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回答・コメントする(No.10338)
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私は歌手になれますか?
[Q] 中2です。
来年は受験生です。
だから将来に不安を抱きます。
小さい頃から歌うことが好きで、
カラオケに行くと皆に「歌うまいね!」
と言われます。
この声を生かしたい!
だから歌手になりたいって思います。
でも・・・
私は、歌うことが好き!歌がすき!歌はすごいの!
この私の気持ちを皆に伝えたい・・・
「皆に伝えてどうすんだ。」
って感じもあるけど・・・
でも伝えたい。
私は成績もそこそこで(中の中ぐらい)
歌以外に自信がない。
かといって私のこの声がこの世の中で通用する
声じゃないかもしれない・・・
つまり売れない声
だから皆さんに質問します。
私が歌手になるためには
私は今どうすればよいでしょうか?
そして私は歌手になれますか?
私は、抑揚やコブシ、ビブラートがうまくできません。
私の憧れのアイドルは、これらが出来ていて聞いていて心が和むような歌声です。
私は、友達や知人から「上手だねぇ!」と言われますが本当にこれでいいのか分かりません。
ロングトーンのときのビブラートが特に苦手です。
できれば、自宅で出来る練習方法が知りたいです。
よろしくお願いします!
私は、小学1年生の時から憧れているアイドルがいます。
コンサートに来たファンのみんなの思い出に残るようなコンサートにしようと頑張っている姿、広いステージで汗を流し一生懸命歌って踊ってる姿、ファンのみんなやスタッフさんプロデューサーさんに感謝をし大切にコンサートをする姿に私は、「自分もこう言う風になって、自分の歌で心で笑顔を作りたい!」と思うようになりました。
でも、私の歌声は正直いいとは言えません。
ビブラートもなかなかできず、みんなからは「上手だねぇ!歌手とかアイドルいけるよ!」って言われますが、本当にいいのか?と思う時があります。
なので、自分が満足のいく歌唱力を身につけアイドルか歌手になって少しでも、憧れのアイドルに近づきたいです!
どうすれば、歌唱力が上がり目標に近づけますか?

こんにちは。先の方のコメントとは対象的な見方を示します。別に先の方のお話が間違っているというのではなく、歌を歌うということにもいろんな考え方があるということを、あなたが知っていても損はないでしょう。得もしないでしょうが。くれぐれも誤解ないように。
さて、歌手になりたい、と思う人は世の中にたくさんいますが、実際にプロの歌手としてデビューできるのは、年間300−400組程度です(まぁ、何をもってプロの歌手というかは難しくなりましたが)。理由は簡単で、やっぱりプロになるにはそれなりに上手に歌える必要があるからです。歌の上手下手というのは、「声の質」だけではなくて、歌の技能、人間としての表現力などが組み合わさって生まれます。それは単純な才能だけではなくて、それをきっちり練習して磨きあげることで、はじめてモノになります。
私には、あなたにその才能があるかどうかは全く分かりませんから、あなたが歌手になれると言うことはできません。ただ、歌手になるなら、まずは自分の歌を、自分の声を愛することが大切でしょう。自分の歌声を自分が愛せないのに、どうして他の人に楽しんでもらえますか? 実は、自分の歌声を愛するってけっこう難しくて、それは欠点も全て見通すという作業を含みます。これはとても苦しいけど、そこを乗り越えた人の歌は、聴けばすぐに分かります。
今、あなたは歌手になるための努力を、自分自身で何かしていますか? 何もしていないのだったら、早速明日から、何か一つ始めてください。まずは歩き出すこと、それが大事です。
ただし、練習を自己流でするのは絶対ダメです。本当に声が出なくなることもあります。ある程度上達するまでは、ちゃんと指導していただける方を見つけてレッスンを受けることが大切です。
私が利用する駅では、プロを目指す若い人が時々路上ライブをやっています。申し訳ないけど、たいていはとても聴けないぐらいヘタッピ。あぁ、たぶんカラオケ上がりだからこんな歌い方になるんだろうなぁ。今はこれが流行だから仕方ないけど…と、おっさん視点では思ってしまいます。
でも、懸命に歌っている彼らを、私はいいなと思います。道行く人に自分の歌を聴いてほしい、自分の思いを届けたい。そんな心がこもったパフォーマンスがたまにあると、上手下手とは別に、音楽を楽しんでいる姿がとても輝いていて、つい2・3曲は聴いてしまいます。
たぶん、歌手になる人にいちばん大切なのは、「歌いたい!」「自分の思いを届けたい!」という、シンプルな思いなのだと、私は思います。まずは、自分が伝えたいこと、歌いたいことがどれだけあるのか、それがいちばん大切でしょう。どうやったら世の中渡っていけるかなんて考えるのは、その後の話です。確かに歌手は職業ですが、歌手である人がそれを職業と考えた瞬間に、その人の歌はもう歌ではなくなってしまいます。その違いが分かる人に歌手になってもらいたい、と私は思います。

正直、歌手になれない声の人なんていないですよ。だからなれます。
歌手という仕事は大きく分けて3つ
歌を知的財産として販売する(CD、着うた、その他権利収入)
歌を聞くチケットを販売する(ライブ)
テレビなど媒体やイベント出演料(ギャランティ)
あなたの声にお金を払うのではなくて、知的財産やチケットにお金を払うのです。
ビジネスのからくりが分かれば歌手になってそこそこの生活までは全然できると思いますよ。