お返事　おそくなって申し訳ございませんでした。

いろいろ、教えていただいて、ありがとうございました！
これからも、夢に向かって頑張っていきたいと思います！

応援ヨロシクお願いします＾＾

　サラさんお返事ありがとうございました。サラさんの周りにいる人はとても楽しいでしょうね。
　日本中の小学生がサラさんのように元気いっぱいになってくれればいいなと思います。

　サラさんがお父様、お母様と楽しく暮らしておられるのがわかって安心しました。

　「サラ故郷に帰る」のような素敵な物語が始まりそうですね。サラさんは文章を書く力をお持ちなので、毎日感じたこと、思ったことを書きとめていくことを習慣になされたら、あなたの将来にとてもプラスになると思います。

　せっかくですから、子役さんが長く芸能活動を続けにくいことについて少しお話します。

　映画に出演する場合、売れっ子の役者さんだと3人くらい、それなりの方でも1人ぐらいは綺麗なお姉さん（子役さんの時は女性が多いようです）が、1シーン取り終える度に、うちわでパタパタしてくれて、汗を拭いたり、衣装や髪の乱れを直したりと、至れり尽くせりしてくれますから、御殿女中にかしずかれた若様、お姫様気分です。あれしてこれしてと言えば何でもしてくれます。こういう「あま～い」環境でお仕事を続けていくうちに、いつの間にかワガママばかり言って周りの人を困らせるようになり、現場の雰囲気を悪くして、お仕事も来なくなり、世間から忘れられていく役者さんもおられるようです。特に社会経験の少ない子供の役者さんは、勘違いしてしまうのも無理からぬところです。
　
　ご両親が「子役やった子って　あんまり大人になっても続ける人いないよねえ～？」とお話されているのは、 子役の方も売れっ子になってくると、周りの人皆がチヤホヤしてワガママを受け入れてくれるので、御自分を甘やかして、向上心を失い、観客から飽きられるようになる人が多いせいもあります。
　
　大人になるにつれて、子供特有の可愛らしさが失われてくると、失った可愛らしさを知性とか、愛嬌とか、セクシーさとか、より高度な演技力や隠し芸など、何かで補わなければなりません。サラさんのトピックへの最初の書きこみで、演技だけでなく、知性と教養を身につけること、音楽やダンスなどのセンスを磨くことの重要性をお話ししたのは、子供らしい可愛らしさ、若者だけが持つ輝きを失っても、なお観客から求められる女優でいられるようになるには、外見の衰えを補えるだけの内面的魅力を磨いておかなければなりませんよ、という意味です。

　サラさんのお父様、お母様にもこのフォーラムを御覧いただいて、サラさんの夢の実現のため、どんなレッスンを始めたら良いかとか、どんな学校に進学するべきかなど、ご意見をうかがってみてください。

　サラさんの夢が1日も早く実現するよう応援しています。

お返事　ありがとうございました！
いろいろと勉強にもなったし、・・・・やっぱり「芸能界は厳しい」って本当なんですね。
でも、私はどんな役でもやりたいです。
依頼してくださるなら、とことん頑張ります！

ちなみに、「すくすくのびのび」の話ですが・・・・
母とそのカメラマン（？）さんはもともと知り合いだったらしく
「今度でる？」
「いいよ」
みたいな話をしていて、私が生まれたとき
「かわいいじゃん！！」
ってことで、でたみたいです。
別に、母から「だしてください！」っていったわけではないそうです。

それから、ココに来たのには私にも責任があります。
東京にいると、こちらが素敵な場所に思えたんですよね。（まだ2，3歳だったし・・・）
家族三人で（父、母、私）こちらの町内のお祭りに来た時、父はとっても地元の人に良くしてもらったんだそうです。それで気分的にこようかな～みたいな・・・。
父が
「はいっ！ママの実家の○○（地名）に行きたい人～！」
で、私はすかさず
「いく～！！」
母はいやそうでしたが・・・・。
でも、私、いろいろと女優について調べて子役にならなくてよかったっておもいました。
両親に聞くと
「子役やった子って　あんまり大人になっても続ける人いないよねえ～？」
って言ってるし、それが事実みたいだし。
今のうちにいーっぱい練習して、がんばりたいなって思いました。

