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回答・コメントする(No.10624)
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理系の方が いいの!?
[Q] はじめまして。高校一年の女子です。
私はいま、文理選択の最終決定を迫られています。
私の大好きな教科は英語です。英検二級を持っています。
ですがその他の教科も全部好きです…。
嫌いだったり苦手だったりする教科はありません。
数学、理科などの理系科目も 得意です。模試では国語が数学より若干低いです。私の学校で受けている進研模試の偏差値は三科(国・数・英)で70です。
こんな私が興味があるのは教育系と、外国語学や国際関係学などの英語を極める分野です。少し、心理学にも興味があります。
教育系では小学校教員に一番あこがれます。(これは小学生の頃からの夢です。)
小学校教員は理系でも可能なことは知っていますが、数学や理科をぜひ専攻したいという気持ちになれません。教科的には好きですが…
しかし、調べていくなかで数学や理科ができるなら理系にいった方が有利だ、理系にしとけば文転だってできるんだから。等といった意見をよく見かけます。
先輩方…やはり理系に進んでおいた方が将来的に有利なのですか!?
どうしてもこの事が引っ掛かって決断できません…。
私は理系で特に興味を引く学問が現時点ではありません。ただ、研究などに全く興味がないわけではありません。むしろ理系の人にしかできない作業をする姿に魅力を感じます。これから見つけることも可能なのかな、とも考えています。
今の私は、機械よりも人と接したいですし、研究するなら人間について研究したいと考えています。
また母から、ICUやかなり努力して東京大学に進学し、リベラルアーツの制度を利用して本当に自分がやりたいことをじっくり考えるという道を提案されました。私はこの道もありかと思いますが、どう思われますか?
長々と読みにくい文章で申し訳ありません。
回答よろしくお願いします。

↓もう、答え出てるんではないですか?
>こんな私が興味があるのは教育系と、外国語学や国際関係学などの英語を極める分野で
>す。少し、心理学にも興味があります。
>
>教育系では小学校教員に一番あこがれます。(これは小学生の頃からの夢です。)
いま、成績優秀なんでしょ。
選び放題ですよ。
やりたいことまっしぐら。。これが一番です。
優秀なあなたが羨ましいです。
私は、成績悪いのに望みばかり高かったから大変でした(^^;

いちごさんへ
遅ればせながらコメントさせていただきます。
基本的にはんがんさんのご意見に同じです。
文系と理系とどちらが有利とかどちらが得意とかではなく、
自分の興味・関心、夢、希望、将来像が大切と思います。
いちごさんは小学校の先生にあこがれているんですよね?
小学校の先生は大学で文系か理系かを問わずさまざまな教科を教えることになるので、
ますます文理の選択は重要でなくなります。
たとえばいちごさんの小学校の担任の先生が文系か理系かなんて知ってますか?
是非、少しでも勉強したいと思う方へ進んでほしいと思います。
いちごさんが好きなことの勉強に没頭した経験が、
教員としてきっと大きな財産となります。
がんばってくださいね。
回答ありがとうございます。
すごく気持ちが楽になりました!!
やはり、今は興味のある分野を徹底して深めていこうかなと思いました。
心がなんとなくスッキリしました!!
ありがとうございました。

こんにちは。あなたの質問に対して、いわゆる文系(私はこちら)の人は「そんなことないよ」と答えがちだし、理系の人は「絶対に理系がいいよ」と答えがちです。言い換えると、文系と理系とどちらがいいかという比較には、その程度の意味しかないということです。だから以下の話は肩の力を抜いて読んでほしいと、私は思います。
確かに、理系から文系に進路を変更する方が、文系から理系に変更するよりも簡単です。でも、そんなことを考えながら自分の身近な将来を決めるのは、どうでしょう? 自分の進路が変わるかもしれないことに保険をかけたい気持ちはわからないでもないですが、大丈夫。実際のあなたに生まれる変化は、今のあなたの予想とは全然違う姿になる可能性の方が、遥かに高いです。
私達はよく若い皆さんに「20年先、30年先を見つめなさい」なんて偉そうに言っていますが、そんなのウソです。一瞬考えるぐらいはいいですが、考えすぎるのは時間の無駄です。あなたが生きてきた人生の半分、もう少し背伸びして10年後ぐらいの将来の姿が描ければ十分です。そのとき、あなたはどんな風に社会と関わっていたいでしょうか。
学校の先生、技術者、はたまた外国でボランティア…。別になんだってかまいません。なにか興味があると感じるものがあるのなら、それにいちばん近づけそうな進路は何か、あなたならある程度判断がつくはずです。もし、興味の対象が複数あって選べないなら、今の自分の成績の良い順番に考えたってかまわない。要は、「今の私はこんな基準で進路を決めました」と言える何かがあれば、それでOKです。それが文系か理系かは、二の次、三の次ぐらいでしょう。
もし数年後、自分の将来の姿が変わったとしたら、その時はもう一度道を選び直せばいいのです。自分が選ぶ道が常に正しいとは限らない。大切なのは予測できない未来のために正しい道を探すことに血眼になることではなく、変化に気づいたときに、その時点でもう一度道を探すことができることです。そういう事を学ぶために、若い皆さんは今の時間を過ごしているんだと、私は思います。気楽に頑張ってください。