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回答・コメントする(No.10486)
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投稿されてから2週間経っても回答がつかない質問に関しましては、職業などに関係なく、ご回答のご協力をお願いしたいと考えております。 -
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このようなお願いをするのは大変恐縮なのですが、勇気を出してこのサイトに質問を投稿してくれた子ども達に、よりよい情報を提供したいと考える当サイトの運営ポリシーをご理解・ご了承いただけますと幸いです。

GSなどの欧米投資銀行が華やかだった時代は終わりました。
今はマネーゲームの後始末に追われています。
世界中でリストラの嵐が吹き荒れています。
昨年からのギリシャの国家財政破たんを契機にした欧州金融危機で欧米各国の銀行が更なる打撃をこうむっています。今年はさらに欧州・アメリカ・日本と状況が悪化す可能性が大です。
GSの社員平均ボーナスが一億円とマスコミを賑わしたのはリーマンショック以前のことでした。それが真実かどうかは別にして世界中の投資銀行がわが世の春を謳歌していたのです。振り返るとこれもまたバブルだったのです。
利益の源泉の第一は情報格差でした。
現在の様に情報通信技術の飛躍的進歩に伴い世界中の情報が誰にでも瞬時に手に入る時代になると優位性は消滅しました。
第二は開発した一部の人間しか真のリスクがわからない新金融商品の
”デリバティブ”でした。保有する金融資産の価格変動リスクを最小限にできると開発された金融商品に世界中の政府・企業・団体・個人のお金持ちが飛びついたのです。
人生は最後に帳尻が合うようにできていると私は考えています。
高額な報酬を手に生活していた多くのトレーダーたちは(証券会社のディーラーのこと)リストラの憂き目にあい失業中の人たちが沢山います。
人は一旦慣れ親しんだ生活スタイルを簡単に変えることはできません。
過去の報酬に応じた税金などが後追いで国から請求され窮乏に拍車をかけます。
これからもGSは存続していくと思いますがビジネスモデルが崩壊した後には
どうやって勝ち残るのか具体的なアイデアが見当たりません。
コンピューターが人間にかわってトレードする時代になりました。
過去30年間投資銀行業務を機関車とする金融優先主義を国の最優先成長戦略としてきたアメリカの政策は住宅バブル崩壊を引き金とするリーマンショックを機に破たんしたのです。
これからも金融の決済業務をになう銀行は生き残ります。でも投資銀行を呼ばれる証券会社の業務は大きな方向転換を迫られるでしょう。
仕事はきつく給料が上がることはないGSなど投資銀行で働く魅力は見当たりません。
人はマダマダ余っています。

ゴールデンマンサックス社ではなくて、ゴールドマン・サックス社ですよw
会社の名前を間違えるくらいなら、まだまだ「入りたい」気持ちも本物ではないですね。
本当に本当に入社したかったら、ゴールドマン・サックス社のことを、隅から隅まで調べるところから始めましょう。
ゴールドマン・サックス社のオタクになるのです。
そうすれば、自ずと戦略も見えてくるのではないでしょうか?