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回答・コメントする(No.11567)
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高校進学について
[Q] 現在中2です。
私は、将来パティシエになりたいと思っています。
なので、高校でパティシエ科に行きたいと思っているのですが、高校でもう、将来のこと決めるのは早いですか?
それか、高校は普通科に行ってケーキ屋さん等でバイトをして実際に
働きながら、専門的なことを教わった方がいいのでしょうか?
将来のことを決める時期については様々なご意見があることでしょう。
正解はありません。でも、私は”おそすぎる”と思います。
就職する時期になってバタバタと行動し就職浪人になって行く若者と沢山会ってきた、
キャリアカウンセラーとしての実感です。
将来のことを何も考えずその日暮らしに終始し最後の最後になって就活に追い立てられるのです。
準備も何もできていないのです。その一つの理由として考えられるのが、職業の事を知らないこと、知らせられていないことです。
つまり中学生からの本格的なキャリア教育が実践されていないことに全ての不幸の根源があるのです(あると考えます)。その重要性に生徒、父兄、教師の誰も気が付きません。10数年前から文科省が具体的な指針を発表していますが、教育現場には届いていない様ですね。
わずか3日や5日程度の職場体験では得るものはありません。
これがキャリア教育の第一歩だと教育者が思い込んでいるのでしょう。
彼らの気持ちは良くわかります。だって専門じゃないのだからわからないのです。
そして最後はハローワークの新卒担当者への支援依頼になっているのです。
でも全ての生徒に万遍なく適格な情報は伝わっていないのが現状です。
誰も教えてくれなければ生徒一人ひとりがこの公式サイトやハローワークなどの公的機関を自ら訪問し就職活動の準備を始めなければなりません。
就職は力のある人ではなく準備した人が成功するのです。
率直に私が考える日本の現状の一端をお話しました。
将来の進路を決めるのは貴方自身ですが事前に保護者の方と相談して下さい。
一番親身になってくれるのが家族です。貴方の適性を産れた時からみているのです。
貴方以上に貴方のことを知っています。
成功の方程式はありません。だから普通科に進学しようが商業系に行こうが実際は大きな違いはありません。つまり貴方の気持ちの持ちようです。
なりたいと思う本気度次第なのです。
勉強の合間にバイトをするしないは自由です。
出来るのなら将来に役立つと思います。
これから先は、好奇心を常に持ち続けること、そして世の中の常識を一度疑ってみると良いと思います。なぜだろう、どうしてだろう、と考え続けて下さい。
世界が激変している中で多くの人が変化を望みません。いつまでも今日の私でいたいのです。
それでは社会から取り残されて行きます。
今日の成功は明日の成功を約束しません。
そしてパテシエへの道に終わりはありません。
まだまだ客様が喜ぶケーキを創る可能性はあります。
貴方が考えるお客様は世界中にいます。
なるなら世界を視野に入れて下さい。
なりたいことが見つかっている貴方は幸運だと思います。