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回答・コメントする(No.10171)
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料理の世界に入るには
[Q] こんにちは。
私は今高3の年齢ですが、体調を崩し1年間休学したため4月に高校を中退しました。
高卒認定試験には合格しており、今は予備校に通い勉強をしています。
予備校に通っているのは大学進学を目指しているから・・なのですが・・。
今、すごく進路について迷っています。
私は幼い頃から料理が好きで「外国に行って料理を勉強しよう!」と思って小学生の頃から英語を勉強してきました。
中学・高校(1年だけですが^^;)と勉強も頑張って、偏差値も60以上をキープしていました。
今は1年間勉強していなかった事もあり、偏差値は教科によってバラバラですが、それなりをキープしています。
夏休みまでMARCHレベルを目指して勉強していました。
しかし、受験後半になるにつれ「本当にやりたいことは?」と疑問に思ってきました。
料理の世界に入るのは私の幼い頃からの夢です。
親に相談しても専門学校は逃げ道だ、と言われました。
大学は確かに楽しそうだし、色々な出会いもあると思います。
でも・・・と思ってしまう自分もいて・・・。
周りの人が大学に行け、というのは当たり前だし誰も専門の方がいいよ、なんて言ってくれるとは思っていません。
しかし、まだ学生でお金を出してもらって進学するのだから、皆が反対のなかで行くのはワガママすぎるのではないかな、と思っています。
もう、どの道が1番正しいのかわからなくなってしまいました。
やはり学歴の面からみても大学に行くべきなのでしょうか・・。
長文ですみませんでした。

こんにちは。
料理の世界で料理研究家という仕事の会社経営をしています。
料理の世界を目指す若者には頑張って頂きたいですね。
さて、逃げることが嫌と考えていらっしゃるのですね。
私は良く逃げますよ。事業撤退、妥協などあります。
英雄と言われる坂本龍馬もよく逃げていましたね。
逃げは勝つための戦術のひとつです。
逃げ道の用意をしない人は負けることが多いでしょう。
専門も大学も実はいつでも入学できるのですから、
自分のやりたいことに全力で取り組めばいいじゃないですか。
10代で正しい道など探さなくて良いのです。
学校では「間違える」と怒られますが
社会では「間違える」と褒められますよ。
間違えた人ほど楽しくなるのが社会です。
1度きりの人生ですから
逃げ道をキープしつつ全力で料理の世界に挑戦して頂きたいですね。
料理に全力投球しているアスリートの友達が増えると
さらにお互いを高め合って楽しいですよ。
回答、ありがとうございます。
振り返ってみると、確かに「自分自身」をよく知る事はしていませんでした。
なぜ自分がそれに興味があるのか・自分の長所短所は何か。
身近な自分ほどよく知らないものはないのだな、と再認識できました。
私の人生はたった一度きりの私の人生なんですよね。
後悔せずに自分が1番満足いく進路は何か、よく考えてみようと思います。
行き当たりで人生を決めるのも有りなのですね。
どんな人生になっても、悔いが残らないように自分が出来ることを精一杯やってみようと思います。
まだ悩んで自分を探している途中ですが、どの道に進んでも自分に自信をもっていきたいです。

人生に正解はありません。
どちらの道を選んでも結局、自分がベストを尽くすしかありません。
大事なことは自分を信じ選んだ道を後悔しないことです。
そのために生きる知恵を身につけるために学校教育を受けているのです。
自分の強みと長所に気づくことが第一歩です。
自己理解から始めて下さい。
例えば、①興味のあること、いつから興味があるのか、どうして興味があるのか。
②どんな性格か、(自覚していることや、友だちから言われていることを含め)、
いつからその特徴が現れたか、どうしてそのような性格になったと思うか。
③自分の周りの環境(家庭、学校などでの対人関係など)
必ず知るべき事は、自分のこれまでの生い立ちです。何処で生まれ、どう育ったのか
を知ることが、自己理解を始めるときに大変役立ちます。
環境が人を創ります。
多分、多くの大人は自分の誕生から物心つく頃の自分を知らないと思います。
その理由は知らされないこと、そして自分が親に聞かないからです。
親を含め大人は自分が育った環境とその時代の価値観をベースに物事を考えます。
社会は常に変化しています。いや激変しています。大人は変化のスピードについて
いけません。だから何ごとも相談を受けたら、無難な答えしか出来ません。
自分の知らないこと、経験のないことは何も知らないのです。
価値観が多様化している現代には正答はありません。
貴方のたった一度の人生です。だからこそ貴方がその答えを自分自身で見つけることが
大切です。その後の結果に責任を取るのは貴方自身です。
もしワガママが通用するのなら、徹底的に自分のワガママを通して下さい。
親のスネはなくなるまでかじると良いでしょう。
社会に出れば、それができなくなります。
ワガママは一切許されない社会に飛び込むのです。
すべては自分の意思と自己責任です。
まだ悩むなら、一番簡単な方法をお教えします。
カード二枚を準備し、其々に大学、専門と書いて裏返し、
眼をつぶって、呪文をとなえ、引いたカードがその後の貴方の人生です。
そんなバカな、無責任な、いい加減と怒りの声が読者から沢山あると思いますが、
沢山の人たちの人生を観てきた私の率直な感想です。
つまり、きっかけは何であれ、自分自身が選んだ人生に自分を賭けるしかないのです。
活躍できる舞台は世界にあります。
私の親友の料理人人生をここで紹介します。
あれは1970年代初頭、大学卒業後に京都で料理人としての修行を積み、縁あって
ロンドンに移りました。日本料理店で活躍後、エジプトのカイロに渡りました。
代表的な日本文化である日本料理を世界に広めたのは彼のようなパイオニアなのです。
手に職をつけて下さい。それが世界の食文化の向上のために役立ちます。
顔晴ってください。(がんばって)