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回答・コメントする(No.4169)

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もっと教えて!フォーラム 質問 小説家の仕事のスタイルについて教えてください。

2008/06/02 05:37  ミユさん[小学生・女]

[Q] 小説家の方はどのように仕事していらっしゃるのか、どういうことに気をつけているのかを調べています。よろしければ教えてください。よろしくお願いします。

[A.3]

こんにちは、ミユさん。
「プロット」とは何か、お答えしますね。

「プロット」とは、小説の「あらすじ」のようなものです。
ただ、「あらすじ」は読者のために書かれるものですが、
「プロット」は基本的には制作者(小説家自身など)のために書かれます。

作家の多くは、小説を書く前に、このプロットを書きます。
プロットを書くことで、小説のストーリーの流れを全体として組み立てていきます。
プロットがあれば、小説本編は書きやすくなり、ストーリーの矛盾なども少なくなります。
また、編集者との打ち合わせは、このプロットを元に行ったりします。

プロットの書き方は、作家によってさまざまです。
私は、箇条書きで書いています(箇条書きにする作家さんは少なくありません)。
あまり人に見せるものではなく、アイデアメモのようなものですから、
自分が好きなように書けばいいのです。

例えば、こんな感じです。

○探偵(主人公)が、代々木公園をジョギング中
○ジョギングを始めた理由(回想シーン)。健康診断の結果。助手とのやりとり
○ジョギングで見かける女性。女性の説明。
○女性、急に倒れる(貧血?) 介抱する探偵。助手のイヤミ(嫉妬)
○病院に場面変更
○女性が女優だとわかる。助手、態度をかえる(実は大ファン)。
○女性とジョギング話に花をさかせる。むりやり話をあわせる。
○女性のマネージャー登場。
○助手が、探偵の身分を明かす。
○東京マラソンに出場し、ボディーガードをする依頼をうける
 (ちょっと無理やり感があるので、変更が必要か?)

あとは、このプロットにそって、小説やゲームのシナリオを書いていくわけです。

プロットは、まずは、おおざっぱなものを書き、
そのあと、細かなものを書いていくのが基本になります。
プロットを作っていくうちに、話に矛盾とかできてくるため、
話を組みかえたり、書きなおしたり、ボツにしたり、
プロットは何度も書き直すことになるでしょう。
プロット作りは、「ストーリー作り」そのものだと言えるかもしれません。


2008/06/03 09:40  ミユさん[小学生・女]
[A.2]

また、回答ありがとうございます。参考にさせていただきます。
中身とは関係ないのかもしれないのですが、『プロット』とはなんでしょうか。他の方の質問を見るとよくでてくるのですが無知さゆえに分かりません。どういうものか教えていただければ幸いです。


[A.1]

こんにちは、ミユさん。
以前の質問でも書いたとおり、私自身は小説を書くのを専業にしてないのですが
(出したことはあります)、知り合いに小説家やシナリオライターがいますので、
知っている範囲でお答えしますね。

まず、雇用のスタイルですが、フリーランスというスタイルが一番多いです。
会社員の小説家さんや、シナリオライターさんは、いないわけではないですが、
あまり見かけません。
フリーランスとは、会社員ではなく、自分で出版社などと契約し(複数の場合も)、
好きなように仕事をするスタイルです。
よくまちがえられるのですが、「フリーター」とはちがいます。

フリーランスの場合、まず、給料というのはありません。
小説家なら、原稿料と印税が収入になります(売れてくると講演料とかもあります)。
原稿料は、原稿用紙1枚につき何円、いう感じでもらいます。
印税は、出版した本1冊につき何円、いう感じでもらいます。
本が出せれば、それなりの収入が入ってきますが、本が出せないなら収入は0円です。
会社員ですと、失業すると失業手当といって、お金がもらえますが、
フリーランスの場合、失業手当はありません。ボーナスも退職金もありません。

あと、フリーランスには、勤務時間が決まっていません。自分で決めます。
平日の昼間から映画を見に行ったり、ディズニーランドに行ってもかまいません。
急に1週間くらい海外旅行に行くこともできます(締切に間に合えば)。
逆に、48時間ぶっとおしで仕事するのもOKです(会社員だと法律的にはNGです)。

と、いう感じで、かなり自由に仕事のスタイルは決められます。
実際には、毎日、同じくらいの量の原稿を書く人が多いようです。
小説家もシナリオライターも、たいていの人は、自分が1日書く平均の文章量と、
1日に最大に書ける文章量を把握していて、自分の仕事のペースを維持しています。
とはいえ、「もう1週間、1文字も進んでない!」ということもよくあります。

仕事をする時間は、これも人によって自由ですが、夜型の人が多いような気がします。
いつ寝ているのかわからないくらい、すべての時間で起きてるような人もいます。
普通の会社員と同じように、きっかり9~18時に働いている人もいる……と思います。

仕事をする場所は、たいてい自宅です。
売れている人は、仕事場を別に持っている人もいるみたいですが、
私の周りの人は、あまり売れてないらしく、自宅兼仕事場の人ばかりです(私もです)。
人によっては、私室と仕事部屋をわけている人もいます。
私は私室=仕事部屋ですので、色々なおもちゃが部屋にあり、誘惑も多いです。

仕事の道具は、今はほとんどの人がパソコンです。
原稿用紙に手書きの人はほとんど見なくなりました(また、編集も手書きを嫌がります)。
使っているのは、ワードのようなワープロソフトではなく、テキストエディタです。
テキストエディタにもいろんな種類があり、たいていお気に入りのテキストエディタがあります。
原稿が完成したら、今はメールで送ります。
打ち合わせなどをメールですることはありますが、私の場合は、できるだけ直接会って、
打ち合わせをするようにしています。
ただ、先方が忙しいときや、遠方のときには電話ですね。

仕事のスタイルはこんなところでしょうか?
「どんなところに気をつけているか」というのは、まさに作家さんそれぞれです。
その「気をつけているところ」が、作家さんそれぞれの個性になると思います。

ただ、ほとんどの作家さんは、いろんな知識を持つようにしていると思います。
いわゆる「知識の引き出しが多い」という奴ですね。
いろんなことを知っているだけでなく、その内容も深いです。
「何でそんなこと知ってるんだよ」とか「その知識どこで使うんだよ」
とツッコミを入れたくなることも多いです。

とりあえず、こんなところでしょうか。
「ここんところがよくわからない」とかありましたら、また質問してください。