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回答・コメントする(No.12212)
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青年海外協力隊について
[Q] 貧しい人を助けたいという思いから、青年海外協力隊になる道を夢として考えはじめました。
任期が二年ということで、就職する前、つまり大学卒業直後に参加できたらと考えています。
実際そういった方が多いと聞いたのですが、そうなるとどこの大学、学科が有利なのでしょうか。
もしくは専門的なことを学んでからでないと参加できないものなのでしょうか。
そうなればどういう分野で参加する道があるのか教えていただきたいです。
また、協力隊になれた前提になってしまいますが、任期を終えた後についてお聞きします。
私の希望通り、在学中での参加になれば、帰国したあとは就職することになると思いますが、具体的にどういった道に入ることになるのでしょうか。
幅が広いのであれば、異国の地で体験できたことを生かせる、国際的な仕事に就きたいと思います。
ボランティア活動の経験が募集条件になっていたり、協力隊での経験が存分に活かせそうな職種を教えていただければ嬉しいです。
よろしくお願いします。
>はんがん さん
ご回答ありがとうございます!
丁寧にご説明頂き本当に感謝しています。
自分がどれだけ勉強不足だったか分かりました。
「どんな協力隊になりたいか」ということにも見通しが持てました。
これからも自分なりに勉強していきたいと思います。
本当にありがとうございました。

こんにちは。青年海外協力隊に関しては、すでに公のりっぱなサイトがありますので、詳細はそちらに譲ります(あなた自身で探してみてください)。ここでは、社会人という視点で、あなたに簡単なヒントを差し上げます。
1.最初に、「青年海外協力隊」の隊員になるということは、それがゴールではなく、あくまでも通過点の一つだということを、よく覚えておいてください。言い方を変えると、隊員の任期が満了した後あなたはどんな仕事に就きたいかをよく考えてから、応募することが望ましいです。
2.海外でのボランティア活動が応募条件という民間企業は、恐らくほとんどありません(海外援助を目的とするNGO/NPOならありえます)。繰り返しになりますが、なぜあなたは海外協力隊に応募するのか、それを自分の人生にどう活かすのかを、最初によく考えてください。
もっとも、あなたが数年間海外で海外協力隊員として活動したという経歴は、企業から一定の評価をいただける可能性が高いことは事実です。「御社には私のこんな経験が役に立ちます」と言えるような経験を、ぜひ積んでいただきたい。それは現地の皆さんにもきっと役立ったはずだからです。
3.「協力隊」という名前の通り、任地先の皆さんに何かお役に立つことをしないといけませんから、ある分野において優れた技能を持つことは、海外協力隊に応募する上で最低限必要なことでしょう。「別に何もないですが、やってみたい!」というのは、現地の皆さんに対して失礼でしょう。
あなたはどんな分野で世界の皆さんのお役に立ちたいですか? 公のサイトにはたくさんの仕事の例が掲載されていますから、それをよく読んで自分にあったものを探してください(→それは将来のあなたの就職先をある程度絞ることと同じです)。
4.そういう専門的な技能と同等以上に必要なものは、コミュニケーション能力です。語学は重要ですが、もっと根本的な部分、見知らぬ人とどうやって心を通わすかということです。
たかだか2年程度の任期なんてあっという間です。その間に現地の皆さんにあなたという人間を分かってもらえるか、そしてあなたが現地の皆さんの思いを汲むことができるか。これがスムーズにいくかどうかが、あなたの赴任が成功するかどうかの最大のポイントでしょう。
せっかく赴任したけど、現地の皆さんと折り合いが上手くいかず、失意のうちに任期を終える隊員の皆さんは決して少なくありません。もちろんそれもいい経験なのですが、どうせ行くなら、現地の皆さんにも喜んでいただける方がいいですね。
色々と難しい課題もありますが、それを補って余りあるのが隊員の「若さ」というメリットです。だから「青年」海外協力隊なのでしょう。きっと。事前の準備は確かにたいへんだけど、まずはチャレンジしたい、という気持ちを大切にしてほしいと思います。それこそ若さの特権です。