HOME > もっと教えて!フォーラム > 自動車・電車・飛行機など「乗り物」に関わる仕事 > 回答・コメントする(No.12086)

もっと教えて!フォーラム
回答・コメントする(No.12086)

いつも、子どもたちの疑問にお答えいただき誠にありがとうございます。
13hw編集部より、ご回答くださる際のポリシーに関するお願いです。
 
  • 回答は、基本的には、その職業の方(または経験者、相応の知識を有する方など)にお願いしております。
    しかしながら、なかなか回答のつかない質問もあります。
    投稿されてから2週間経っても回答がつかない質問に関しましては、職業などに関係なく、ご回答のご協力をお願いしたいと考えております。
  •  
  • 白書の皆様におかれましては、貴重な時間を割き、子どもたちの質問に丁寧にお答えくださったり、叱咤激励してくださって誠に感謝しております。
    このようなお願いをするのは大変恐縮なのですが、勇気を出してこのサイトに質問を投稿してくれた子ども達に、よりよい情報を提供したいと考える当サイトの運営ポリシーをご理解・ご了承いただけますと幸いです。

もっと教えて!フォーラム 質問 将来、自動車開発の仕事に就きたいです。

[Q] 中学生(女)

初めての質問です。
私は、小さい頃から車が好きで将来、自動車開発の仕事に就きたいと思っています。

ですが、自動車開発に就くにはどのような分野の勉強をすればいいのでしょうか?

大学などを調べてもいろいろな分野があるので、よくわからないです。

回答よろしくお願いします。

[A.7]

トラック野郎さんご回答ありがとうございます。

すごく大変な仕事なんですね!
勉強も体力も必要とは思いませんでした。

これから、自分の苦手なことを復習してもっと勉強が出来るように頑張って行きたいと思います!!

ありがとうございました。


[A.6]

そのまんまの仕事ありますよ~

「実験」さんですね。。

新車開発の実行段階に入ってくると、デザインさんのデザインや企画を元に設計がこれに構造を考えて、具体的な3DモデルをCADの中で作っていきます。
今、簡単に作っていきますって言いましたが、一つの部品(たとえば、L字の鉄板にNUTがついてるホースのブラケット)なんかでも、強度や耐久性、防錆や生産する時の設備、コスト運びやすさなどを考えて、以前の車の情報を元にしたり、CAEを駆使してなるべく机上で計算&予想して、作っていきます。この時、私達生産技術も入っていきます(作れない形なら意味が無い)。

この辺から実験さんの本番が始まります。。。
すったもんだの末、部分部分の実験が始まり~終わって、試作車が作れそうになってきたら順次試作車を生産して実験が始まります。
企画に沿った性能や目標とするフィーリングがあるかなんてのを、ひとつひとつ「評価」確認していきます。
また、耐久試験で規定の耐久をクリアするかといったところから、さらに進んでたとえ壊れても「安全な壊れ方」をするかなんて確認もあります。(何があっても自動車は安全第一!なのです)
当然、改善案も提示していきます。

この仕事は知力、体力どちらも必要です。頭も体も鍛えておかないとできません。

灼熱の砂漠を想定した高温試験に、大型の振動試験機での振動試験、悪路を走り回る悪路走行やらなんやら。。。また、耐久試験は ドア開閉○十万回とか、ホイールを高速回転させて壊れるまで。。なんて気の遠くなるような試験があります。
この辺はまだ、「測定できる数字」で評価結果を出せるからまだわかりやすい。。

フィーリング評価ってのもあります。
彼らは、人間の感覚も評価して数字にして出してきます。(評価方法は内緒です)
たとえば、シートの座り心地。ドライバーが長時間座るだけに毎度恒例重要視されるところです。
(あなたのお尻がその車のフィーリングを決める!)

20年前くらいは、ドア閉まりフィーリングの評価が各社で重視された事がありました。

高級車のドアの音と安い車のドアの音や閉まりやすさって比べたことありますか?