なんか、また長くなってしまいました・・・
いいたいこといっぱいで・・・・。

また、コメントください

　サラさんの情熱は良く伝わってきます。
　子役さんでも、サラさんのように自発的にお仕事される方は少ないのではないでしょうか。以前スタントを指導する立場の方が、親に引きずられて熱意も真剣さも無いまま仕事される子役さんが多いと嘆いておられましたが、サラさんなら今すぐにでも活躍されるだろうと思える力強い文章です。

　でも、女優さんについて考えてみてください。女優さんにとって困ることは、自分の演じたい役が回ってこないことです。どれほど売れっ子の女優さんでも、まず気に入った原作を誰かに書いてもらわなければならず、さらにその原作がドラマ化、映画化されるほど売れなければならず、さらにドラマ化、映画化するのが、自分の所属するプロダクションと友好的な会社でなければならず、さらにその上で自分の演じたい役を獲得しなければなりません。これら全部が揃うのは極めて難しく、気に添わないお仕事をする場合がほとんどだと言っても良いでしょう。

　着ろといわれる衣装を着て、笑ってと言われれば笑い、泣いてと言われれば泣くの繰り返しで、毎日が何年も先まで決まっています。その上現場は辛いです。同じ演技を何度も繰り返し、いつ撮影が終わるか誰にもわかりません。だいたい皆疲れ切っていて不機嫌です。スタジオの空気は悪いし、ロケでは暑さ寒さも直撃しますし、必要な物も現場ではなかなか手に入りません。

　これだけの苦労に耐えられるのは、作品が完成した時の感激が他のお仕事に比べて格別だからです。自分の仕事が日本中あるいは世界中の人の目に触れ、評価してもらえます。フィルムやビデオに残された画像は永遠に残ります。出番が多いほど撮影の苦労は大きいですが、それだけ多く映っていますから完成した後の楽しみは大きいです。しかしそれは、映画がそれなりの水準の作品に限ります。そしてそれなりの水準に達している作品もまた少ないのです。

　以上のお話はサラさんの夢を奪うためにしたわけではありません。あなたの夢を育てるためにしているのです。原作・製作・監督・主演をこなし、ヒットさせている人が外国にはおられます。クリント・イーストウッド監督や、シルベスター・スタローン監督などなどです。ご自分が気に入った原作の気に入った役を気に入った表現方法で演じるためには、原作（ご自分でお書きになることも、原作者から映画化権・ドラマ化権を買い取ることもあります）、監督・脚本（あなたの選んだ方に委任する場合もあります）製作（ご自分でスポンサーを募ってオカネを集めます）をご自分でこなすのが最も確実です。実力をつけた女優さんなら、まず確実にこのようなことをお考えになるでしょう。

　もしサラさんが東京におられたら、既にスケジュール一杯で、このような将来のことをお考えになる機会は人生のずっと先だったかも知れません。そしてその時は、新しいことを学び、チャレンジするには遅かったかも知れません。

　お母様と東京を離れられたことが、将来大きなプラスと考えられるかも知れませんし、そうなるよう努力なさらなければなりません。何故なら、あなたの才能を一番理解されているのはお母様ですし（だからこそ「すくすくのびのび」にあなたをお連れになったのでしょう）、あなたを東京から離すことを一番ご心配になっておられるはずだからです。
　サラさんは文学的才能もお持ちのようですから、世界の名作文学を読み漁ってください。ストーリー作りに役立ちますし、感情表現が豊かになります。児童向けの名作映画やドラマを御覧になり、良い音楽に触れてください。学校の授業で楽器の演奏や、踊りやダンス、武道など、学べる機会に全て身につけるつもりで授業を受けてください。そして、「この子の才能を活かす機会を奪ったのではないか」いう不安で一杯かも知れないお母様に、「東京を離れたことを必ずプラスに変えて見せる」と、安心させてさしあげていただけると、私も嬉しいです。