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回答・コメントする(No.12271)
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ディズニーピクサーとコンタクトをとるには?
[Q] 私は、小さいときからとてもディズニーが大好きで今の将来の夢はディズニーピクサーです。今はディズニーの作品を全体的に見たり、ディズニーのキャラクターを書いたりしています。
私はまずディズニーピクサーさんにお手紙を書こうと思ってるんですが、英語が全く分かりません…。現在ピクサーで働いていらっしゃる方がいるのでその方に通訳をしてもらうことはありなのでしょうか?
そして、ディズニーピクサーがあるカリフォルニアにどうやって手紙をだすのかも分からないので分かる方はぜひ教えてください‼
そして、ディズニーピクサーになるためにはどんな風に大学などを進んだり留学すればいいのか教えてください‼

ロサンゼルス在住の映像ジャーナリスト鍋 潤太郎と申します。
私の専門分野ですので、お答えさせて頂きます。上記で先にお答えになられたお二方とは多少意見が異なるかもしれませんが、私の意見は「ハリウッド映画の制作現場で、実際に働いている人の視点の意見」としてご参考頂ければと思います。
私は何度もピクサーやディズニー・アニメーション・スタジオを訪問した事があります。親しい友人も、ここで働いています。
まず「お手紙」についてです。
内容にもよりますが、ごく普通の「ファンレター」でしたら、ピクサー(サンフランシスコ)かディズニー・アニメーション・スタジオ(カリフォルニア州バーバンク)の住所をインターネットで検索して、そこにエアメールで送れば良いと思います。言語は、英語の方が読んでもらえる確率は上がりますが、日本語でも大丈夫と思います。
私見ですが、ファンレターが、迷惑がられるという事はないと思います。
なぜなら、私がディズニー・アニメーション・スタジオを訪問した時、丁度スタジオ内では、世界中から届いたファンレターが期間限定で展示してあり、アニメーター達が休憩時間に自由に読めるように、廊下に張り出してありました。英語以外の言語の、子供達のレターも沢山貼ってありました。精一杯描いたキャラクターのイラストが入った、とても微笑ましいレターも沢山ありました。
ピクサーもディズニーも、世界中からアーティストが集まっており、”もし”スタジオのマーケティング担当者さんが「あら。このファンレター、何て書いてあるのかしら?」と思ってくれたら、その国出身のアーティストに意味を聞いてくれるような環境もあります。(もちろん「常に」「全ての手紙に対して」そうしてくれる、という意味ではありません。興味を持ってくれるような便箋や、綺麗な手紙り、イラストが上手だったり、等の場合は担当者さんの目に止まる事もあるでしょう)もちろん、英語で書いた方が、すぐに担当者さんが読む事が出来るので、そちらの方が便宜上は良いですが、日本語で書いても心は伝わる事でしょう。
★ただし★、もし「将来の就職について」アドバイスを求めるお手紙を書きたいと考えておられる場合は、先にお答え下さったお二方の意見と同様で、もうしばらく時間を掛けて、ご自身でリサーチをされた上で、実際に就職する年齢になった段階で、実際に打診をされる事をおススメ致します。
もし将来、ディズニーに限らず、海外のアニメーション・スタジオや、VFXスタジオへの就職に憧れや目標を持っておられるのでしたら、私の自著「ハリウッドVFX業界就職の手引き」をご参考ください。
「ハリウッドVFX業界就職の手引き」書籍版or電子書籍版
http://vfxhollywood.jimdo.com/
現在中学生のべーちゃんさんには、少し専門的で難しい内容だと思いますので、高校生以上になってから読まれても十分かもしれませんが、どうしても「今」興味がある場合は、とりあえず読んでみると、全ての意味は理解出来ないにせよ、何を勉強すべきか、何を準備すべきか、多少なりとも参考になる「かも」しれません。
また、私が最近ディズニーの日本人アーティストにインタビューした記事が月刊誌CGWORLDに掲載されていますので、もしご興味があればバックナンバー等でチェックしてみてください。どんな経歴を経てディズニーに入ったか、などがご紹介してあります。
ディズニー・アニメーション・スタジオ 土井香織さん
http://nabejun.blog.shinobi.jp/Entry/289/
ディズニー・アニメーション・スタジオ 成田裕明さん
http://nabejun.blog.shinobi.jp/Entry/355/
いずれにしましても、もし将来アニメーション・スタジオ等で勤務されたい場合は、アートの基礎やCGアニメーションの基礎をしっかり勉強してアーティストのポジションで入るか、大学の工学部等でコンピューター工学やプログラムの基礎をガッチリ学び、開発系のポジションで入るか、の2通りが考えられますので、どちらか自分が好きなジャンルの方の勉強をしっかり積んでおくと、将来役に立つかもしれません。
最後に、私がここでお答えした事は、すべての事例に当てはまるとは限りませんし、すべての方に当てはまる事を保障するものではありません。「自分の道は、自分の責任において切り開く」のがアメリカ流ですので、あくまでも、私がここでご紹介させて頂いた意見は「へー、そういう意見もあるんだ」程度のご参考にとどめて頂ければと思います。
頑張ってください!
