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回答・コメントする(No.12889)
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いつも、子どもたちの疑問にお答えいただき誠にありがとうございます。
13hw編集部より、ご回答くださる際のポリシーに関するお願いです。
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回答は、基本的には、その職業の方(または経験者、相応の知識を有する方など)にお願いしております。
しかしながら、なかなか回答のつかない質問もあります。
投稿されてから2週間経っても回答がつかない質問に関しましては、職業などに関係なく、ご回答のご協力をお願いしたいと考えております。 -
白書の皆様におかれましては、貴重な時間を割き、子どもたちの質問に丁寧にお答えくださったり、叱咤激励してくださって誠に感謝しております。
このようなお願いをするのは大変恐縮なのですが、勇気を出してこのサイトに質問を投稿してくれた子ども達に、よりよい情報を提供したいと考える当サイトの運営ポリシーをご理解・ご了承いただけますと幸いです。
出版業界について(出版業界ではない方にも)【即解希望】
[Q] 初めまして、まずは私の質問を読んでくださったこと、ありがとうございます。
ですが、この質問をさせていただいている背景には、「宿題」という大きな壁があります。
それはもちろん期限つきなので、できれば四月以内の回答をお待ちしています。
私は今までほとんどやりたい仕事について考えたことがなく、今回初めてこのサイトを利用させてもらいました。
私はたいていのことが得意、もしくは興味があるので、幸いなことにやりたいなと思える仕事はたくさん見つかりました。
しかし、どの仕事も結局は「楽しそう」「珍しい」「かっこいい」など深く考えずにやりたいと思ってしまっているので、本当にそれに就職する気があるかというと全然そうではないんです。
そうして分野をまたぎながらいろいろ見て回った時、もともと本が好きなこともあり、一番興味を惹かれるのは文章に触れる仕事なのだな、ということに気が付きました。
その後いろいろ見て回ったのですが、文章に触れる仕事というものはいろいろありすぎてはっきりと望む仕事は見つけられませんでした。
そして結局はまた、「楽しそう」で「かっこいい」出版業界の仕事に就きたいなと考えてしまいました。
長くなってしまいましたが、ここまでは前置きです。
質問は、
― 皆さんは仕事を決めるときどのようにしていましたか。
― 選んだ仕事、もしくは選び方に後悔はありますか。
以上二つが様々な職種の方全てに向けての質問で、
― 出版業界にある仕事で、(以降略)一番文章に触れられていると思う仕事は何ですか。
― 才能、もしくは多大な努力が必要とされる仕事は何ですか。
― 回答者様含め、職場の方々は仕事に充実感を得ていますか。
― 楽しいと思う瞬間、つらいと思う瞬間はありますか。
― どういう人が向いていると思われますか。
ー この仕事に就きたいと思っている人に、アドバイスのようなものはありますか。
以上が出版業界の方に対する質問です。
回答は、すべてをカバーしていなくてもかまいません。ですが、いろいろな方からの意見を聞きたいため、できるだけ多くの回答をお待ちしています。
ちなみに宿題となる質問は出版業界の方へ向けての終わり三つですので、それにはお早い回答、できれば四月以内の回答をお待ちしています。
とはいっても、四月を過ぎても気になることではあるので、いつでも回答くださって大丈夫です。
いずれの質問も、答えてくださるととても参考になります。よろしくお願いします。
もも(♂)さん、私の質問に答えてくださりありがとうございます。
何度も繰り返し読ませていただきました。どの回答もとても参考になり、特にアドバイスに関しては今まで持っていた仕事に対するイメージが塗り替えられる思いです。
やりたいことが職業として存在しているか確認すること、
必要な技術知識を知り習得準備を始めること。
この二つは、今のやりたいことがまだわからない私では実行に移すことができませんが、それを見つけるためにもとても大事な文だと思いました。
私は今のところ仕事を決めるのにまだ時間がありますが、それもすぐになくなってしまいます。それを踏まえて、もも(♂)さんのくださった意見を参考にしながらもう少し仕事を探してみようと思います。
細かいところまで答えてくださり、本当にありがとうございました。

>仕事を決めるときどのようにしていましたか。
新卒時は適当です。
高度専門職や大企業でなければ会社選び放題のバブル期でしたので、まぁ、世の中ナメきってました(笑
その後に転職や起業をしてますが本題から逸れるので割愛します。
>後悔はありますか。
ありありですよ。
若い子たちに同じ失敗をしてほしくないから偉そうなこと書いているんです。
以下はわかる範囲で。
>才能、もしくは多大な努力が必要とされる仕事
出版業界という前置きがあれば「営業」ですね。「努力する才能」が仕事の質や成否に直結しますので。
必要な努力の量は適性で決まります。向いてない人には多大でも向いている人にはただの日常です。
>楽しいと思う瞬間
世の中の流行や感動をつくっているのは俺だ私だという感覚はとても甘美で刺激的です。
>どういう人が向いている
流行に敏感でなければなりませんが、流行に乗せられやすい人は向かないですね。
>アドバイスのようなもの
何でもいいので「1位」を持っている会社を選ぶこと。
地域で一番、その分野で一番、発行部数で一番、一番最初に始めた、それをやってるのは自社だけ・・などなど。
会社や人は「いい仕事」に関わらなければ成長しないしお財布も潤いません。もちろん仕事の楽しさもわかりません。
この点でメディアや出版の業界は「1位」をもっていないと「いい仕事」は巡ってきません。
紙面を埋めるためにガラクタ記事書いてる出版社に勤めても楽しいことなんてまったくないし、人間性も成長しないのです。
とにかく「1位」が好きですから、就活でアピれる「1位」を学生のときにつくっておくといいです。
長文ついでにあなたへのアドバイスを。
仕事の楽しさは、「ヒト・モノ・カネ」の流れを俯瞰的に理解してようやくわかるものです。
仕事のカッコよさは、頭を下げ涙を流してでも機会を逃さず期日までに完遂することです。
つまり本当の楽しさとかカッコよさは、おおよその中高生が考えているものとはまるで違います。
仕事とは要するに「金儲け」です。
会社で働くことは、会社がやってる金儲けの一部を担うことですから、好きを仕事にしたいならそれをお金に替える方法を知らなければなりません。
文章に触れる仕事をしたいなら、「文章をお金にする過程の中で自分は何をやりたいのか?」です。
たとえば原稿の文脈や表現を修正する「校閲」という仕事があります。
校閲の目的は商品の欠陥を直したり品質を高めることですから、「文章をお金に換える過程」に含まれる作業です。だから職業として存在しています。(ここが重要)
そして校閲の仕事をするためには、正しい文法力や語彙力がある上での多様な表現力が必要です。
多様な表現という部分で単に国語の成績が良いだけでは足りませんので、主体的な読書を長期間続けている人でないと難しい仕事でしょうね。
つまり中学生の職業学習の目的とは・・・
第一に、やりたいことが職業として存在しているか確認すること
第二に、必要な技術知識を知り、習得準備を始めること
それを知ることで子供の仕事観から脱却し、学校の勉強が仕事選びにつながっていることを知りましょう、というわけです。
知らないまま10代を過ごして就職年齢になると・・後悔するわけです。