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回答・コメントする(No.12105)
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自然を助ける仕事について。
[Q] 私は大人になったら、自然を助ける仕事につきたいと思っています。
植林などをして、また、世界の熱帯雨林など伐採の影響で少なくなってしまった木々をまた、復活して見たいと思っています。そして、居なくなっててしまった生態を取り戻してみたいです。誰にも観られずになくなってしまった絶景を取り戻してみてみたいです。今の無力な自分が嫌です。何も出来ないのが。なので将来の為に自分は、何をしたらいいのか教えて下さいませんか?
丁寧にサイトを載せてくださり有難うございましす。そちらのサイトも後々見て行こうと思います。
私も1〜3の中だったら多分3を選ぶと思います。私も貴方のように自然について教えてみたいです。その発展途上の業界の発展を支えてみんなに森林について教えてみたいです。だけど、自分には一生懸命さが全然足りないと思います。その目標に向かってこれから頑張っていきたいです。
森が復活して喜ぶのは、全員とは限りませんもんね…。この答えにも辿り着けるように勉強していきます。
有難うございます。諦めず頑張っていきたいと思います。

こんにちは、ぶんさん。
私は、今自然ガイドの仕事をしています。
きっかけは、中学生の頃に、今のあなたと同じように思ったからです。
懐かしく思いました。
中学生の頃、環境破壊を知り、その環境を守る仕事につきたいと思いました。
環境を守るためには、いくつかの方法があります。
1つは、規制。法律などを作る、ルールを作ることで環境を守る。
2つめは、技術革新。例えばガソリンではなく廃油で走る車を開発することで二酸化炭素排出しない車を作ることができますね。こういう技術を開発すること。
3るめは、意識改革。人々の意識を変えることで暮らしを変えること。
どういう方法で守りたいかで、選ぶ方向性が全く違うでしょうね。
私は3を選び、社会教育活動として、環境教育を仕事にしています。
そして、前の方が言っているように、自然は助けられたいとは思っていないかもしれませんね。
自然を助けるのは、最終的には誰のためなのかを、考えて、
自分なりの答えを探してみてくださいね。
森が復活して、喜ぶのは誰か?
森が復活したら、困るものはいないのか?
今はまだ中学生ですから、たくさんの情報を集めて、
いろいろな人の意見を聞く機会を増やしましょう。
参考になるサイト、記しておきますね。
でも、本やサイトだけではダメです。
必ず足を運び、こういう業界の人に会うこと。
会うのも、1人1大学1会社ではなく、いろんな人に会うこと。
そうするためにはどうすればいいか、調べるのがサイトです。
この業界は、まだまだ発展途上の業界です。
いわゆる普通の給料、勤務体系は望めないことが多いです。
大事なのは、やる気と一生懸命さ、諦めない心、タフさ。
狭い業界ですので、先生や親でさえ知らない世界かもしれません。
覚悟も大事です。
聞きたいことがあればお答えしますから、質問あればどうぞしてくださいね。
頑張ってください。
●情報収集に
・国連大学 http://jp.unu.edu/
●専門学校
・東京環境工科専門学校 http://www.tce.ac.jp/
・岐阜県立森林文化アカデミー http://www.forest.ac.jp/
●大学
・森林学、水産学を学べる大学 http://shingakunet.com/gakumon-search/shiko_jd010/gakumon_j1040/?koshuL=daitan
・日本大学生物資源科学部 http://www.brs.nihon-u.ac.jp/
・東京農工大学 http://www.tuat.ac.jp/
ご丁寧な回答を有難うございます。
人間は、この自然に対してなんにもすることが出来ないんですけど、その瞬き一回分にも満たないがその小さくて大きな世界の自然保護という仕事について改めて興味を持つ事ができました。
自然をコントロールするBの方は、あまり考えませんでした。私はそちらにも興味を持ちました。これからかの夢についてどのような仕事につきたいのか絞っていきたいと思います。
確かにこれらの問題ら、大人でも難しい困難な議論となっているのですね。
有難うございます。これからもっと勉強して考えていきたいと思います。

こんにちは。
あなたは自然保護に関する仕事に興味があるのかな? その前提でコメントします。かなり背伸びが必要なので(そういう仕事なので仕方がない)、予め意識しておいてください。
1.まず、自然に対して人間が何かできることなんてほとんど何にもないことを、よく理解してください。
人の営みで自然が乱されていることは大きな問題ですし、特に生物多様性(世界中にたくさんの「種類」の生物が生きていること)に関しては取り返しのつかない一線を越えるところまで来ています。
ただし、それはあくまで「人間」の視点から見たことであって、ここ数千年の自然環境が人間の生存にとても都合がいいから、できるだけそれを守りたいという思いがあるだけです。地球の長い歴史の中では、今の環境はまばたき1回分にも満たない間の出来事で、その間に人間が多少何をやっても、(人間は滅びるかもしれないけど)地球という大きな環境の中ではたいした意味がありません。
2.でも、現実に森林などが人の手で破壊されているのでどうにかしたい、という考えを持つ人々はたくさんいるし、その考えは正しいと、私は思います。
ここで、すごく荒っぽく分類すると:
A)破壊された自然が元通りに近づくようコントロールする
B)そもそも自然が破壊されないようにコントロールする
の2つのアプローチがあります。
あなたはA)の方に関心があるようですが、今の国際的な自然保護活動はB)の方に重心が移りつつあります。もちろん、A)の活動がなくなるわけではありませんが、B)についても関心を持ってほしいと思います。
3.九州の阿蘇地方に「草千里ヶ浜」という絶景の地があります。見渡す限りの草原が広がっていて、とても美しい場所です。一方で、この風景は人間が自然に対抗してこの景観を維持しているという、複雑な事情があります。自然豊かに見えるこの場所も実は「自然」ではないのです。
では、どうしてこの場所はわざわざ人の手が加わっているのでしょう? そして、私達はこの場所をこれからどのように守っていけばいいのでしょう?
大人達が長い間議論を重ねてもなかなか結論が出ない、難しい問題です。でも、自然保護という仕事に就くなら、これと同じような話と、あなたはいつも向き合うことになるでしょう。少しずつでOKなので、あなたなりの考えをまとめてみましょう。その作業の中で興味がわいてきた分野があれば、それをもう少し掘り下げてみると、あなたの将来に役立つことがあるかもしれません。