HOME > もっと教えて!フォーラム > 世の中に情報を発信「放送・出版・マスコミ」の仕事 > 回答・コメントする(No.11732)
もっと教えて!フォーラム
回答・コメントする(No.11732)
-
いつも、子どもたちの疑問にお答えいただき誠にありがとうございます。
13hw編集部より、ご回答くださる際のポリシーに関するお願いです。
-
回答は、基本的には、その職業の方(または経験者、相応の知識を有する方など)にお願いしております。
しかしながら、なかなか回答のつかない質問もあります。
投稿されてから2週間経っても回答がつかない質問に関しましては、職業などに関係なく、ご回答のご協力をお願いしたいと考えております。 -
白書の皆様におかれましては、貴重な時間を割き、子どもたちの質問に丁寧にお答えくださったり、叱咤激励してくださって誠に感謝しております。
このようなお願いをするのは大変恐縮なのですが、勇気を出してこのサイトに質問を投稿してくれた子ども達に、よりよい情報を提供したいと考える当サイトの運営ポリシーをご理解・ご了承いただけますと幸いです。
上手に物語を書くコツってありますか?
[Q] こんにちは。中一のおはなです。
私は小説家を目指しています。物語を書くのが大好きです。
いま、ある物語を執筆しています。ですが、長編のため設定を忘れ矛盾したり、なにを次に書くべきか分からず、中途半端に終わってしまったりして、なかなか上手く書けません。
上手に物語を書くコツはありますか?
是非教えて下さい!
はんがん様 ご回答有難う御座います。
私は今まで時代物をノート三冊、短編をノート二冊分程書いてきましたが、その中で完成出来たのは二冊程でした。
中途半端に終わってしまった物語は、このまま忘れるつもりでしたが、続きを書いてみようと思い返しました。
また、上手く書けなくても、実力だと思い、精進することも大切だと思いました。
「耳をすませば」は見たことがありません。是非見てみようとおもいます!
はんがん様、もう一度ご回答有難う御座いました!

こんにちは。私は物書きでも出版業界に勤めているわけでもないのですが、ちょっとしたことを書いておきます。よかったら参考にしてみてください。
1.既に故人なのですが、初代「ガンダム」などの脚本を書いた、日本を代表するアニメの脚本家が、どうすれば脚本を書くことができるかを詳しく紹介した本があります。これが私達普通の会社員の作文にも通じるところがあって、めっぽう面白い。
その本の中で、とても印象的なアドバイスがあります。
「とにかく最後まで書くこと。終わりを作ること。それが次につながる。」
2.いわゆるジブリアニメに「耳をすませば」という人気作があります。時々テレビでも放映されていて、あなたも観たことがあるかもしれません。
ヒロインの女子中学生(3年生)雫は、あることがきっかけで、受験勉強そっちのけでやみくもに小説を書き始めます。彼女が創作に悩み、ぼろぼろになっていく様子が、アニメでは容赦なく描かれます。
それでも雫はなんとか小説を仕上げ、恋人のおじいさんにその小説の最初の読者になってほしいと頼みます。晩秋の寒空の下、おじいさんが読み終えるのを待ち続ける雫の姿は、見ていてとても辛い。そしておじいさんが読み終えて戻ってきた時、彼女は泣きじゃくりながら自分の作品の欠点を話し始めます。
実は、私はこのシーンが大好きです。なぜなら、雫が「何かを作る喜び」を初めて知ったことが、彼女の言動からよく分かるからです。
3.小説でも絵画でも音楽でも、「気に入らないからやめた」とやっている間は、絶対に上手にならないはずです(それなりに経験値は上がりますが)。途中でどんなに失敗しても、投げ出したくなっても、とにかく完成させるまでは、ぜったいに作る作業をやめないこと。それができる人だけが、一段上に進むチャンスを得ることができます。
言い換えると、成功も失敗も全て自分の実力であると受け止めることが大切です。さらに言い換えると、自分自身と真剣に向き合うということになるでしょう。
物語を組み立てるハウツー的な情報のあれこれは、インターネットや出版物でたくさん出ています(ちょっと違いますが、最近、某少女まんが雑誌が漫画の作画練習キットを付録にして話題になりました。あの内容は大人から見ても豪華すぎる)。最初はそれをお手本にしながらコツコツやっていきましょう。物まね上等! 誰もが最初はそこから始まります。あなたにも雫のような経験ができる日が来るといいですね。