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回答・コメントする(No.10197)
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女性医師の産休は?
[Q] 初めまして。
私は医師になりたいと思っている女子、中一です。
私は医師にもなりたいけれど、将来家庭を築いて、いつかは子供もほしいなあ・・・。と思っています。
そして、産休を調べては見たのですが、ちんぷんかんぷんで良く分かりませんでした。
参考程度でいいので、ぜひ教えてください。
よろしくお願い致します。
マリオン様
詳しくありがとうございます!!
しかも訂正と、丁寧な説明まで・・・・。
最初のも1回全部読んでから、要点を絞ってもう1度読めば分かりました^^
うーーん、やっぱり厳しいんですね・・・。
前のコメントのように、きちんと見定めることが大事だな、と実感しました。
私は将来ここで働きたい!!という病院があります。
とてもお世話になった病院です。
そこには保育所もあったり、ホームページでは産休、育児休暇のこともちゃんと書いてありました。
そこは少し安心しました。
ですが、これからもきちんと調査して、将来ちゃんと家庭と仕事を両立できるようになりたいです。
ありがとうございました!!!
ごめんなさい、訂正します。
誤:はじめまして、武士道シックステッィーンさん。
正:はじめまして、武士道シックスティーンさん。
さらに、さっきの回答は中学1年生には不親切だったかもしれないと反省。
アンケート解析の中から、質問への回答になる部分を抜き出しておきます。
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仕事を中断(休職)、離職したことがある方にその理由を尋ねたところ、出産が70.0%
と最も多く、子育ても38.3%と多かった。
休職、離職した期間は、1~6 ヵ月未満が27.8%、6 ヵ月~1 年未満が29.0%で、半数以上は1 年未満に復職している。
産前・産後休暇(産前6 週間産後8 週間)を取得したのは約8 割で、そのうち74.9%
は完全に取得したが、25.1%は一部の取得であった。休暇を取得しなかった約2 割のうち、休暇が取り辛くて一時休職または退職した人が46.3%にのぼっている。
(私の解釈:休暇では人員補充されず、休職・退職だと人員補充されるから)
産前・産後休暇中に身分保障があったのは約6 割で、休暇中に給与が支給されていたの
は51.9%と約半数であった。育児休業の取得率は約4 割にとどまっている。
育児休業中に身分保障があったのは約4 割で、休業中に給与が支給されていたのは2
割強に過ぎなかった。
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はじめまして、武士道シックステッィーンさん。女性医師のマリオンと申します。
この質問に女性医師として答えるのは、いろんな意味でとても心苦しいです。
「産休が基本的権利」という理念は誰でもわかっているのです。
しかし、女性医師の産休・育児休暇取得状況のお寒い状態については、2008年9月~2009年1月に日本医師会が調査を施行し、病院勤務の女性医師約7500人からの回答を分析して発表しています。
http://dl.med.or.jp/dl-med/teireikaiken/20090408_2.pdf
とても長いので、上記PDFファイルからポイントのみ抜粋掲載します。
(以下引用)
ポイント
◆ 本調査は、女性医師の勤務環境の現況を把握することで、女性医師への実効ある
勤務支援を行い、医師全体の勤務環境の改善を図ることを目的に実施した。対象は
全国の病院に勤務する女性医師で、有効回答数7,467 を得た。
◆ 女性医師の約8 割が常勤だが、日勤だけでなく時間外勤務もこなしている医師が
約7 割となっている。勤務形態が常勤以外の理由については雇用条件が39.8%を占
め、本人の希望によらない非正規雇用の存在がうかがわれる。勤務形態が常勤以外
である医師のうち、将来常勤を希望する者は45.5%にとどまっているが、短時間正職
員(20.6%)と合わせると66.1%が正規職員としての勤務を希望している。
◆ 1 週間の勤務時間については、契約では51 時間以上は3.2%に過ぎないが、実勤
務時間では45.4%にものぼっている。また、約85%が宿直翌日に通常勤務について
いる。有給日数も15 日以上が約46%だが、実際の消化状況は4.2%にとどまっている。
◆ 休職、離職理由として出産(70.0%)、育児(38.3%)が多数挙げられているが、
産前・産後休暇の取得は約8 割、育児休業の取得は約4 割にとどまっており、休暇
・休業中の身分保障を更に充実させる必要がある。
◆ 女性医師としての悩みは家事と仕事の両立が64.1%と最も多く、その他にも時間
不足を訴えているが、それらを解決するための就業環境、規則について、「整備さ
れていない」との回答が約4 割となっている。就労継続に必要な対策として64.8%
が回答した保育所等施設の整備については、24 時間保育、病児保育等のより現実の
勤務体系に即した柔軟なサービスの拡充が求められる。(院内保育所の利用率は、
利用制限等により33.8%にとどまっている。)
◆ 育児中に希望した働き方は、業務内容軽減(46.6%)、時間短縮勤務(38.3%)
などが多かったが、実際には変わりなく通常勤務をしている医師が38.5%と最も多
い。また、今後は介護による離職者の増加が予想され、出産・育児期と同様の対応
が望まれる。
(以上、抜粋でした。)
これらの調査が行われた社会的背景は、
*医学部定員を増やしても一人前の医師が増えるのには10年以上かかるので、まず目前の医師離職者を減らして実働医師数を増やそうという政策、
*税金とお金を投入して医師資格を取らせたのに、女性医師が途中で退職すると税金の無駄という政府側の考え、等々があると私は考えています。
私もいろんな事を見聞きしてきました。家庭を持つ事を優先して診療科を選ぶ女性医学生、妊娠中に危うく流産しそうになり、産婦人科医から絶対安静を申し渡されて急に休職した女性医師、子供の出産を機に仕事を辞める女性医師。それぞれの事情があり、本人の意思だけで決められるものではありません。
武士道シックスティーンさんが結婚して子供を持ちたいと思う日までに、この状況が改善される事を希望します。その一方、現状への対策として、結婚して家庭を持つ事を重視するならば、それに合わせた診療科・職場・キャリア選択を十分検討する必要があります。まずは医学部の6年間、じっくり調査してください。
ありがとうございます!
確かに産休は当然の権利ですよね・・・。
働くところを決める前にそういうことが出来やすい職場を選ぶことも大切なのかもしれないと思いました。
産休は当然の権利です。・・・とはいえ、どうしても理解のない職場はあります。基本的には職場の雰囲気によります。
現在の状況は、随分と産休がとりやすくなっていますが、もともと仕事が忙しいこともあり、なかなか十分でないところも多いです。
ただ、徐々に産休は当然の権利という認識が広がっていますので質問者さんが医師になる頃には普通にとれるようになっていることでしょう。