「低い小さく1回の音でしかも、軽い力で閉まる」が理想なのですと言う事で。。。
これまた、色んな測定機やら、その効果や構造の解析、対策でドタバタがありました。
私も若い頃生産側と言う事で共同でやっていたのですが、毎日ドアの開け閉めさせられてて、手首おかしくなってました(^^;

と、言う事を考えて行くと。。。
まず、自分の専門を確立する必要があります。
私は機械です。とか電子です。。材料関係。。ですとか。。。理工系ですな。
自分で評価方法を考え出して、実験装置も考案、製作するくらいの知恵が回る実行力も必要です。

で、さらに最近流行りの言葉で言うと「ビックデータ」の取り扱い。
これは、生産技術などでは古くからなじみだったのですが。。
ここ20年あっちでもこっちでもコンピューター化が推し進められて、過去に比べると比較にならない程、大量のデータが取得できるようになりました。
まるでデータの洪水におぼれているようです。。(俺だけか(^^?)
これを、自由に取り扱えるようになるには、「確立・統計」は確実に身につけておく必要があります。技術的な会議とかでは、統計上の単語は飛び交っています。この辺は高校で習うよね。

意外なのですが、中高での数学、物理、化学は最低使えるようになってないと駄目です。
「お前なんでこの会議来たんだ?」なんて言われちゃいますよ。
当然、それなりの社会人としてはそれ以外の英語や日本史、保健なんて知ってないと話にならんのですが。。。
また、体もしっかりスポーツするなどして鍛えておいてください。アジアの山の中や中東の砂漠で、長期間の実証試験!?なんて言い出したら、目もくらみそうです。

結局、今できる事は。。。
「学校でやっている勉強、部活はフルパワーで全部学びとって鍛えまくってください。」

こんなもんでいかがでしょ?
最近、開発も女性が増えてきました。以前は男集団でしたが。。。
CADの前からヘルメット被ってノート持って実車確認に行く、勇ましい女性社員が増えて心強い限りです。
ぜひ、我々の業界に来てください。

これでやる気になったかな??


[A.5]

トラック野郎さん、ご回答ありがとうございます。


私の自動車開発のイメージは、試作車を走らせていたり企画を考えていたりといろんなイメージがあります!


私的には、スポーツカーが一番好きなのでその試作車を走らせてデータをとったり、部品などを改良したりしてみたいなと思います。


[A.4]

トラック野郎さん、ご回答ありがとうございます。

私の自動車開発のイメージは、試作車を走らせていたり企画を考えていたりといろんなイメージがあります!

私的には、スポーツカーが一番好きなのでその試作車を走らせてデータをとったり、部品などを改良したりしてみたいなと思っています。


[A.3]

こんにちわバトンさん

「車が好きで将来、自動車開発の仕事に就きたい」・・・
初めてこういう質問見ました。
私の業界に興味を持っていただきありがとうございます。
最近は車に興味を持ってくれる若い人が減ってきているので嬉しいです。

私は、自動車会社に勤めています。生産技術として新車開発にも頭突っ込んでいます。。

バトンさんの考えている自動車開発ってどんなイメージですか?
CADに向かって図面書いているイメージですか?
なんだかわからない科学計算しているイメージですか?
それとも、試作車走らせて色んなデータを集めているイメージですか?
どんなのか教えてくださいよ!

昨今と言わずいつも自動車を取り巻く環境は連続して変わっています。
ちまたを賑わしている電気自動車やHVと言った、いわゆる「パワートレイン」関連の技術も
さることながら…
最近流行りの「アイサイト」なんかの自動ブレーキに代表される、安全運転技術も革新的に
進んできています。
この辺は、どっちかって言うと電気、機械技術のお話。。派手だからよく思いつくかと。。

さて、こんどはいかに自動車を使ってもらうか?というコンセプト、「こんな車を作ろう!」という、企画開発という仕事もあります。。
たとえば家族に優しい車。子供が乗り降りしやすいのはどんなドアはスライドかな?シートの高さはどれくらい?
あなたと私が楽しいお買いものに行くには「どんな形」の車がいいの?
最近は日本国内より、海外での自動車生産が増えていますっていうか過半数海外です。。
じゃ、その国の金銭感覚で買える車ってどんなの?どんな車がいいの??それで、構造も決まってくるよね。。
こっちは、マーケティングや自動車の技術を両方知った上で仕事する。。文系理系どちらも必要。。

