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回答・コメントする(No.10433)

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もっと教えて!フォーラム 質問 みなさん、ぜひ、教えてください。

2011/12/19 06:43  弱肩さん[その他・男]

[Q] 長文になります。どうか、ご容赦ください。
 ぼくは今年高校を卒業した者です。都内の私立の進学校にかよっていました。当初は何も考えずにただ理数系が苦手というだけで国立文系コースに進みました。が、高校2年の3学期に将来のことについて真剣に考えて医者になりたいと思い、ぼくの高校ではクラス変更が許されていないので、国立文系コースのまま独学で理数系の勉強をしていました(中高6年間ずっと野球をやっていいたため塾にはいっていません。野球は大好きだけどチームで1番下手でした。)。そして、卒業後某大手予備校の医進コースに通うことになりました。しかし、周りのレベルの高さと自分のあまりのできなさに心が折れてしまい、6月にはやめてしまいました。その後、誠に身勝手な話なのですが、目標を失ったことでなにもしないで家でテレビを見ている日が続きました。しかし、そんなぼくを心配してくれた友人や家族のおかげで今度は私立文系コースで頑張ると決めました。にもかかわらず、そのあと自分の中で勉強に対する自信が全くなくなったことと興味のある学部や学問、大学がないことなどでまた予備校にはいかなくなってしまいました。そして、今はあの時医学部をあきらめたこと、もっと言うと高校2年のときに自分のレベルも考えずに医者になろうと決めたこと、自分がいままでやってきたことへの後悔と自責の気持ちでなにをするのにも自信や勇気が全くなくなってしまいました。このまま前に進めないとぼくを励まし、支えてくれた友人や親に申し訳ないと思うし、もっと後悔することになると思うのですが、どうしても前に進めません。自分のことをどうしようもなく自分勝手で弱い人間だと思います。
 そこで、ぜひ、みなさんにお尋ねしたいことがあります。みなさんはこのようなときどのようにして乗り越えていったのですか?少しでも教えていただけると嬉しいです。どうかよろしくお願いします。

[A.4]

はじめまして。

人生、いろいろなことがあるので、悩みはつきものです。
その時に、どう考え、どう行動するかで、
その人の運命、もっと言うと、その後の人生が変わると、
私は思っています。

弱肩さん。
予備校に通って医進コースに進んだけど、レベルが高く、ついていけなかった。
それは、単純に、弱肩さんに「医者」という職業が向いていなかった、
というだけだと思います。

むしろ、その時点で医者に向いていないことが分かって、
良かったと考えてみては、どうでしょうか。
万が一、弱肩さんの言う「自分勝手で弱い人間」が医者になったとしましょう。
そういう人に、私は自分の身体を、命を預けたいとは思いません。

そういう意味でも、向いていなかっただけです。
運動が向いていない人、歌が苦手な人、勉強がどうしてもできない人…
人には苦手なもの、向いてないものはあります。

弱肩さんが、今、そのように考えることができているということは、
これから強くなれるきっかけだと思います。

悩みに悩んで、自分だけの進む道をつくっていって下さい。
きっと、そこに何かが見えてきますよ。


2012/04/15 06:56  耕介さん[医師]
[A.3]

いい結果が出せないからと自己嫌悪に陥って何もかも投げ出したくなる場合、その背景には「根拠に乏しいプライド」があって現実否認に誘っているからであることが殆どです。
そもそも勉強や職業訓練は、「できないことを出来るようになるための練習」であり、前提は自分ができないことにチャレンジしスキルアップすること。しかし中高一貫の進学校に進学した優秀な生徒さんに多いのは、小学時代に成績優秀だったときのプライドを引きずっていて、「自分は優秀」という前提から離れられず、「できないことを出来るようになるために努力する」(もっと言えば、今はできない自分がある)という前提に意識変革ができないパターンです。
今自分ができないことに劣等感を抱く意味はありません。今できなければ出来るようになるまで何度でも練習すればいいだけで、要はどこかで最終的にできるようになればいいのです。自転車に乗れるようになれば、幼稚園で乗れたか小学校で乗れたかは中学以降は関係なくなるのと同じで、本当に医師になりたければ、何年かけたって医学部に合格できるよう勉強すればいいだけです。
ただ、理系科目が苦手なのに医師になりたいというあなたの思い、本当の動機はどこにあるのか内省してみてはどうかな?とも私は感じます。医学部を卒業するには理系科目の勉強を避けては通れません。医師になることが本当に究極の動機•目標なのか、それとも「医学部に合格できるような優秀な人ですね」と周囲から認めて貰いたいだけであって合格できさえすれば満足なのか(言い換えれば、自分の優秀さを認めさせ、プライドを満足させる方便が医学部合格なのか)を素直な気持ちで考え直した方がいいと思います。もし後者なら、運良く医学部に合格できたとしても、あなたの人生を充実させるために有益とは言えず、むしろ有害です。
ご参考になれば幸いです。


2011/12/21 05:14  弱肩さん[その他・男]
[A.2]

返信がおそくなってしまって、申し訳ありません。
ご回答ありがとうございます。少し気持ちが楽になりました。もっと肩の力をぬいて、ゆっくりと考えてみようとおもいます。


[A.1]

こんにちは。
結局のところ、私達はアドバイスや参考意見は言えるかもしれませんが、あなたが今気にかけていることはあなた自身が答えを見つけないといけない。厳しいかもしれないけど、まずはそこを確認しておきます。その上でもし良かったら、以下のコメントを読んでみてください。どうせたいしたことは書いていないのだから、肩の力を抜いて、どうぞ。

さて、私が機会あることにあなたのような方にコメントしていることがあります。それは…
●「失敗を恐れるな」はたぶんウソ。「失敗したことを認めることを恐れるな」が正しいかもしれない。
ということです。
世の中、自分で何かを決めないといけない場面はいくらでもあります。人間だって生き物ですから、できれば失敗したくないと思うのはごく自然な感情でしょう(大半の生物にとって、失敗イコール死です)。それを無理する必要なんてありません。
だけど、どんなに慎重に判断しても、私達の決断が上手くいかないことはいくらでもあります。その時に「あ、今自分は間違えた/失敗した」と素直に認めることが大切だと思います。これはけっこう勇気がいるし、しんどいものです。でも、まずは自分が立っている場所を冷静に見つめることが、何よりも大切です。
そう、こうしたことを認めるのは、普通の人にとってはけっこうたいへんなことです。だから、あなたが多少凹んだりするのは、あなた自身は辛いかもしれないけど、大したことじゃない。

そしてもう一つ、
●人生は、あなたがそう望む限り、いつでも、何度でもやり直すことができる
ということを覚えていてほしいと思います。あまり心配しなくても、あなたにはいつか「そう望む」時が来ますから、今は多少寄り道や一休みしたってかまわないと、私は思います。
私達では予感できない、ちょっとしたきっかけで人生の時計は動き出しますが、それをむやみに追いかけても疲れるだけでしょう。周りの大人は、たぶんそんなあなたの姿を冷静に見守っていると思いますから、もう少しそれを信じていいかもしれませんね。
あなたの文章を読む限り、その程度の選択ミス(と言えるかどうか…)は誰だって何度も経験しますよ。あなたには何の慰めにもならないかもしれませんが、たいていの人の人生は、上手くいかないことだらけです(私だけかも?)。だからこそ、うまくいった時に喜びを感じられるのかもしれません。
あなたが、近い将来そうした喜びを実感できるようになることを、お祈りします。