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回答・コメントする(No.11986)

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もっと教えて!フォーラム 質問 NGOなどの非政府組織および発展途上国で働くためには何をすればいいですか?

[Q] 私は小学生のころから人にお節介を焼くのが大好きでした。あとドキュメンタリーを見ること。ある日発展途上国の子供達のドキュメンタリーを見て感動してユニセフへ募金するようになりました。
それで満足していたんですが、最近になって「戦争がなかったら」という本を読んで募金するだけではただの自己満足にすぎないし、私の募金が私が届けたい人達に届いているか?実際に現地で働いてその国の発展に力になりたいと思うようになりました。
さらに調べてみて、NGOへの興味が湧いてきました。
大学院に進むべきか?(私は大付に通っています)また、一回、一般企業に入るべきか?留学は?もうさっぱりです。
なんでもいいので教えてはいただけないでしょうか?

[A.3]

こんにちは。あなたのような若い皆さんが海外に向けて視野を持つことはとてもいいことです。一方で、特に現地支援活動を目的に働く場合、きれい事だけではやっていけないことも事実です。中学生のあなたにそうした「みにくい大人の世界」のお話をするだけでは、このサイトの存在意義がない/回答する大人として芸がないので、少し違う視点も用意したいと思います。

1.勉強はしっかりしましょう。あなた一人である地域の人々が抱える問題を全て解決することはできません。だけど、あなたが持っている専門的な知識や経験は、他の人の知識や経験と合わさることで、役立つことがあるかもしれません。
医療や衛生の分野で役に立ちたいのか、農業やその他の産業を援助して地域を豊かにしたいのか、それとも戦争や紛争を防ぎたいのか…。それぞれで必要とされるものが違うということはお分かりだと思います。途中で変わってもいいですから、特にあなたが関心を持つ分野のことを、よく学んでください。
それから、語学はよく学びましょう。英語以外にもう1言語使えるよう、努力してください。

2.あなたが実際に援助活動で現地に入ったとき、仕事の半分以上は「調整業務」です。日本流に言うと「根回し」になります。あなたがよく分からなくて当たり前。これは大人のお仕事だからです。
あなたが国際機関/NGOの職員だからといって、あなたの言うことを現地の方がハイハイと従うわけでは決してありません。私たちから見ると明らかに間違っていることでも、現地の方にとっては何らかの正しい理由があって続いていることだってあります。それをどうやって説得するのか。こういう事は勉強では教わりません。あなたが文字通り泥をかぶりながら学ぶことです。

3.ここ10年で日本にも国際援助を目的としたNGOが多数生まれています。ただ、その大半は規模が小さく、専門の職員を雇うほどのお金の余裕がありません。また、規模の大きなNGOは確かに優れた活動をしていますが、その分そこで働くのはかなり難しい(並の一流企業よりたいへんです)。
あなたがNGOに所属して海外で働こうとするなら、例えば数年間は収入が少なくなることも覚悟する必要があります。普段はアルバイトでお金を稼いで、渡航費用がたまったら派遣職員になる、というすごい生活をする若者もいます。そこまでやるかどうかは別にして、お金という点では必ずしも恵まれないことは覚悟すべきでしょう。

4.海外支援を志す若い皆さんの多くは、「青年海外協力隊」制度で海外に向かっています。これが唯一の道というわけではありませんが、確かにチャンスの一つではあります。あなたが大学を卒業する頃、やはり今と同じ夢を持ち続けているなら、選択肢の一つに加えてみてください。


[A.2]

■私が言いたいのは
日本を出て、ほかの国で活動するのは、非常に困難なことです。
日本でサラリーマン・サラリーウーマンをやっていくのだけでも困難なのにわざわざ自分が苦労し、しかも、得られるものが何もない「自己満足」の世界だったとするのなら、
その道は歩まない方がよいのではないのか?というのが私個人の意見なのです。

日本は素晴らしい国です。それを外国に伝えることも大切ですし、今後の若い人たちは日本の素晴らしさをもっとよく勉強するべきだと思います。

私は、高校の時は、ギターを片手に、アメリカでロックミュージシャンをやろうなんて話をしていました。
それと同時に「プログラマ」という現実的な道を歩もうとしていたのですが、プロになるというのは、生易しいものではないのです。
発展途上国というところは、日本と比べるとはるかに危険な場所です。
一人で歩いていたら、次の日には死体で発見されることもあるかもしれません。
現実に、アメリカ・デトロイトでは、男性だとしても、単独で歩くのは殺してくれとでも言ってるようなもので、女性がデトロイトの倉庫街を歩いたのであれば、暴行される可能性もかなり高いのです。