はんがんさんほめことばを頂いとてもうれしいです。わたしのライバルは世界に沢山いるということ、本気がないと受け入れてもらえないこと、など知ることが出来ました。まず私の本気というのを、ディズニーピクサーさんに伝えていきたいと思います。英語は出来る限り頑張ってみたいと思いますコメントありがとうこざいました。
ハロワのおやじさん正直なお言葉ありがとうございます。確かにわたしはディズニーピクサーになることを少しあまく見ていたようです。これから英語を話せるよう聞けるよう使えるように勉強していきたいと思います。そして、アメリカでの常識などもしっかり学んでいきたいと思います。コメントありがとうこざいました。

こんにちは。あなたは実際にディズニー/ピクサー(以下「ピクサー」)に手紙を届けたい、と考えているのですね。それはすばらしい! なりたいなぁとぼんやり考えるだけではなく、とにかくチャレンジしてみようと思うことは、あなたが何かをかなえたいと望むとき、一番大切なことです。
そのチャレンジを応援できない大人がいることを、回答者の一人としてあなたに深くおわびします。ごめんなさい。
もちろん、手紙を送るだけではあなたの望みはかなわなくて、何らかのお返事をもらうことが大切です。これはとても難しい。そのことを最初に理解したうえで、よかったら以下の文章を読んでみてください。
1. あなたと同じことを考えているあなたと同じぐらいの年齢の人は全世界にたくさんいて、毎週山ほどの手紙がピクサーに届いています(2年前雑誌の記事で見ましたが、本当に山盛り!)。さすがにピクサーの方がそれら全部に返事を書くことは無理というか、基本的には返事は書きません。でも、彼らはちゃんと目を通していますし、日本のインターネット風に言えばごくたまに「神対応」があります。
2. あなたはピクサーの人に、あなたのどんな思いを知ってほしいですか? よく考えてみてください。それをできるだけ易しい日本語の文章にしてください。今度はそれを英語にしてください。学校の先生にヒントを聞いてもいいから、必ずあなた自身で英語にすることが大切です。たいていの要件は、中学生レベルの英語で十分伝わります。
たぶん、最初は何を書いているかあなた自身でも分からないと思います。そういう手紙を相手に送っても、向こうは読んでくれません。あなたが自分でこれ以上いい文章はできないと思えるまで、何度も何度も書き直してください。
3.たぶん、その手紙を一度送っただけでは、何も返事はもらえないはずです。で、あなたはそれで満足ですか? …たぶん、そういう人はピクサーで働くことはできない。自分の夢をかなえるために粘り強く挑戦し続けることができる人を、彼らは望んでいます。
例えばの話ですが、毎月1回1年間全部違った内容/話題で手紙を出し続けることができる。そのとき、お返事くださいと返信用の封筒と切手(工夫が必要です)ついでに便せん(あなたのイラストで飾った)を入れる…とにかく、読んでくれる方に少しでも「返事書いてあげようかな」と思わせる工夫が、あなたにはどこまでできるでしょう=つまり、私はネット上のメールではなく、ちゃんと紙の手紙を送りましょう、と言っています。
4.それだけ努力しても、あなたにピクサーから返信が来る可能性は、残念ながらとても低い。だったらあきらめるのか、それともチャレンジするか。これはあなたが決めることです。よく考えてみてください。
一つ言えることは、仮に手紙を出せなかったとしても、あなたが手紙を書こうとあれこれ考え、チャレンジすることは、今のあなたにはとてもいい経験になるということです。もし一度でも手紙を出せたらたいしたものです。
ピクサーにどうやって就職するかなんて、あなたが高校を卒業する頃に調べればいい(ここ5年で環境・条件が激変します)。大人の世界の事情は、あなたがその年齢になってから考えればいいのです。
