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回答・コメントする(No.12240)

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もっと教えて!フォーラム 質問 心理学専攻の進路について

[Q] こんにちは。春から大学三年の者です。進路について悩んでいます。
私は大学で臨床心理学を専攻しています。
大学の友人や学科の先輩は公務員心理職に就業したり、大学院に進学して臨床心理士の資格を取得したりする人が多いです。
しかし、私はどうも心理の専門職(公務員心理職やカウンセラーなど)になる勇気が持てないのです。
公務員心理職の倍率の高さや、臨床心理士の安定した職に就く厳しさなどもありますが、私自身がかなりの人見知り、口下手(いわゆるコミュ障)、空気が読めない、悪い意味での天然、などであり、対人援助職に向いていないのでは、と思うからです。また、授業での話し合いや実習などを通しても、周りと比べてそう思います。
そこで、卒業後は心理学とは関係のない仕事に就こうと考え、少しでも人の役に立つならと公務員の行政職を受験しようと考えています。
しかし、周りの友達が心理職を目指している話を聞くと羨ましくなってしまい、心理の専門職への未練のようなものがあります。なので、公務員行政職試験への勉強もなかなか身に入りません…。
結局自分が何がしたいのかが問題だと思うのですが、それもよくわからないのです。
こんな状態の私に対し、厳しい意見でも構いませんので、何かアドバイス頂けると嬉しいです。長文申し訳ありませんでした。

[A.2]

ハロワのおやじ様、回答ありがとうございます。
何をしたいのかわからないのは私だけではないというお言葉に安心しました。
心理という狭い視野でしか仕事を考えていなかった自分に気付きました。
自分の強みや長所について、そのような場所で相談するなどして、よく考えたいと思います。
ありがとうございました!


[A.1]

何がしたいのか分からないのは貴方だけでありません。
多くの日本の若者の共通の悩みだと思います。

ではどうするか。
何をしたいから自分の長所と強みを活かせる仕事は何かと考えると答えが見つかります。

ー貴方の大学に専攻相談、キャリア相談そして個人的な悩みを相談できるカウンセラーはいませんか? もしいるなら貴方が最初に相談するのはこのカウンセラーの方です。
マンツーマンで対話することは互いの顔の見えない仮想空間で相談することに勝ります。

ーハローワークを利用することを考えてみませんか?
東京の西新宿に大学生専門の相談窓口があります。
貴方の住まいの近くにハローワークがあれば相談することをお勧めします。民間出身の人生経験豊富な担当者が親身になって貴方の悩みの相談相手になってくれます。

この二つの提案の最も重要な点は貴方の性格、強味と長所、そして適職を知る機会が与えられる事です。性格テストや職業適性検査などを通じて貴方は貴方の事を良く理解できることになります。
もし貴方自身でその答えを見つけたいのなら、アメリカ人学生が将来の職業選びの指針にするツルーカラーやマルチプルインテリジェンスをネットで検索してみて下さい。

貴方はこれから一生他者との関わり合いの中で生きていきます。
心理学を学ぶことは必ず貴方の将来の役に立ちます。学びに無駄なことは何もありません。
学ぶ生徒は2つのタイプがあると考えられます。
心理学で学んだ知識を活かし心の悩みやさまざまな障害を持つ人たちを支援したいと考えている学生、そして自分自身の心の悩みの解決方法を知りたいと考える学生です。

貴方自身が自覚している様に質問内容を読む限り心理専門の道に進むのはお勧めできません。
心理の呪縛をといたら他の可能性が見つかる可能性が高まります。

心理専攻の学生が一般企業に就職しているケースは沢山あることでしょう。
狭い社会で貴方の将来を考えるのではなく高所から考えると良いでしょう。

もう一つアドバイスしたのが自分と周囲を比較しないことです。
ここが良く理解できると貴方は自ら創った壁を乗り越えられます。
貴方は貴方なのです。生まれも育ちも違い価値観も違う人たちと比べても得る物は何もありません。
もし得る物があるとすれば劣等感と焦りそして負のオーラです。

不安は全て無知から来ます。だからこそ何でも貪欲に学ぶことが大事なのです。
教養が貴方の自信となり貴方を助けてくれます。

今貴方の内面がどうあれいざ仕事に就くと貴方は確実に変わります。
変わらないと貴方は生きて行けません。
時間と仕事の多忙が過去の貴方を忘れ去ります。

でもどうしても貴方が苦手を克服出来ないのならたった一つだけ解決方法があります。
弱点を強みに変える逆転の発想です。
今のままの気持ちで貴女で出来る仕事を考えてみてください。
その為に社会の常識を疑ってみませんか。大きく世界が変貌する中で先人たちが作った日本の常識すべてが世界に通用するわけではありません。今あるビジネスモデルの隙間にその可能性が眠っています。

まずは自分を知ることから始めて下さい。