HOME > もっと教えて!フォーラム > 動物から虫まで「生き物」に関わる仕事 > 回答・コメントする(No.1915)
もっと教えて!フォーラム
回答・コメントする(No.1915)
-
いつも、子どもたちの疑問にお答えいただき誠にありがとうございます。
13hw編集部より、ご回答くださる際のポリシーに関するお願いです。
-
回答は、基本的には、その職業の方(または経験者、相応の知識を有する方など)にお願いしております。
しかしながら、なかなか回答のつかない質問もあります。
投稿されてから2週間経っても回答がつかない質問に関しましては、職業などに関係なく、ご回答のご協力をお願いしたいと考えております。 -
白書の皆様におかれましては、貴重な時間を割き、子どもたちの質問に丁寧にお答えくださったり、叱咤激励してくださって誠に感謝しております。
このようなお願いをするのは大変恐縮なのですが、勇気を出してこのサイトに質問を投稿してくれた子ども達に、よりよい情報を提供したいと考える当サイトの運営ポリシーをご理解・ご了承いただけますと幸いです。
助けてあげたい
[Q] はじめまして。私は小さい頃から沢山の動物を飼って動物は大好きです。獣医という仕事に凄く興味があります。けれど、あまり勉強が得意ではないので最近は諦め気味です。倍率も高いし、難しいと聞いています。私は、海外にいる動物達や虐待を受けている動物を助けてあげたいんです。どのようにたら、なれるのか教えてください。
はじめまして私は小6です。将来獣医になろうと思っています。けどどんな学校を出ればいいの分かりません。知っている人は、教えて下さい。お願いします。

[size=3][/size][color=blue][/color]はじめまして。私の友人は高校の社会の教員です。彼の少年時代の友人は飼っていた犬でした。彼は人と関わることが苦手でした。今はそうではありません。彼は犬の習性をものすごくよく知っていて、その娘さんもそうです。彼女は弟達が拾ってきた3匹の犬をお父さんと眠らない日がある位、世話をして立派な子犬に育てました。とても怒っていました。どうして大事な大事な命を捨てるのかと。あなたも同じ気持ちだと思います。
確かに獣医になるのは難しいかも知れません。でも可能性がゼロとは誰にも言えません。
私はあなたの記事を読んで反射的に思い出したのは女優の田中美奈子さんです。以下、過去の新聞記事を部分引用します。
●女優・田中美奈子(34)
--------------------------------------------------------------------------------
動物ボランティア団体「elf(エルフ)」の一員として活動する田中美奈子(34)は、華やかな女優業とはまったく別の横顔をみせる・・・
「子供のころから、捨てられた犬や猫を見ると放っておけない。この連載のタイトル通り、マジで取り組んでいます」。売名行為と思われたくないと、取材も断ることが多い・・・
田中がelfを設立したのは99年。テレビ番組で訪れた英国でトリマー(動物の理容師)修業をしたのがきっかけ・・・
「英国では店で犬や猫を売っていないし、動物虐待に関するアニマルポリスや法整備など、動物を捨てないためのケアがすごい。日本が40年遅れている現実を見て、何かせずにはいられなくなったんです」。
帰国後すぐ専門家を訪門。ボランティア事情、他団体を見学し、愛玩動物飼養管理士の資格も取った。
「動物保護というと過激なイメージがありますけど、私たちのはすごく敷居が低いの。おばあちゃんの手を引いてあげるのと同じです」。
専用の保護施設がないため、里親が見つかるまで中心メンバーが自宅で「一時預かり」という形で保護している。田中が暮らす実家には、飼っている猫9匹に加え、保護している犬猫が10匹もいる。「みんなおとなしい子ばかり。子供のころはニワトリやリスなんかもいましたよ」
ペットを捨てる人に対し「最後まで責任をもって飼えないなら安易に買わないでほしい。そんなのを見て育った子供は、どうやって命の大切さを学べばいいの」
ペットを捨てる人がいなくなり、elfが消滅すること。それが究極の目標という・・・
◆田中美奈子(たなか・みなこ) 1967年(昭和42年)9月12日、千葉県生まれ。
参考◆愛玩動物飼養管理士 ペットケアアドバイザー。動物に関する法律や飼養管理などを体系的に修得し、人と動物が共存できる社会を実現するため活動する指導員。2級、1級がある。半年間の通信教育を受講後、試験を受ける。(社)日本愛玩動物協会。
お金のかかることであれば避けた方がいいと思います。お金を使わなくても何か知るきっかけになればと思いました。きっとHPがあると思いますので、まず情報を知る、それから始めてみてはいかがでしょうか。あなたの思いの中には、このように行動している人のことがよく分かるものがあるでしょうし、海外の取り組みも知ることができるのではないかと思います。