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回答・コメントする(No.11854)

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もっと教えて!フォーラム 質問 声優に英語力は必要?

2014/01/07 05:15  ルイさん[高校生・女]

[Q] 私は、英語が好きなので英語に力を入れている高校に通っています。今年から受験生になります。そこで、進路選択が迫ってきました。進学校なので、大学受験に向けて勉強してきました。留学も経験しました。ですが、私は中学生のときに声優になりたかったので、最近になって大学には行きたくなくなりました。専門学校へ通いたいです。ですが、レベルの高い大学を狙っている学校なので、先生に言うと専門学校は頑なに否定されます。せっかくの英語力を伸ばす為にも大学には行ってほしいようです。それなのに私は、かたに嵌るのが大嫌いなので失礼ながら、信頼してきた先生に失望しました。ですが、良い先生なので、なんとかして自分の進路選択を理解してもらいたいです。
そこで、声優になってから英語は役立ちますか?また、役立つ場合どのように役立つのか等詳しく教えて下さい!お願いします。
余談になりますが、声優になりたいと思ったきっかけは自分の声が嫌いだったことです。人前で喋るのも返事をするのも恐怖でした。ですが、中学のとき自分でも不思議なくらい音楽の実技の点数が良くなり、バンド経験のある先生からは、お前は声優になれと言われ続けました。何故か、中1のときは自分の声を聞かれることに恐怖を感じていたのに、中2になってからは恐怖を感じなくなりました。そして、自分から進んで放送委員にもなりました。周りからは、私の声をバカにする人と褒める人が別れましたが、それでも今は自分の声を誇れるくらいになりました。
そして、上記に出てきた私の失望した先生もよく、私の声を褒めてくれます。だからこそ余計に、その先生には私の選んだ道を理解してもらいたいです。
長々と失礼しました。回答よろしくお願いします!

2014/01/09 08:28  あーちゃんさん[声優]
[A.4]

初めまして。

上のお二人が色々と書いていらっしゃるので、
ごくごく簡単に(^-^)

タイトルの「声優に英語は必要?」という質問についてですが、
「必要な場合もある」とお答えします。

はんがんさんの仰るとおり、
アニメでネイティブな英語が必要になる場合はほとんどありません。
そして洋画の吹替でも必要になることはほぼありません。
(英語以外の言語が必要になる場合はごくたまにありますが)


本格的な英語が必要な場合があるとすればそれは、
主にナレーションの現場ですね。

ナレーションに強い事務所などは、
日本語と英語、両方が喋れる声優さんをわりと重宝する傾向にあると思います。
例えば1つのナレーションの中に日本語と英語が混じっている場合、
普通なら外国人ナレーターさんと日本人ナレーターさんの2人を起用しなければならないところですが、
バイリンガルの声優さんがいれば1人で済みます。
ナレーションを制作する側としては、少しでも費用は抑えたいところなので、
とても助かりますよね。

上記以外にも、様々な利点があると思いますが、
声優に英語が必要な場合の一例として、お伝えしておきます。


ルイさんにとって良い進路選択ができますように(^-^)


[A.3]

こんにちは。あなたが希望しているのは「主に日本のテレビアニメの声を担当する声優」という事でいいですか? その前提でコメントします。なお、私はいわゆる業界人ではないけれど、あなたの人生より長い時間アニメを楽しんでいます。そういう視点からのコメントだと、予め理解してください。
できれば、プロの声優さんから私の見方がどれだけ間違っているか厳しく指摘してもらえると、とても嬉しいです。

1.率直に言って、今の日本テレビアニメの声優さんに、特段の英語能力は求められていません(あるといい、ぐらい)。それ以前に日本語できちんと演技できる事が重要です。理由をおおざっぱにまとめると

(1)そもそも、ネイティブな英会話が必要とされる作品がほとんどない
(2)ネイティブな英会話を理解できる視聴者はまだ少ない
(3)カタカナ英語もしくはひらがなえいごで話す場面の方が、日本のアニメとしては「絵になる」

ということのようです。一人のアニメファンの立場で見ると納得するのですが、あなたはどう感じますか?
全く英語が話せない、というのは困る場面も多い=アニメでもっとも多く登場する外国語は、やはり英語です=ので、それなりに英語の能力は必要です。ただ、英語が優れているから声優として活躍できるか、と問われれば、現状は否です。

2.作品によっては、特定の言語が流暢に話せる事でキャスティングが決まるケースがあります。例はたくさんありますが、個人的に特に印象深いのは:
●少女喇叭手がトランペットの音色で戦争を食い止める、という作品が数年前にありました。物語最終盤で登場する、主人公の敵国の少女兵が話す言葉が分からないという演出のために、この敵兵の台詞は全て「ドイツ語」でした(日本のテレビアニメにおいては、「会話が通じない」事を象徴する言語として、ドイツ語がよく登場します)。この敵兵の声をあてた声優さんは、オーストリアに留学経験があり、ほぼ完璧なドイツ語を話せます。彼女のすばらしい演技に驚きました。
●つい最近、女子高生が昔の戦車に乗って(以下省略)…という人気作品がありました。旧ソ連軍の戦車を操縦するあるキャラクターの声優さんは、彼女が大学でロシア語専攻という才覚を見込まれてキャスティングされました。まさか深夜のおばかアニメ(褒め言葉です)で、ロシア語で「カチューシャ」のフルコーラスを聴けるとは夢にも思わなかった…
この2作品の事例は有名なので、あなたが専門的にアニメの勉強をすると、触れる事があるかもしれません。

