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回答・コメントする(No.10842)
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音楽科にいくには
[Q] 私は、高校3年生です。進路について色々悩んでいます。私は、音楽が好きです!特に声楽に興味があるので声楽科に進みたいと思っています。ですが、今は生徒会や部活また語学の勉強があり専門の先生へレッスンを受けることができていません。そんな中、学校の先生からダメでも良いから、声楽のコンクールに出て見ないかと誘いを受けました!レッスンも受けられないので、自分でやるしかありません。やはりこのような私には音楽の道は難しいのでしょうか?何かアドバイスがあれば嬉しいです!
はんがんさん。回答ありがとうございました!親にも同じような事を言われました。今私は台湾の大学に進学する事も考えていたので、もう一度視野を広げて考えてみようと思います!ありがとうございました!
松井さん!回答ありがとうございました!色々親と相談などをしました。やはり今から音楽だけに絞るのではなく、もっともっと視野を広げて考えてみようと思います。ありがとうございました!
あやころりんさん!お答えありがとうございます!!実はその後色々親と相談をした結果音楽で行くことの厳しさを痛感しました。もう少し沢山の事を見て決めて行きたいと思います!ありがとうございました。

こんにちは。門外漢ですが、少し現実的な立場からコメントしておきますので、よかったら参考にしてください。あなたがクラシック音楽の声楽を目指したいというのを前提にしています。
1.クラシック音楽にはさまざまな分野がありますが、その中でも声楽はとりわけ日本では生きていくのが難しいものの一つです。理由は簡単で
・そもそも聴衆(声楽を聴きにいく音楽ファン)が、他に比べて少ない
・ステージに出る機会が少ない
・だけど希望者はそれなりに多くいる
・どういうわけか、声楽を学ぶにはやたらと費用がかかる
といったものです。4つ目は私も意外なのですが、声楽は初期費用は安いのですが(だって楽器代ゼロ円)、レッスン費用が他に比べて実に高いとのことです。
そういうこともあって、あなたが単に音楽が好きだから、という理由で声楽を専攻することは、個人的にはあまりお勧めしません(お金の無駄です)。他の専攻でもそうですが、特に声楽の場合は、自分はこれを仕事にして生きていくんだ、ぐらいの決意を持って学ばないと、得るものが少ないと思います。趣味で声楽をやるのと専門教育を受けるのは、全然違います。
2.たいへん下世話な話ですが、クラシックの声楽を極めようとするなら、一生ダイエットとは無縁の生活を送るだろうということを、女性の方は一度は考慮すべきでしょう。
ちょうどあなたが生まれる前後に、とある日本を代表する少女漫画家が一念発起して、音楽大学の声楽科を受験することを決意しました。その人が声楽の先生のレッスンを受けたところ、その先生から「あなたには可能性がある。だけどあなたが声楽を本格的に学びたいなら、あと20kgは太らないといけない」と言われてしまいました。
この漫画家さんのすごいところは、1年だったか2年だったかで本当に体重を20kg増やして、その後見事大学に合格・卒業したことでしょう。確か今でもたまにリサイタルをやっているはずです。
…これはちょっと極端な例ですが、音楽家として生きていくことを望むなら、相応の覚悟が必要だということを、覚えておいて損はないと思います。

>今は生徒会や部活また語学の勉強があり専門の先生へレッスンを受けることができていません。
ここがちょっと気になりました。
文面のまま受け取ると、「現在、音楽より優先させているものがある」ということになりますよね。
もし、本気で何かを手に入れようと思うのなら、その分、何かを手放す勇気も必要です。
>そんな中、学校の先生からダメでも良いから、声楽のコンクールに出て見ないかと誘いを受けました!
いい機会じゃないですか。
独学でやってみて、全然ダメなのか、意外といけるのか、少なくとも現状が把握できます。
その結果を基に、レッスンを受け始めるか、やはり独学で行くのか、諦めてしまうのか、といった次の判断が下せるようになるでしょう。
一歩前進すると思います。
頭で考えているだけでは、いつまでたっても答えは出ませんからね。
>やはりこのような私には音楽の道は難しいのでしょうか?
やる前に諦めてどうするんですか!
人は、やって後悔はしない。やらないから公開するんです。
ぜひ、一歩踏み出してみましょう。

こんにちは。
なーなさんが進学したいのはクラッシック音楽を学ぶ音楽大学ですか?
だとしたら、
* 声楽実技
* 副科ピアノ
* 楽典
* ソルフェージュ
* 他科目(たいていは現国・外国語)
上記の準備が必要です。
東京芸大以下、国立・県立芸大でしたらセンター試験を受ける必要があります。
ただ、これらの内容やレベルは大学によって違いますので調べなくてはなりません。
特にソルフェージュに関しては、千差万別です。
それから現在の大学入試事情と同様、ご多分に漏れず、音大も「ピンからキリ」までありまして…
私立の一部の学校は、AO入試かなんかを受ければ、「ほぼ無試験」で入れるところもたくさんあります。
入りたいな~… と思っている大学がありましたら、そこの資料を取り寄せたうえで、
これから各所であるオープンキャンパスに行ってみてください。
そして夏と冬の講習会に参加することをお勧めします。
大学で求められるレヴェルが、ここで分かるはずですし、どうやって勉強したらよいか、なども知ることができます。
大学によっては、講習会やオープンキャンパスに参加しただけで、合格がもらえるシステムな所もありますので、調べてみましょう。
このように「音大に入って音楽を勉強する」ことは、正直、カンタンです。
たぶん、なーなさんの今、そのままの実力で入れてもらえるところもあります。
ただ学費は、普通大学よりちょっと…いや、かなり高いです!
音楽大学を出た、そこから先をどうするのか、どう考えるか、がポイントかと思います。
コンクールも、受けて構わないと思いますよ。
上位入賞をねらっているわけではないですよね?
高校生向きのコンクールでは、審査員の方から講評がもらえたりすることも少なくありません。
自分の力試し、運試し、目標づくり…どんなきっかけや目的であれ、挑戦しよう!という前向きな気持ちはステキです。
審査員の先生は、「音大」の先生だったりしますから、スカウトされたりするかも。
それもご縁の一つですから!
私の知る限りでは…高校生の時にコンクールで良い成績をとった人は、あまり大成していません。あまり結果に一喜一憂する必要はないです。
【コンクール受ける=そのための準備をする=実戦的な勉強になる】、ですから、結果ではなく、その過程が尊いのだ、と思っていた方が良いです。
「学ぶ」のは簡単です。
その環境はお金さえ出せば手に入ります。
そこでどうしたいか、どうなりたいか、漠然とでもヴィジョンがあれば、もっと具体的なアドヴァイスを差し上げられると思います。
いかがでしょう?