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回答・コメントする(No.11107)

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もっと教えて!フォーラム 質問 アメリカへ海外留学

2012/09/15 13:24  美桜さん[中学生・女]

[Q] はじめまして、中学二年生です。
現在、親の仕事の事情で中国で暮らしています。私自身は日本国籍で、母が中国人・父が日本人のハーフです。日本人学校に通っています。
私は今高校留学(卒業留学)を考えており、自分の目的に合わせて行き先はアメリカと考えております。
絵を描いたり、何かものを作ったりすることが好きなので、アートの分野に特化した学校に行きたいと思っています。志望校(すべて寮制)も3つほどあがっています。
また、両親の了承も得て、両親も協力してくれると言っていました。
そこでいくつかの疑問が芽生えました。


1.私は中一から英検をはじめ、現在準2級です。英会話の先生(ネイティブの方です)が喋っていることを理解すること、とある程度の英文の読解くらいはできます。しかし、自分が英語を喋るのはとても苦手です。中二の時点でこの程度の英語力では、高校からの海外留学は難しいでしょうか。また、海外で生活・勉強するにはどれくらいの英語力・会話力が必要でしょうか?

2.私の志望校の中のひとつの入学条件には「ポートフォリオを提出する」というのがあります。自分でパソコンで調べてみたりしましたが、いまいちピンと来ません。ポートフォリオとは具体的にどういうものでしょうか?

3.海外の高校を修了した後、大学も海外の美術大学に進みたいと思っています。しかし、私は美術学校がどのようなものなのか、また、美術学校に入るためにはなにをすればよいのか分かりません。

4.留学するためには、アメリカの学生ビザ取得が必要ですが、私は現在中国北京に住んでいます。中国からの取得は難しいと聞いたことがありますが、どうなんでしょうか?また、アメリカでの滞在に必要となる書類など、他にあれば教えて欲しいです。


支離滅裂な文ですみません……。
どれかひとつだけでもいいので、どなたかご回答いただけませんでしょうかm(_ _)m

[A.1]

北京で海外留学フエアの予定はありませんか?

日本国内各地でフエアが開催されています。
「留学フエア」とキーワード検索すれば詳細が得られます。

全米の大学が力を入れているのがこれからも経済成長の可能性があるアジア人留学生の獲得です。そのために積極的にフエアを行っているのです。
会場では各大学の留学生担当責任者が大学の案内や個別の相談に応じています。

どんなことにも「準備」することが一番大事です。

これから私が分かる範囲で貴方の質問に具体的に回答していきます。

①英語力の基準
すでに志望校が絞られているのなら各校のHPから留学希望者への英語力を含め様々な情報が公開されていることでしょう。
一般的な基準はTOEFL(大学)TOEICや英検(2級Å)
もし貴方が北京で何か中国の英語力テストがあればその点数が有効かどうか
志望校に問合せすると良いでしょう。

②ポートフォリオについて
アートの分野を目指すなら作品の提出が求められます。
作品集=ポートフォリオと考えれば良いでしょう。

③美術大学について
アメリカはアートデザイン技術を学ぶ場所として世界から注目されています。
アート関連のプログラムは全米各地にあります。

大学を卒業するためにアメリカで最も一般的なのが2年制のコミュニティーカレッジに入学し4年制の大学に編入する方法です。公立ですから年間授業料が安く年齢や出自に関係なく誰でも入学基準を満たせば入学できます。

但し卒業は容易ではありません。ここが日本の大学との大きな違いです。がんばって卒業できれば真の自信につながります。何よりも貴方の生涯の財産になるのが学生の多様性です。世界中から集まる様々な価値観を持つ学生や教授たちとの交流を通じて国際人となる可能性が高まるのです。

学校の評判を知ることも重要です。同分野で活躍中のアーティストやデザイナーがその学校を推薦しているのか、アメリカ芸術・デザイン学校協会(National Association of Schools of Art and Design)や、独立大学・学校認定委員会(Accrediting Council for Independent Colleges and Schools)などの機関から認定を受けているかなどをチェックしてみて下さい。

あるコミュニティーカレッジでは、美術史、グラフィックアート、インテリアデザイン、映画・ビデオ、演劇(演技、演出、舞台芸術)、デッサン、絵画、陶芸、宝石と貴金属工芸、版画、彫刻、織物、アパレルデザインとリフオーム、フアッションコンサルティング、ファッションマーチャンダイジング、テキスタイルデザイン、衣装とスタジオなどの学位プログラムが設けられています。

このコミカレの事を読んだら私が何でも知っている様に感じるかもしれませんが、偶然手元にあるアメリカ留学ガイド2012日本語版の抜粋です。
団塊世代のおじさんがなぜそんな資料に関心があるのか理由は想像にお任せします。

④学生ビザ取得について
まず北京のアメリカ大使館に現在の状況を説明して北京でビザ申請が出来るかどうか問合せして下さい。ビザ全般のことについてはインターネットで調べれば沢山の情報が得られます。そして在日アメリカ大使館のホームページを閲覧すれば「ビザ申請のすべて」がわかります。

どこで申請するにしても下記の流れで学生ビザ取得ができます。
ー志望校を選ぶ
ー志望校のホームページから海外からの留学希望者への案内を確認する
必要書類(留学志望動機を記載したエッセイー、成績証明書、英語力証明書、留学資金提供者の名前など)提出
ー入学許可証(I-20)が届いたらアメリカ大使館に学生ビザ(F1)電子申請
-念のため大使館への申請は留学エージェントの支援を受けることを提案します。

この程度の回答でとりあえず疑問は解消できたでしょうか?

いま中国と日本が大変微妙な関係になっています。中国各地でデモや暴動が起きていると日本で報道されています。両国と国際社会が協調して平和的な解決へ向けて努力して欲しいと願っています。両国のアイデンティティーを持つ貴方だからこそ何時か将来、日中の架け橋になって欲しいと希望します。

先は長いですよ。これからしっかり準備して夢を現実にして下さい。
がんばって下さいね。そう何ごともやれば出来るのです。