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回答・コメントする(No.11840)
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イラストと翻訳家
[Q] 私は、イラストを描くのが好きなのですが、納得いく絵もかけず困っています。将来は、イラストレーターとかになろうと思うんですけど、不安です。それで、翻訳家もやろうかと思いました。両方、家でできる仕事ですが、大変ですか?
ありがとうございます。翻訳家もイラストレーターと似ているところがあるんですね。私は、家でできるからと言ってばかりなので良くわかりました。

確かに1%の成功確率はあります。
作家や、漫画家になったとして、出版した100人のうち99人は売れません。
そして、100人のうち、99%が出版できません。
そして、出版できなかったとしても、編集さんなどとお会いしているかたが、100人のうち、1%にすぎません。
その1%のうちの99人は、本を書いたとしても、自分のなかでしまっておいて、なにも進展のないまま終わってしまいます。
どうすればいいのか?
ただ頑張ればなんとかなるというものではないです。
人生にはチャンスと呼ばれるものが多数存在します。
貴方がやろうとしてる、絵や、翻訳家も、100人中99人は挫折して終わります。
1%になってください。
話はそこからなんです。
どんなに厳しいことを私たちが言ってるかわかりますか?
あなたには、100点万点中、200点を目指して欲しいのです。
いいですか、200点ですよ。
テストだったら、必ず、100点万点で、しかも、先生を感動させられるレベルの解答です。
99点では0点も同じです。
100点だから意味があるのです。
蒸気機関というものがわかりますか?
あれは、100度まで温度をあげることによって動いています。
99度じゃだめなんdせう。100度に上げて初めて機能します。
100点をとってください。
いいですか、100点です。
私も、10点万点中、10の丸をもらったことがありますが、レベルとしては、先生を凌駕していたんです。
先生をぶっ倒してください。そんなにレベルの高い問題じゃないんです。
たかが先生です。人間ですよ。限界があります。
ストレスを浴びせれば、一週間くらい学校を休むかもしれません。
クラス全員で授業をボイコットしたら鬱病にかかって自殺してしまうかもしれません。
所詮、学校の先生なんてそんなレベルです。
これからは、200点を目指しましょう。

1%の大きな可能性があります。
大変だ大変だと言いながら「追い込まれると」人は大きく変われるのです。
中学生の自由を満喫し夢ばかり追いかける現実から”いつか”決別し本当に夢を現実にしたいのなら勇気を持って行動を始めるしか方法はありません。
やれば出来ると考えて下さい。出来ないのはやらないからです。
社会に出たら私たちの様な厳しい人たちがほとんどだと考えて下さい。
あなたの世界に合せてくれる人は家族以外どこにもいません。
これが現実です。
まずはどんな事があっても自分を見失わず打たれ強い人間を目指して下さい。
たくましく、したたかに生きる人になって下さい。
学業への集中と心身の鍛錬がその方法です。それが自信につながります。
海外から日本を眺めると今日本人が失いつつあるものが沢山あります。
礼儀と挨拶など人間としての常識や生き抜く「したたかさ」です。
あなたがこれから相手にするライバルは日本人だけではありません。
狩猟民族の外国人たちが日本を狙い打ちにします(既にしています)。
ハンター相手の競争になります。
今から勉強しなければあなたは社会の荒波に飲み込まれ沈没します。
勉強することはただ一つ。歴史です。
過去に学び今を考え未来を予想すればあなたはたくましく荒波を乗り越えられます。
どんな事柄も歴史の中にほとんどの答えがあります。
その重要性に多くの日本人が気づかないのです。

最初から、納得の行く絵をかけたとしたら、随分と志の低い人だと思われるので、特に「納得いかない」でレベル的にはいいかと思います。
翻訳家は語学の勉強をいろいろやらないといけないので、大変と言ったら大変です。
あと、翻訳家になるには、出版社などにコネがないと相手にしてもらえません。
出版社探し、売り込み、いろいろハードルが高くて、恐らく挫折するでしょう。
イラストも翻訳家も、「99%」は失敗すると思ってください。

まずは一つずつでしょう。同時に追うとどちらも中途半端になる可能性があります。
イラストレーターが最初の一歩だと思います。
専門家の指導をうけ「作品を自己判断」することなく創作を続けるしかありません。
ここで大事なことは、あなたの作品を評価するのは、あなた以外の人たちだと早く気づくことです。ここが良くわかれば一つ一つの作品の他者からの評価を通じてあなたは成長して行きます。
最初の関門は専門家のフィルターにかかること。ここをクリアーするために今は”時代に受ける”作品を制作すること。次に最も大事な一般人です。今までは川の流れの様に上から下でした。
時代は変わりこれからは下から上の時代になります。私たち一般人からの要請を受けた作品を創る時代がくるでしょう。逆転の発想と”常に常識を疑う”ことが成長の秘訣です。”なぜだろう”と常に思い続けて下さい。
これが想像と創造の世界に住むイラストレーターさんの必要要件だと考えます。
翻訳家について。
ここではその仕事の中身やそのための道については説明しません。
定年のある仕事ではありません。あなたにその才能+出会いと縁があれば仕事ができるかも知れません。以前勤めていた職場(ハンディキャップを持つ人たちへの支援業務)に副業として翻訳をしていた女性がいました。その仕事のことについてお話をお聞きしたことがあります。彼女の説明に納得した一言は「著者との相性」です。最初は出版会社の依頼ですが最終的に翻訳家を選ぶのは著者です。彼女は英国人の著書を専門に翻訳していました。
ここにたどり着くまでには大変ながい時間がかかったとのお話が印象的でした。
英国と英国人の歴史と文化そして価値観への深い理解なしに著者の気持ちをくみ取った翻訳は出来ません。あなたも将来翻訳家を本当に目指すのなら、関心のある国、国民や地域の勉強が大事です。なんでも翻訳ではありません。好きなジャンルや業界を選ぶことが最初の一歩です。
未だ専門家を含め回答がないのでキックオフで説明しました。
少しでも将来の参考になれば嬉しく思います。
ささやかですがクリスマスプレゼントです。
「メリークリスマス アンド ハッピーニューイヤー」
これをイメージしてあなたならどの様なイラストを創りますか?