検察庁は裁判所に対応する形で、最高検察庁、高等検察庁、地方検察庁、区検察庁の4種類で成り立っています。2003年時点でこれらに勤務している検察官の数は、最高検察庁に18人、高等検察庁に130人、地方検察庁に1305人、区検察庁に899人の、計2352人となっています。(※1)
※1 検察協会ホームページより
検察官の給与は「検察官の俸給等に関する法律」という固有の法律で定められています。検察官や裁判官の待遇は権力者などが安易に介入して圧力をかけられない仕組みになっているのです。2006年度の場合、検事の初任給は23万1300円で、基本給に加えて各種手当や年2回の特別手当(ボーナス)がつきます。ただし、他の公務員には支給される超過勤務手当(残業代)の制度がないのが特徴です。給与は年数とともに昇給していきますが、最高クラスの検事総長ともなると月額報酬は162万1000円になります(※1)。ちなみに、国家公務員である検察官や裁判官と異なり弁護士は自由業。そのため年収数億円の弁護士もいれば一般の会社員以下という弁護士もいます。
※1『弁護士・検察官・裁判官になろう』インデックス・コミュニケーションズより(金額は最新のもの)p129
検察官には、大きく分けて検事として検察官になる方法と、副検事として検察官になる方法があります。検事になるためには、司法試験に合格した後に司法修習を受け、検察庁に採用される必要があります。2006年度からは新司法試験が始まり、受験するためには法科大学院(ロースクール)を修了するなどの必要が生じています(ただし2010年までは旧司法試験として従来の制度も併存)。一方、副検事に任命されるためには、検察事務官や警察官等の公務員として一定期間勤務した後、法務省の審査にパスする必要があります。(※2)
※2 検察協会ホームページより