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回答・コメントする(No.11432)
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将来の仕事について迷っています
[Q] 今、看護師か幼稚園教諭どちらを目指そうかとても迷っています。
私は今商業系の高校に通っているので就職という選択もあるのですが
どれが一番いいのか本当に迷っています。
幼稚園教諭や看護師は小さい頃からのあこがれの職でした。
でも、今勉強して、取った商業系の検定もたくさんあり使わなかったらもったいないとも思っています。OLさんもいいなと思い始めました。
こういう事に悩んだときどのように決めましたか?

こんにちは。既に複数の方がコメントされていますが、それらとは違う視点でコメントします。理由は以下に述べます。質問者の方は、1.項は飛ばして2.項から読んでもらってかまいません。肩の力を抜いて、どうぞ。
1.このスレッドを読んで最初に思ったのは「日本って、なんてこんなに生きるのに疲れる場所になったんだろう」ということです。ここでそれを論じるのはサイトの趣旨に反しますので省略します。
高校生の皆さんが、視野を広げるうちにいろんなことに興味を持つのはごく自然なことで、それを否定することは誰にもできません。それを「考えが浅はかだ」と馬鹿にするような言動は、大人として恥ずかしい。憧れ、思いつき、大いにけっこうじゃないですか。何も考えずに毎日を過ごすより、そういうことを少々たどたどしくても尋ねてみようと思ってくれる方が、遥かにすばらしい。
自分の将来に何かを希望する時に、それをかなえるための手法やリスクを正しく教えることは、私たち大人の務めだと私は思います。しかし、若い方々がそれを知らないからといって、そのことを責めるのは「上から目線」でしょう。私が親なら、そんなアドバイザーのもとには子供を行かせません。
大切なのは、ちょっとした思いつきを、きちんとした夢・目標にどのように育てるのか。そのためにはどんな課題があるのか。そういう事を質問者に理解できるように答えることであって、知らないこと/意識できないことをあげつらうことではない、と私は思います。まぁ、年相応の考えができていない時、それを指摘することは必要ですが。
このサイトは、若い皆さんが自分の将来について気軽に質問できることに、存在意義があると、私は思います。変に敷居を高くするのは、少なくとも回答者のすることではありません(サイト運営者が考えるべきことです)。
2.(ここから本文です)さて、質問者さんは幼稚園の先生や看護士のどういうところが「あこがれ」の対象なんでしょう。そのことをよく考えてみてください。一方で、OLさんという仕事もありますが、あなたは「OL」のお仕事ってどういうものか、イメージがわきますか? たぶん、本当のところはよく分からない、というのが正直なところではないでしょうか。それでも、あなたなりにOLについて考えることがあるでしょう。それらをできるだけたくさん考えて、大きな紙に書いてみてください。
それともう一つ、今のあなたがどんなに人間なのか、一度まじめに考えてみてください。人よりちょっぴりいいところ、人並みかもしれないけど自分では気に入っているところ、そして人よりも劣っているところ、自分のイヤなところ…そういうことを、できるだけたくさん考えて、大きな紙にどんどん書いてみてください。
こうしてできた2枚の紙を並べて、よく見つめてください。たぶん最初は何も感じない。でも、1日10分ずつ、1週間ぐらい続けると、何となく頭の中が整理されてくると思います。
=「自分を知ろう」ということは、他の回答者さんと共通です。将来を考えるには、欠かせないと思います。
2.あなたがもう感じているように、看護士や先生を目指すなら、今あなたが学んでいるものとは大きく違うことを専門的に勉強する必要があります。確かにこれはハードルが高い。夢を持つということと、それをかなえるということは、また別の話です。
あなたがいろいろ考えて、やっぱり看護士/先生を目指したい、と願うなら、できるだけ早く学校の進路指導の先生に相談をしてください。たぶん、かなり厳しい視点でいろいろアドバイスがありますから、そこでもう一度よく考えればよろしい。何度も考える中で、あなたがお似合いの将来が見つかればいいと思います。
なお、今あなたが学んでいることは、看護士や先生には全く役に立たない、ということは決してありません。どちらかと言えば、「思わぬところで役に立つ」という経験をする機会が多いはずです。

