、最終合格者数は39人(うち女性は11人)でした。もうひとつのルートは、大学卒業後、航空管制官採用試験に合格し航空保安大学校で6カ月の研修を受けること。2004年度の航空管制官採用試験の申込者数は1628人で、最終合格者数は30人(うち女性は11人)でした。
航空管制官の仕事は、空港から空港あるいは空港から航空交通管制部などと、転勤が少なくありません。同じ管制業務でも地域差や交通量に差があるため、そのたび初心に戻って業務を覚え直さないといけないのが大変なところ。そうでなくても管制方式は時代とともに変化します。そのため、航空管制官には年に一度の定期試験があり、成績が悪ければ、再試験に合格しない限り管制業務に携われないのです。(※1)
※1『空港で働く』ぺりかん社よりp127