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回答・コメントする(No.4330)
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税理士の働き方と将来性について
[Q] 今、自分の将来について考えていて、その中で税理士が魅力的だと感じました。<br><br><br><br>
調べたところ、税理士は独立開業ができるので、自分のペースで働くことができて、仕事も細かくわけられるため、週3日など短時間勤務も可能で、産休で休んだあとも復帰しやすく女性向の仕事、と書いてありました。<br><br>
しかし、実際に求人をネットで調べてみると、短時間勤務の募集などはありませんし、独立開業しても、人並み外れた営業力がないと年収は300万以下とありました。<br>
特に「税理士」を求めて採用している企業も見当たりませんでしたし、会計事務所の募集では、年収は250万~400万、と、一般サラリーマンの水準で、あまり待遇は良くないのかなと思いました。<br><br>
また、税理士はサラリーマンほどこき使われないのかと思っていたのですが、繁忙期の残業時間などを見ると、サラリーマンと変わらない数字でした。<br><br>
また、今の税理士は高年齢化していますが(2~30歳台は全体の11%で6~70歳台が47%)、これが、いずれ世代交代があるから追い風だ、とみるか、先細りの商売だという現象だ、とみるのか、迷います。<br>
<br>
税理士自体には、いろいろな社長に出会えるし、アドバイスを与える立場にもなれるということで、非常に魅力を感じますが、お金の面で言えば、普通にいわゆる大企業に就職した方が、確実に稼げる気がします。<br>
税理士は、その仕事が好きだから、お金のことは二の次で、という芸術家のような精神がないと難しいのでしょうか。<br>
または、私の調べた情報が偏っているのでしょうか。<br><br>
資格学校や税理士を目指している方は、税理士になれば人生デラックスみたいなことを言うので、実際免許を取られて仕事をなさっている方に教えて頂きたいです。
はんがんさん、太郎さん
もっともな回答をありがとうございます。
資格本や専門学校の甘い言葉に、惑わされていました。
独占業務があるから、なんなら短時間勤務でも、パート感覚でしかも高い時給で働ける、ようなことが書いてあり、
ちょっと難しい試験さえ越えれば、夢のような資格だと思ったんですが、
実際そんな働き方がメジャーになっているわけではないんですね。
現実的に、需要と供給について考えると、はんがんさんや太郎さんのおっしゃるとおりだと思います。
ありがとうございます。

こんにちは。資格は持ってないのですが税理士事務所で働いている者です。
普段は税理士も職員も各自担当先をいただいてその担当会社の帳面を処理するので短時間業務というと担当先から質問や相談の電話が、あった際、対応が困難になるので難しいと思います。
産休がどれくらいの休みか分かりませんが、復帰自体は数年じゃない限りしやすいと思います。でも休んでいる間にも担当先の帳面は進んでいき、少なからず担当先に迷惑をかける可能性があります。
なので事務所が『担当を持たなくていい。税理士しかできない部分の業務をしてくれ』というところでない限り自分のペースでは難しいと思います。
独立開業も軌道に乗れば安定しますが、ウチの所長も開業当初毎日外回りして頭を下げお客さんを掴むのが大変だったといいます。この時代小さな会社が潰れ、大きい企業は自分の会社内で処理し、一握りの会社も既にどこかの顧問がついている状態です。さらに大変なのではないのでしょうか?
やる気をなくさせてしまうようなコメントだったかもしれませんが、本当にやる気があるのであれば無理な事ではないと思うし、やっていけると思います。
しかし、その分諦めなければいけないところも出てくるかと思いますので、よく考えてみてください。

こんにちは。私は資格なんか何一つ持っていないのですが、一般的なことをコメントしておきます。
現在の日本で、これを取得していれば人生デラックスという資格は存在しませんちょっと前なら医師や弁護士などがそうだったかもしれませんが、彼らだって厳しい競争の時代に入っているのはご存知の通りです。
税理士資格を持っていれば独立開業できることは事実ですが、それは言い換えると「私の事務所を使ってくれるお客様を探さないといけない」ということです。事務所を開けば向こうから仕事がやってくるなんてことはありません。税理士が不足している一部過疎地域では多少事情は違いますが、こんどはお客様の絶対数が少ないでしょうし、あなたが地元の人でない場合、最初は何かと戸惑うことが多いかもしれません。要するに、独立するということは、生活が保障されているとは限らないということです。売れっ子税理士(?)として活躍するのも、資格貧乏になるのもあなた次第です。
一部大手企業の会計部門では、税理士資格を持つ社員が実際に存在します。その人たちの中には資格給をもらっている場合もありますが、それ以外は一般の社員と同じ人事評価体系の中に組み込まれていることが多いです。もちろん、税理士としてではなく、普通のサラリーマンとしての生活になりますが、生活は普通のサラリーマン並みに安定はするでしょう。あなたが他の人の税理士事務所で働く場合も、ある程度まではこれと同じ姿になるでしょう。
税理士は資格としての職業なので、自分のペースで働くことが可能なのは事実です。ただ、それがお客様/勤務先に受け入れてもらえなければ、仕事の量=収入は減るでしょう。「自分のペースだ」と言って週2日しか開かない病院に、あなたは積極的に通おうと思いますか?
一方で、それが社会のニーズにうまく合えば、評判も高まるでしょう。さっきの病院の週2日開業が土日だったら、診療科によってはそれなりに需要があるはずです。
なお、資格と産休取得などは直接関係しません。念のため。
あなたが税理士になってどんな生活を送りたいのか、どういう形でこの資格を生かしたいのか、よく考えてみることをお勧めします。なお、この資格の将来性については、あなた自身が判断するべきことでしょう。