こんにちは。音楽専門家ではありませんが、コメントしておきます。かなり「厳し目」なので、それを望まないなら、読まないことをおすすめします。

1.一般的なお話として、ピアノやソルフェージュは、独学ではまず無理だと考えてください。少なくとも、基礎は専門の先生にしっかり学んでおかないと、悪いくせがついてしまって、取り返しがつきません。

2.オーケストラのパーカッションご希望ということですが、確かに夢の職業ではありますが、実際はたいへんです。
とても現実的なお話をしておくと、オケのパーカッション奏者には
・ティンパニ奏者
・それ以外の打楽器担当
の2種類があります。ここで、ティンパニ奏者は、よほどの例外は別にしてティンパニ以外の楽器を演奏することはありません。
多くのオケでは、ティンパニ奏者はコンサートマスターの次にお給料が高いと言われています。一方、それ以外の打楽器担当は(もともと安いオケの給料の中でも)とりわけ給料が安いと言われています。
理由は簡単で、私たちが普段聴くクラシック曲の約半分は、ティンパニ以外の打楽器が登場しないからです。モーツァルトの41番、ベートーベンの運命、シューベルトの未完成という超定番の「名曲コンサート」は、3曲やってもティンパニだけ。「新世界」を演奏してもようやく1名追加されるだけ。これではどうやってお給料もらうんでしょう(笑)。まぁ「スキタイ組曲」で打楽器9名といった例もありますが、ごく少数です。
…と、オーケストラのパーカッションにはろくなことがほとんどない(失礼)のですが、それでもやってみたい、と願う打楽器奏者はいくらでもいて、オーディションはたいへんな競争率です(だいたい100倍ぐらい)。だって、やっぱりカッコいいですよね。

3.私があなたの親の立場だったら、「少なくとも高校は普通の高校に行って、そこの吹奏楽部とかで練習しなさい」とあなたを説得するでしょう。ピアノやヴァイオリンといった楽器とは違って、打楽器は大学課程で専門技術を学んでも決して遅くはないからです。一方で音楽系の高校に進んでも、プロの演奏家になれる保証はありません。これは堀川音楽みたいな一流校でも同じです。

4.音楽を専門的に学ぶには、確かにお金がかかります。これは逃れようがない。あなたにそれだけの才能があるかどうか、今は誰にも分かりません。それを示すことができるのはあなた自身です。あなたに才能があることが確かであれば、お金の問題はたいてい何とかなります。
まずはあなたが今いる場所で、きちんと成果を出すことを心がけてください。進学をどうしようと考えるのは、その次の次ぐらいのお話です。