はじめまして、市紀です。
「ハロワのおやじさん」がおっしゃってることは正しいです。
とても熱意のある回答だと思います。
「あこがれ」とか「検定が無駄になる」とか、正直、就職するときの面接官たちにとってはどうでもいいことなのです。
就職するときに、受かった検定試験なんて、飾りにすぎません。
もし、幼稚園教諭や看護師をめざしているとしたら、時間的に遅い感は否めません。
中学から目標を定めていないとなるのは難しいかと思います。
高校を選ぶときも、あなたはどんな理由で選びましたか?
看護師を目指しているのに、商業系の高校というのは選択ミスではなかったかと思います。
熱意があれば、進学し、資格を取り、看護師なり幼稚園教諭を目指すのもいいと思いますが、OLもいいなとか書かれると、「ハロワのおやじさん」がおっしゃってるとおり、「なんの仕事でもいい」と受け取ってしまいます。
OLは使いっぱしりのイメージしかないのですが、どういうイメージで、OLを選んでいるのでしょう。
とはいえ、仕事がメインで生きているわけでもありません。
全ての人が、会社の人事を重く受け止めて、「がんばってやるぞー」「やるぞー、やるぞー、やるぞー」とやってるわけではありません。
やる気がないのに、できてしまう人だっています。
会社になんの貢献もしなければ首にされますし、自分で相当頑張って、辛い思いをしても、「全然足りない。こんなやつ首にしてやるしかないな。」と思われる場合だってあります。
私の場合、小学6年生のころから今の仕事を目指してきていて、学校の勉強そっちのけで勉強してました。
大手の子会社に受かりましたが、専門科目だけができても、ダメなことが結果としてわかりました。
そこで知ったのは「人の感情抜きに仕事を回すことはできない」ということです。
また、自分自身の体と心のメンテナンスについても不勉強でした。
朝、8時に起きられるということは素晴らしいことです。
学校に毎日行けている人には当然のように思えるかもしれませんが、心を痛めて精神病にかかってしまったら、朝なんて17時になる場合だってあります。
「ハロワのおやじさん」が厳しいことをおっしゃっておりますが、
会社は、新卒者にそんなに大きな期待を持って採用するかと言われるとそうでもないです。
新卒者は、山のものとも海のものともどっちになるか全くわからない人材だからです。
「石の上にも三年」と言いますが、「三年間はどんな辛いことがあっても頑張ってみて」という人が多いです。
三年同じところで働いて、「自分の意見が通らなかった」場合には、その組織、仕事、考え方が合わないということです。
日本人のほとんどは、学生時代には頑張らず、社会に出てからやらざる得なくなり、頑張る人が多いです。
しかし、高度成長期が終わった今、頑張るやつなら誰でもいいという時代ではなくなりました。
面接で重要なのは、「頑張ってくれそう」とか「印象が良かった」とかいろいろありますが、大企業の人事課がやるような面接ではない限り、就職したら直属の上司になる人が面接をやっていたりします。
その時に一番重要なことは「この人と一緒に働きたい」という気持ちです。
人を一人採用して、一年間使った場合、大体1000万円くらいのお金がかかると言われています。
派遣で来ている人を例に上げると、派遣一人を使っている会社は「派遣の会社」にたいして払っているお金は最低でも850万円と言われています。
手作業の仕事の機械化、コンピュータの発達によって、どんどん単純な仕事はなくなり、難しい仕事が増えていって、高校卒レベルではなかなか就職が難しくなってきている傾向もあります。
単純かつ、重要な仕事だった「コピーを取るお仕事」も、最近は電子化にともなってなくなりつつあり、PDFなどのファイル形式にするのが多くなりつつあります。それも単純作業になり、派遣でだれでもOKな人がする仕事になっていたりします。
高校生のうちは、なるだけいろんな体験をし、応用の利く人間になれるよう頑張ってください。
以上

つまり、就職出来れば何でも良いのですね? 高校生なのに今になって進路選択とは遅すぎませんか? 商業系の高校を選んだのはなぜですか? なんとなく?それとも何かやりたいことがあったのですか?
回答を書き込みながら随分厳しい質問だなと私自身が感じています。
でも、私が面接官だったら、上記の様な質問を応募者全員に投げかけます。
目的は本気度を確かめるためです。
私が社長だったら出自や学歴にとらわれずに間違いなく人物本位で採用します。
裕福な家庭に育ち何の苦労もなく育ってきた若者を採用することはありません。
それよりも若者らしく学校生活を一所懸命に過ごしてきた人たちの中から選別します。
企業にとって最大の関心事は人事です。これからの企業の存続と成長を託す新人の採用選考を担当するのは社内で総合力トップの社員です。人事がすべてと言い切っても良いでしょう。それだけ企業は採用に真剣なのです。
貴方は本気ですか?
貴方たち若者の今の売りは、若さと可能性、だけです。
仕事はやってみなければできるかどうかわかりません。
そして、やりたい仕事とできる仕事は違います。
それを知るため、生きるためのに新卒者は就職活動を行っているのです。
忘れないで欲しいのは、貴方が希望する仕事には、同じ考え方のライバルは全国にいるとのこと。国内だけでなく海外の若者の中には日本で働きたい人たちが大勢います。
彼らはハングリー、勤勉で才能豊か、そしてガッツがあるのです。
世界とつながったビジネスの世界では大企業を中心に外国人の積極採用を推進しています。
そんな状況の中でチャンスを勝ち取るのです。
私にチャンスを下さい。
私ならこんな貢献ができます、と言えるレベルまで貴方自身を高めて行って下さい。
これが就職戦線の現実です。
貴方のこれからの行動についてアドバイスします。
まず、かなりライバルとは意識や準備で遅れている自分を自覚すること。
とりあえず目標を一本に絞ること。
その職業について徹底的に調査研究すること。
地元で目標になる企業がないか調べること。
こうした行動の中からだんだんと目標に向かって本気とやる気になっていくこと。
モチベーションを上げるのです。
自分を知ろう。
自分の強みを知ること。方法は周りにいる人たちに自分がどんな人に観えるか聞くこと。
(親はだめですよ。子どもを溺愛しているので本当のことを言ってくれないかも知れません)
客観的な評価をしてくれる教師やハローワークの新卒担当の相談員さんに聞くと良いでしょう。
初対面で自分を知らない人たちに聞くのがベストです。
就職面接の際にこんな積み重ねが役立ちます。
ハローワークの職業適性検査を受けることも今後の参考になります。
本気になって下さい。行動して下さい。
これからの行動のすべてが貴方の運命を変えていきます。
礼儀作法などを中心に社会性を身につけて下さい。
就職できるのは力のある人ではなく、準備した人です。
自分を知ろう。企業を知ろう。企業の理念や採用情報をHPや企業情報誌で調べよう。
やることは沢山あります。
ライバルたちは貴方に全てにおいて先行しています。
就職したいなら、やるしかありません。
がんばって下さい。