かっこいいデザインのスポーツカー。。これはおっさんの古い考えか。。。
ちょっと趣向を変えて。。街に溶け込むバス。。最近は小型の便利でかわいらしいバスが大都市住宅街、地方で走っていますね。見た事ありますか?
これも使い方を考えて、新しく自動車をデザイナーさんがデザインした成果です。
こっちは美術系かな?
私は最近の車の中ではこの小型バス(ポンチョ バスで検索してみてください。残念なことに他社なのですが…)一番のお気に入りです。街で走っているのを見てても愛嬌があってかわいい。乗り降りも楽なノンステップ&エアサス、混みあった道路も小型ボデーですスイスイ。。こんなに人にやさしい車は見た事無いです。。

私がこの自動車業界に入った時の人事の方曰く「自動車は総合産業である」と言われた方がいらっしゃいました。
まさにそうです。
今日、肥大化した自動車産業はありとあらゆる産業の集合体になりました。
機械、電気、デザインと言った昔からの技術分野に加えて、環境、法規(法律屋も開発には居るのです)、材料開発(鉄やら樹脂、接着剤から電池まで)と言った環境に関わる分野が加わり。
最近は車を如何に安全に便利に使っていくか?と言う自動車の社会での位置づけそのものを考える仕事も出てきました。

まず、最初に書きましたがバトンさんの今持っている自動車開発のイメージを教えてみてください。
そしたら、何かいいヒントが出せると思います。

やっぱり自分の今持っているイメージの事出来たら楽しいですよね!


[A.2]

はんがんさん、ご回答ありがとうございます。

自動車を作るということは、とても時間がかかるのですね。
私の知らなかったことがいろいろ知れてとてもためになりました。

これからは、ニュースなどに目を向け自分の好きな科目などを伸ばして将来につながるように日々、努力していきたいと思います。

ありがとうございました。


[A.1]

こんにちは。あなたは自動車のフルモデルチェンジがどのくらいの時間をかけて行われているか、想像できますか? 1年、2年、もう少しかかるかな?
車種にもよりますが、今研究や開発を始めた自動車のモデルチェンジが実際に販売されるようになるには、少なくとも5年、その自動車メーカーの主力車種になると10年といった時間が費やされます。それだけの時間がかかるという事は、言い方を変えるとそれだけたくさんの人が自動車の開発に関わっているという事です。
これ以上ないほど荒っぽく言うと、自動車の開発には
A)どうやって動くのか(エンジン・モーター、あるいは足回り)
B)どうやって運転するか
C)中に乗る人にいい環境を実現するか
D)安全性をどう確保するか
E)車体のデザイン
F)全体のバランスを考える
といった、様々な要素が関係しています。科学のあらゆる分野が結集しているのですが、これも言い方を変えると、どんなことを学んでも自動車の開発に関係する可能性があるということです。
とりあえず、数学とコンピュータ(現在の自動車はコンピュータなしではエンジンすらかかりません)が得意であることにこしたことはありません。でも、あまりそういう事にこだわらず、今は自分の好きなことをよく学ぶだけで十分でしょう。高校に入学して、自分の好きな教科がもっとよく分かるようになってから、そこからどうやって自動車の開発に関係できるかを考えた方がいいと思います。

なお、いわゆる電気自動車が世の中の主流になると、自動車の開発は一気に姿を変えるかもしれません。今のような大手メーカーの寡占(かせん…意味は調べてください)ではなく、それこそ町工場レベルでも高性能な自動車が簡単に作れる可能性があります。それでは困るので日本のメーカーはハイブリッドカーや従来の内燃機関車の開発にいそしんでいる、という一面もあります。個人的には、この作戦は上手くいかないと思うのですが、別の考え方をする人もたくさんいて、どちらが正解かはまだまだ分かりません。
たぶん、あと20年もしないうちに、自動車の作る仕組みは大きく変化するはずです。新聞などの報道にいつも関心を持つように、心がけてください。