HOME > もっと教えて!フォーラム > 世の中に情報を発信「放送・出版・マスコミ」の仕事 > 回答・コメントする(No.10169)
もっと教えて!フォーラム
回答・コメントする(No.10169)
-
いつも、子どもたちの疑問にお答えいただき誠にありがとうございます。
13hw編集部より、ご回答くださる際のポリシーに関するお願いです。
-
回答は、基本的には、その職業の方(または経験者、相応の知識を有する方など)にお願いしております。
しかしながら、なかなか回答のつかない質問もあります。
投稿されてから2週間経っても回答がつかない質問に関しましては、職業などに関係なく、ご回答のご協力をお願いしたいと考えております。 -
白書の皆様におかれましては、貴重な時間を割き、子どもたちの質問に丁寧にお答えくださったり、叱咤激励してくださって誠に感謝しております。
このようなお願いをするのは大変恐縮なのですが、勇気を出してこのサイトに質問を投稿してくれた子ども達に、よりよい情報を提供したいと考える当サイトの運営ポリシーをご理解・ご了承いただけますと幸いです。
鍼灸師と声優や舞台女優を両立させるには?
[Q] 私は今中学2年生なのですが、声優になり、鍼灸師を副業にして、生活をしていきたいと思っています。
高校は、普通の高校に行き大学で、鍼灸系の大学に入り、
養成所やプロダクションの両立をさせたいと思っています。
鍼灸の大学(専門学校じゃなく大学)とか、声優のプロダクションが経営している良い養成所を教えていただけませんか?
(県外でも構いません)
また、両立は難しいかどうか、教えてください。
参考までに↓
中学2年生・女子・北海道札幌市在中・身長152㎝
資格や習っていたこと:
級別スキー1級・エレクトーン7級・ヒップホップダンス・英語
って感じです、頭は学年18位・演技はそれなり上手といわれます。歌は、普通です。
ご回答よろしくお願いします。
はんがんさん。コメントありがとうございます。
やっぱり、どちらかの仕事を甘く見ているように見えてしまうのは、両方の仕事をしていらっしゃる方々に悪いと思ったので。 高校は、鍼灸でも、声優でもどちらかの大学に入れるよう、勉強しようと思いました。もう少し、自分に合ったほうを選ぶ時間を作り、これから頑張っていこうと思います。
松井知敬さん。コメントありがとうございます。
実際の経験ですね。 前は母とマッサージには行ったことがあるのですが、
鍼灸は、なかったので機会があれば直接会ってみたいと思いました。
私の身内にいるのは、歌手の方なので、芸能界について聞ければ聞こうと思います。
まだまだ、知らないことあると思うのでそのためにも。

はじめまして。
そこまで具体的なビジョンがあるんだったら、
実際に声優さんと鍼灸師さんに
お話を聞きに行ったらいいと思います。
実際にその仕事をしている人から、話を聞くのが一番です。
そして、話を聞くだけではなく、
実際に何かを経験させてもらえるといいですね。
経験に勝る教科書はありません。
逆にそれをしないと、
夢だけで終わってしまう可能性が高いです。
志の高い若者が真剣に相談に来たら、
なかなかほっとけないものです。
少なくとも、私はそうです。

こんにちは。率直に回答します。
今、曲がりなりにも声優と呼ばれる人で、(彼らが本業と思っている)声優業の方が副業より収入が多い人は、恐らく10%にも満たないはずです。ごく一部の売れっ子と呼ばれる方以外は、皆さんアルバイトで普段の暮らしを立てています。なぜアルバイトかというと、定期的な仕事に就いていると、いざ数少ない声優のお仕事(や、オーディション)の声がかかったときに、他の仕事があったときにどうしようもないからです。
無事に声優としての道を歩み始めた新人のうち、3年後でもまだ声優に名を連ねている人は、およそ2割程度だと言われています。それぐらい競争の激しい世界です。
一方、鍼灸師のお仕事は、副業でできるような生易しいものではなく、一生の仕事としてきちんと取り組むべき職業です。なんせ、お客様の健康を預かる仕事なのです。「今日は声優の仕事があるからお休みです」なんて言っている人には、お客様は一人も来ないでしょう。鍼灸師は、今完全に「余り」の状態です。こちらも、お客様を獲得するには、かなり厳しい競争が待っています。
あなたが鍼灸師をしながら、なおかつ声優としてやっていけるなら、あなたにはとんでもなく声優としての才能があるはずです。そういう人が、声優(と、そこから関連づけられる仕事)以外の仕事をすることはできません=少なくとも、声優として生きていきたいのであれば。そもそも、時間がありません。
また、鍼灸師として人の役に立ちたいのであれば、他の仕事を兼ねるという選択肢は、自動的になくなるはずです。それぐらいの責任感がないと、鍼灸師は勤まりません。
世の中に「絶対」ということはないのですが、今、あなたが考えていることは、私達普通に仕事をする者から見ると、完全に無理筋です。どちらも追いかけようとすると、かなりの確率で共に取り損ねるでしょう。今すぐでなくてかまいませんから、どちらか一方を選択することを、強くお勧めします。