まずは自分が夢にチャレンジするための準備をしましょう。最初にしてはちょっとハードル高すぎますが、それも楽しい経験です。今のあなたにできることは全部やらないといけないけど、チャレンジって本来そんなものです。
あなたの健闘と幸運をお祈りします。

コンタクトをとるのはやめて下さい。
今の状態ではピクサーからは全く相手にされません。
自筆で自分の気持ちを伝える日本人の文化はアメリカでは通用しません。
日本人の方がピクサーで働いていてもその方に翻訳してもらうあなたの行為はその方にとっては迷惑です。この行為は自分の我を貫くためには他人を犠牲にしてもかまわないと考える事につながります。他人と共存してこの社会で生き抜くには他人との良好な人間関係の構築が大事なのです。
手紙からメールの時代にとっくの昔に変わっています。のんびりやりとりする時代ではありません。
時間ほど貴重な物はないのです。
いつか”機微”が良く理解できる人間にあなたが成長し、ピクサーへの夢と情熱そしてそのための万全の準備ができた時にまたこのサイトで質問して下さい。
日本で当たり前のことはアメリカでは通用しません。
あなたが夢を実現できる時が来るのはアメリカとアメリカ人の価値観を本当に理解した時です。
英語がわからない人英語を話せない人はアメリカでは受け入れられません。
やりたい事とできる事は違います。
やりたくてもやらせてもらえる時代ではありません。
やらせてもらえるのはその為の準備をし夢の実現への情熱を持ち続けた人だけです。
アメリカはグリーンカード(永住権)を取得しないと働けません。ここが一番のネックなのです。
だからあきらめてください。
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と率直に本当の事を回答したらあなたの悲しい顔が想像出来ます。
だからここから先は夢のある話にしましょう。
あなたの夢実現への工程表。
ー英語を勉強して下さい。具体的な夢があるから学ぶのが楽しくなります。
ーキャラクター作りやストーリーを沢山書いて作品集を作って下さい。
作品とあなたの成長の記録になります。
ー高校、大学と一貫して関連した学部で学んでください。
ーその中で師事する先生を見つけて下さい。
ー留学するのは日本で英語を完全に習得した後です。
ーアメリカで就職するのはその職に必要な大学の学士や修士の資格取得が大前提です。
ここが日本の様に大学卒なら皆同じ文化と完全に違うところです。
ピクサーの様にアメリカ国内に限らず全世界から応募者が殺到する企業では、
応募書類をコンピューターでキーワード検索しピクサーの応募条件に合わない応募者を自動的に落とします。例えば学歴、経験など。
ーあなたがピクサーに就職出来る道は二つあります。
1.日本国内で活躍する超有名な作品制作者になること。それからピクサーに自ら売り込む。
2.カルフォルニアの超有名大学に大学院留学し卒業後にインターンとしてピクサーで働くこと。
あなたの能力しだいでグリーンカードのスポンサーになってくれる可能性があるかもしれません。
但しあなたが世界の誰も持っていない才能があるのが前提です。ピクサーにあなたに投資する価値があると認めさせなければなりません。
ピクサーの写真と現在募集中の求人案内です。
この意味が完全に分ったらなるための行動を始めてください。
http://www.pixar.com/careers
最後になりますが英語取得のためだけのアメリカ留学は全く無意味です。
時間とお金の浪費になります。アメリカ留学には確固たる目的がなければなりません。
但し夢が叶わないことも想定し常にプランB(他の仕事)を考える必要があります。