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回答・コメントする(No.11691)
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自分に合う職業
[Q] 閲覧ありがとうございます
現在高2の女子です
私は幼い頃から漫画を描くこと、物を作ることが大好きです
もうそろそろ進路を決めなければならないのですが
調べてもなかなかきまりません
絵を描く職業や特殊メイクの職業なども気になっています。
でも親には就職率のことばかり言われるので
困っています。
こんな私におすすめの職業はありますか?
そのために必要な進路先も合わせて書いて頂けると幸いです
よろしくお願いします

こんにちは。既に他の方のコメントがあり、それは私の視点と近いのですが、少しだけ見方を変えてみたいと思います。よかったら参考にしてみてください。
1.あなたがもう少し大人になって仕事をする様子を、がんばって想像してください。このとき、仕事の中身ではなく、あなたが仕事に何を求めているかを想像してほしい。
身もふたもない言い方をすると、「仕事で夢を追いかけている」か「生活の手段として仕事をしている」か、どちらの方があなたにあっていると思いますか? 実際にはどちらか一方に完全に偏ることはなくて、両方の要素がある程度混ざり合って仕事をするのですが、どちらにより重きを置くかは、今のあなたには重要な判断でしょう。
あなたがぼんやり夢見ている芸術系・才能系のお仕事は、どちらかと言えば夢を追いかける仕事です。思い切ってチャレンジするのは、決して悪い選択ではありません。だけど、その結果与えられる成功も挫折も、みんなあなた自身が生み出したものだと認めることができる心の強さだけは必要です。その強さが身についたと感じてから、チャレンジしてほしいと思います。
2.親御さんからすると、自分の娘には安定した仕事に就いてほしいと願うのは、ごく自然なことです。でも、「安定した仕事」って本当にあるのかな?
一昔前なら、医師や弁護士になれば生活に困ることはまずありませんでしたが、今は違います。お医者さんでも破産に追い込まれたり、弁護士資格をとっても就職できない、なんてケースはいくらでもあります。いろんな大人が「この仕事なら大丈夫」なんて言っていますが、確かな根拠はどこにもありません(同じ大人の立場から見てとても信用できません)。
ある仕事に就いたから生活が安定する、という保証はありません。逆に、どんな仕事に就いても、その人が上手に生きていれば、それなりに生活は安定します。
3.今から何十年も先のことを考えて、将来の仕事をどうしよう、と悩むのだけは避けた方がいいでしょう。今からあなたの老後を考えたって、何の役にも立たない。今の社会では、10年先を予想できれば十分でしょう。いや、5年先でもたいしたものです。
あなたの5年先は、大学生なのか、それとも社会で働いているか…そういう、今のあなたでも手の届く未来を、まずはちゃんと描いてみてください。それを足がかりにして、もう5年先を見つめてください。
こればかりは誰もあなたの代わりをすることができません。たいへんかもしれないけど、できることからやってみてください。そういう経験が、あなたをステキな大人にしてくれる、と私は思っています。

私は、中学から高校にかけて音楽がすごく好きでした。今でも好きです。
でも、職業は、公認会計士と税理士をしています。
好きなこと、得意なことを仕事にしなければいけないわけではないのではないでしょうか。一般の会社に入って、企画書を書かされて、その企画の肝になる部分を手書きイラストで補足したら、それがインパクトになって、企画が通った・・・とか、好きなことがどこかで生きたりすることはあると思います。
親が就職率のことばかり言うのは当然です。人間、趣味的な仕事で生活できるのはごく一部。残りの人(99%くらい?)は、アルバイト的な仕事で食いつなぎながら、結局、日の目を見ないで終わります。親の目には、その99%の方が目に入ります。理系が得意なら薬学部とかへ行って薬剤師になれば一生、食いっぱぐれることはないとか、文系なら英語でも武器にして、商社にでも入って・・・とか、生活の安定を考えたら、そういう普通っぽい方向になりますね。
自分の得意な分野を職業にするというのは、99%外れる博打をするようなものではないでしょうか。夢のない回答ですが、これが現実だと思います。会社員は、朝の通勤電車がいっぱいになるほどいますが、特殊メイクの職業の人なんて、私は見たことがないです。と、書かれようが、親の就職率の意見があろうが、そんなのを無視して突っ走れる人のごく一部が偏業で成功するわけですが、そこまでやる自信をお持ちですか?