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回答・コメントする(No.2039)
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映画をつくりたい!でも・・・
[Q] こんにちは ^ー^ノ゛ 初めて投稿します。
わたしは映像で気持ちを表現したいので、アメリカの大学で専門的に映画を学びたいと思っています。
そしてカッコイイ映画監督になりたいのです‘▽‘●
(だから今、本気で英語を勉強してます・・・)
でも、映画製作ってどうしてもお金がかかりますよね?
映画の専門大学は学費が高い!し、プロになっても最初は無名で、自費で作るから、
映画製作はお金持ちじゃないとできない、と言われました。
ちなみにわたしの家はお金持ちではありません ;o;
親は「自分で稼ぐようになってから、海外の大学に行け」と冷たい返事。
・・・映画って、お金持ちの人しか作れないんですかね?(長くなってごめんなさい!)

こんにちは。ご質問後1ヶ月も経っているからもうご覧ではないかもしれませんが、せっかくなので書き込んでおきます。
映画館での予告編などを見ると、特にハリウッド映画の場合にはよく「制作費○百万ドル」なんて宣伝文句が並んでいて、映画って本当にお金がかかると思ってしまいます。でも実際には映画監督が自らその制作費を出していることはまれで、多くの場合はプロデューサーという人物がお金を工面しています(中には監督とプロデューサーを兼ねる人もいますが)。でも、多額のお金を集められるプロデューサーに映画作りを託される監督になるのは大変です。まだ実績がない若手の監督に大金を出してくれる奇特な人は、多くはありません。
ところで、あなたが作りたい映画ってどんなものでしょう? その映画にはどれくらいのお金がかかるでしょう? 一度でもそのことを真剣に考えたことがありますか? まずはここから始めてみてください。
あなたもご存知のとおり、今日本や世界で活躍している監督の多くは、ほとんど自主制作に近い形で映画作りを始めました。8mmフィルム(といっても分からないかな? )でせいぜい数分、長くても30分程度の作品をこつこつと作って、それが制作会社や配給会社に認められることで、監督への道を進んだという人が多いです。会社から資金を援助されることもありますが、自分の手持ち資金だけで作ることも少なくありません。アルバイトなどを続けて貯めた100万円程度のお金を大切に使って映画を作っていきます。ここが肝心。
限られたお金(予算)をどう使って、自分の思いを映像にするか、という作業は、映画監督にとってとても大切なことです。お金集めはプロデューサーに任せて、じゃんじゃん使っていこう、という考えの人はほとんど成功しません(中には例外もおられますが)。この部分のノウハウは誰からも教わることはできず、自分でそれを身につけるしかありません。いわゆる貧乏映画を作るのは、それを学ぶ絶好の場所です。
その経験の中で、あなたに才能があればもっと大きな作品にチャレンジできる機会があるでしょう。そのときには、あなたがこれまで手にしたこともないお金を委ねられることになるはずです。それをどう使うのか、あなたの経験が生かされるでしょう。
あなたが有名俳優でもない限り、映画監督としていきなり2時間長編映画などを作る事は、まず不可能です。その最初の一歩として、ほんの数分の映画作りがあります。それを作るためのお金は自分で稼ぐ。それぐらいの心構えがないと、映画監督になるのは難しいでしょう。
今やホームビデオとちょっとしたマイクとパソコンさえあれば、ど素人でも一昔前のプロ顔負けの技術で映像の編集ができてしまう時代になりました。言い換えると、せいぜい40万円もあればちょっとした映画作りに必要なハードは揃ってしまいます。映画作りでの資金面のハードルは、以前に比べると極めて低くなっています。結局のところ、映画監督を始めるのに必要なのは、多少のお金以上に「何を作りたいのか」という思いなのでしょう。
もっとも、「外国の大学に行くのなら、自分で稼げるようになってから」という親御さんのお言葉は一理あります。だって、日本の中でも映画は作れるのですから。まずは、あなたが自分の夢を叶えるにあたり、今できることと将来こうしたいということを区分して、自分の行うべきことを考えてみてください。

こんにちは。1ヶ月も経っているからもうご覧ではないかもしれませんが、せっかくなので書き込んでおきます。
映画館での予告編などを見ると、特にハリウッド映画の場合にはよく「制作費○百万ドル」なんて宣伝文句が並んでいて、映画って本当にお金がかかると思ってしまいます。でも実際には映画監督が自らその制作費を出していることはまれで、多くの場合はプロデューサーという人物がお金を工面しています(中には監督とプロデューサーを兼ねる人もいますが)。でも、多額のお金を集められるプロデューサーに映画作りを託される監督になるのは大変です。まだ実績がない若手の監督に大金を出してくれる奇特な人は、多くはありません。
ところで、あなたが作りたい映画ってどんなものでしょう? その映画にはどれくらいのお金がかかるでしょう? 一度でもそのことを真剣に考えたことがありますか? まずはここから始めてみてください。
あなたもご存知のとおり、今日本や世界で活躍している監督の多くは、ほとんど自主制作に近い形で映画作りを始めました。8mmフィルム(といっても分からないかな? )でせいぜい数分、長くても30分程度の作品をこつこつと作って、それが制作会社や配給会社に認められることで、監督への道を進んだという人が多いです。会社から資金を援助されることもありますが、自分の手持ち資金だけで作ることも少なくありません。アルバイトなどを続けて貯めた100万円程度のお金を大切に使って映画を作っていきます。ここが肝心。
限られたお金(予算)をどう使って、自分の思いを映像にするか、という作業は、映画監督にとってとても大切なことです。お金集めはプロデューサーに任せて、じゃんじゃん使っていこう、という考えの人はほとんど成功しません(中には例外もおられますが)。この部分のノウハウは誰からも教わることはできず、自分でそれを身につけるしかありません。いわゆる貧乏映画を作るのは、それを学ぶ絶好の場所です。
その経験の中で、あなたに才能があればもっと大きな作品にチャレンジできる機会があるでしょう。そのときには、あなたがこれまで手にしたこともないお金を委ねられることになるはずです。それをどう使うのか、あなたの経験が生かされるでしょう。
あなたが有名俳優でもない限り、映画監督としていきなり2時間長編映画などを作る事は、まず不可能です。その最初の一歩として、ほんの数分の映画作りがあります。それを作るためのお金は自分で稼ぐ。それぐらいの心構えがないと、映画監督になるのは難しいでしょう。
今やホームビデオとちょっとしたマイクとパソコンさえあれば、ど素人でも一昔前のプロ顔負けの技術で映像の編集ができてしまう時代になりました。言い換えると、せいぜい40万円もあればちょっとした映画作りに必要なハードは揃ってしまいます。映画作りでの資金面のハードルは、以前に比べると極めて低くなっています。結局のところ、映画監督を始めるのに必要なのは、多少のお金以上に「何を作りたいのか」という思いなのでしょう。
もっとも、「外国の大学に行くのなら、自分で稼げるようになってから」という親御さんのお言葉は一理あります。だって、日本の中でも映画は作れるのですから。まずは、あなたが自分の夢を叶えるにあたり、今できることと将来こうしたいということを区分して、自分の行うべきことを考えてみてください。