発展したアメリカでも、「10ドル渡せ」と言われて、「100ドル」渡したら銃で打たれることがある国です。
(10ドルなら警察には言わないだろう。もし、100ドルなら警察に被害届を出すかもしれない。だから殺す。という考え方です。)

■私で教えることができるのならば
私で教えることができる範囲であればお答えします。
あと、自分の道は、自分で勝手に決めていいものではありません。
育ててくれた親の意見というものがあります。
結婚なども、好きだからいいじゃん。とは今の時代でもいきません。

以上


[A.1]

最近、回答しまくっている「市紀(しき)」です。

世の中には、いろんな立場の人間がいます。

国によって千差万別。国のなかでも、上下、左右、様々です。

知ってもらいたいのは、自分がどのような立場であるかです。

大学院に進むのとか、募金するとか、NGOにいくとか、そういうのは結果としてそうなっているだけで、本当のところは些細な問題でしかないんです。

本当にNGOとか行きたいとかなったら、かなりの苦労と、現実とのギャップに苦しむはずです。

学校の先生だって、上、下があるのはわかりますよね。
教頭先生や校長先生が偉いのと、担任の先生が偉くないとかわかりますよね。
それが、上と下があるということです。

左右とはなんでしょう。
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左翼(さよく、英:left-wing, leftist, the Left)または左派(さは)は、政治においては通常、
「より平等な社会を目指すための社会変革を支持する層」を指すとされる。
「左翼」は急進的、革新的、また、革命的な政治勢力や人を指し、社会主義的、共産主義的、または、無政府主義的傾向の人や団体をさす。

右翼(うよく、英:right-wing, rightist, the Right)または右派(うは)とは、保守、愛国心、国粋主義的な思想の傾向を指す。
一般に、伝統的な社会秩序や価値の維持や、伝統的に形成された社会的地位や身分などの社会的成層への支持を表すために使われる。
類義語には「保守」や「守旧」など、対義語には「左翼」や「革新」などがある。また「右派」や「左派」は、各集団や勢力の内部で、更に相対的に「右」「左」を示す場合にも使用されている。

(Wikipediaからのコピー)
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例えば自分の家が、左右どちらかなのか考えてみるといいでしょう。

もしかしたら、あなたが見たドキュメンタリーは、左の人が作ったのか?右の人が作ったのか?
どちからに傾いているはずです。
学校の先生もどちらかに傾いていて、教えるときに、どちらかに傾いている可能性もあります。


と、難しい話はよしにして、単純にNGOや発展途上国で働くには、そういうホームページとか沢山ありますんで、Googleで検索すれば、私が紹介するより最も良いサイトが見つかるはずです。
よって、リンクは書かないことにします。

■例えばだが
発展途上国に行くということは、大人からすると、「それカッコイイから、そいういうのやりたいの?それとも、平和な日本をでてウォシュレットもないトイレで用をたすわけ?」となります。
ほかにも、ネガティブな言葉は腐るほどあります。
いくら、日本という国の情勢が悪くなっているとはいえ、いま「発展途上国」と呼ばれている国が、日本という国を発展的に追い越すことはないでしょう。

■そういえば
うちの近くの医者が、発展途上国である「カンボジア」に行って医療行為をしてきたそうです。
それも、自分が住んでいる建物や病院を売り払ってです。
もう一つ言い忘れていましたが、上下左右意外に、宗教があります。
初対面の相手に、「政治の話と、宗教の話はするな」とうちの親から言われています。
重要な要素として、「宗教」というものがあげられます。
その、「カンボジア」に行った医者は「キリスト教・プロテスタント系」だったそうです。
私の場合、キリスト教に対する信心深さもなく、幼稚園はキリスト教・カトリックだったと思いますが、イエス様の教えは私には分かりません。

■自分にできる精一杯のことをせよ
人間というのは、それほど強い生き物ではありません。
貴方のことは、「貴方を必要としてくれている人」がいるはずです。
NGOになって、発展途上国を「発展」させるために活動し、認められたら、その国からは「栄誉」が与えられるはずです。

その「栄誉」は、技術的な面での活動だったり、医療行為だったりするかもしれません。