おやめなさい！
ディーラーでは稼げません。稼げる様になるまでに簡単にクビになります。
最大のリスクは一旦相場の世界に入ると魔物にとりつかれ辞められなくなります。

よほどの幸運と出会えない限り転職先が見つかりません。
全くの別世界です。

日本の銀行員がディーラーの仕事をしているのは、ローテーションの一環です。
せいぜい仕事に集中できるのは三十代半ばまでです。
瞬時の判断を求められその結果がすぐに出る世界でのプレッシャーは想像以上の物です。

最近では専門職としてディーラーを育成し海外勤務を経験させている大手都市銀行がありますが定年まで現場にいられる人は皆無でしょう。

ごく平凡で、幸せな人生を送りたければ相場の世界はお勧めできません。
ビギナーズラックと人が言う、最初のディールに成功したらこの世界から抜けられなくなります。

貴方がどんなきっかけや街のウワサで為替ディーラーになりたいかはわかりません。
経験から言えることは、表面的な華やかさとは違う過酷な現実があることです。

ディーラーに最も向いていない人の代表格は体育系出身者です。
決してあきらめるなと教え込まれる人間に相場はできません。
所属する組織を滅亡に追い込む可能性が大です。

必要な人物像は判断ミスを瞬時に認め損失を最小にくいとめられる人間です。
貴方がテレビで見る東京マーケットは銀行間取引を仲介する業者であり、
一騎当千の強者がそろう欧米トップバンクのプロのディーラーではありません。

今では、簡単にディーラーになれないことも事実です。
なりたければ全米トップクラスの大学を卒業するか、
日本では東大など国立大学出身者です。

経験豊富で欧米トップクラスの大学卒業者がリストラされ世界中にあふれています。
カムバックの機会をねらっているのです。
新参者が参入するチャンスはほとんどありません。

命がけでもやりたいのならそれは自由です。
でもやりたいこととできることは違います。
そして今はやりたくても、その準備をしなければ仕事に就けない時代になったのです。
現実を直視してください。

25年間、外国銀行東京支店の開設からライバル行との合併により126年の歴史の幕を閉じた現場を見つめてきた最初で最後の日本人ディーラーからのアドバイスです。
相場の最前線で生き続け、コンスタントに会社のために稼いできた、
プロからのアドバイスを今後の参考にしてください。

人は生まれ育った環境と職場環境が人間力の成長に大きく影響します。
私は50歳で退職後その後一切相場には関わっていません。
その理由は十分に燃焼し自分の夢を達成したからです。

でも25年間相場の世界で学んできたことが今の仕事や人生観に役立っています。

貴方も新たな夢を見つけそれを実現してください。
Dream come true!

ullさん

はじめまして


きちんと将来稼げる人って、何も為替ディーラーだけではありませんよ
どれくらい稼ぎたいのか、何をして稼ぎたいのかって結構大事だったりします
その点はいろんな角度からぜひ考えてみてください


さて、為替ディーラーになるには？という質問の件ですが
ちょうど先日、NHK『あしたをつかめ　平成若者仕事図鑑』で取り上げられていましたのでURLを張っておきますね
http://www.nhk.or.jp/shigoto/zukan/297/top.html


経済に関する広範で深い知識、英語、数学。
加えて、体力と瞬時に判断できる精神力が必要になります。


いずれにしても今はしっかりと勉強することが必須です