3.声優になるために英語を勉強する事が不要だと、私は言いたいわけではありません。英語に限らず、様々な事を学ぶのは、それが演技をする土台になる「教養」/「引き出し」だからです。それがたくさんある人ほど、演技の幅が広がるのは言うまでもないでしょう。
ただ、英語を学ぶ事で声優になれるというわけではない。少なくとも、現在の日本のアニメ製作環境/消費動向ではそうだと思います。

4.ついでながら、他の方のコメントにちょっと誤解があるみたいなので、言を継ぎます(コメント2つ分費やしても、質問への直接の回答がゼロというのは、ちょっとおかしくありませんか。まぁ悦に浸りたいというお気持ちは理解しますが)。
今や日本の大学にも声優専攻が複数存在しますが、「大学の声優専攻でプロの声優になった人」はまだごく少数です。いろんな理由があって、専門のスクールに行った方が、声優になれるチャンスは高いです。
もっとも、その人の学歴とその人が声優になれるかどうかは、ほとんど無関係です。先にあげたロシア語専攻の声優さんは、現役の大学生(しかもかなりの有名校)で、大学から表彰されるほど成績優秀、なんだそうです。要はあなたに才能があるかが、いちばん最初に求められること。あなたが進路を決めるとき、この点はよく理解してほしい、と思います。


[A.2]

声優に英語力は必要か?
声優と聞くと私たちの世代は外国映画の吹き替えを連想します。
確かに英語力などなくても声だけで演技することは可能でしょう。
でも視聴者は貴方以上に耳と眼は肥えています。
心のこもっていない口先だけの演技に直ぐに気づきます。
そして最近は即投書でしょう。厳しい現実です。
原文を読み取る英語力は有形無形で貴方の評価に役立ちます。
そして英語プラス別な外国語。(フランス語)が役立ちます。

私は声優であろうとなかろうと東京オリンピックを迎える日本はこれから、また英語ブームが始まると思います。国をあげての国家事業です。老いも若きも日本のおもてなしのため英語が必要になると思っています。勉強に無駄なことは何もありません。そして高い教育が貴方を助けるのです。
参考までにオリンピックの公用語はフランス語と英語です。

声優さんの仕事はどんなものがあるのか調べてみましたか?
声優さんは全国に何人ぐらいいるのですか?
声優一本で食べていけるのですか?

この三つの質問に貴方はどう答えますか?

このサイトにも声優の方が白書登録していると思います。
いずれ回答を頂けると思いますが高校生なら一からの質問は無しです。

貴方の人生の第一歩です。質問の丸投げではなく調査した上での各論について質問して下さい。

最後にもう一つとても大事なアドバイスをプレゼントします。
万が一何ならか事情により声優の道をあきらめた場合に備えプランB(代替案)を考えることを提案します。その時にまず役に立のが学歴です。大卒ブランドはこれからも生き続けると思います。


[A.1]

今のあなたは”セイユウ”のことで一杯一杯の様に感じます。
一呼吸おいて冷静になれば沢山の可能性のあることに気が付くと思います。

例えばこのサイトは事前にチエックしましたか?

http://sei-yu.net/

この中の賛助会員登録の中に有名な某大学芸術学部の名前があります。
ここにチャレンジすれば先生から理解と支援を受けられるのではないでしょうか?

セイユウの道=専門学校一本ではありません。

質問の記述を読んであなたの気持ちは良く理解できます、が、
質問の行間を読むと貴方の素顔が浮かび上がります。

先生がたの意見に反論したり自己主張するときにはその基となる証明が必要です。
生徒自身が先生以上に勉強し論破しなければなりません。
先生がたの強みは教育です。そしてその環境の中だけで生きています。
貴方が目指す職業は一般的には先生がたは経験のない職業でしょう。
だから実態を知らないのです。生徒を指導できるのは自分の知る世界です。
そして多くの場合過去の成功体験が先生自身の自信につながっているのです。
生徒は社会のことは何もしらない、自分の知らない世界に飛び込む生徒を危険にさらせることが出来ないと思っているのではないでしょうか。

過去と他人は変えられません。でも貴方は自分の意思と自己責任で変えられるのです。

優先するのは貴方の意思です。それ以外の人たちは誰も責任をとれません。
責任がとれないからこそ若者がチャレンジすることには多くの場合反対なのです。

学校の体面の問題もあるでしょう。多くの場合高校は卒業生を何人国立大学などの有名校入学や大学進学率で評価を受けています。これも一つの理由かも知れません。
貴方もいつか保護者になり我が子の教育を考える時期になったら教育者の事情が良く分かる様になります。