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回答・コメントする(No.4344)
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なんて言い出せば・・・
[Q] 私は今、中3で、高校を決めなければいけない時期に来ています。そこで、学校から進路希望調査なるものが渡されました。
そこにか書かなければいけないことは、志望校のほかに、将来就きたい職業も書かなければなりませんでした。
私の夢はパイロットです。
けれど、どうしても親に言い出すことができません。
今回は、『未定』という形で一応提出しましたが、今後、いつかは必ず、親に夢を伝えなければいけません。
なんとなく、私の親も渡すの夢に気付いているようです。
でも、「なんになるつもり?」と聞かれると、「医者」などと答えてしまいます。
いつぐらいに言い出せばいいのか迷っています。
もう、言ったほうがいいのでしょうか?
長文ですみません。

ちなさんへ
前にも書いたけれど、悩んで良いのですよ。
親御さんとの関係を、(職業選択という場面に於いて)今よりもよくしようと思えばこそ、いつ言おうか悩むのだもの。
このフォーラムの他のスレに書いたのだけど、本をご紹介します。
ちなみに、この方も、「いつ言おうか」悩んでいらっしゃる方です。同じ悩みどうし、語り合ってみる、なんていう手もあるかも知れませんね…
http://minna.13hw.com/forum/viewthread/4278/
の一番下の方にある二冊の本です。だまされたと思って読んでみてください。
ありがとうございます。
頑張ってみます。
いつかは言わなければならないことだからこそ、早く打ち明けたいです。
そのほうが、自分も悩まずに済むという事にも気付きました。
ただ、まだそこまで気持ちが踏み切れていません。
少しでも早く、言おうと思います。

ちなさんへ
お返事ありがとうございました。
私は、もちろん、国際線などでない航空会社があるのは知っていました(調布などに…)。しかし、「自分で調べる」ということをしていなかったので、すぐには思い浮かばなかったのです・ちなさんは、自分の好きなことは、詩文で進んで調べることが出来て、とてもバイタリティが豊かですね。夢の実現に向けて、十分頑張れると思います。「家の方に打ち明ける」ほうも、時期を見て頑張って下さいね。
私も最初は航空会社は2社だけだと思っていました(^^;)
ここの部分については、興味を持ったことに対して調べていくと、色々分かるんだなと実感したところです。
お返事、ありがとうございました。

ちなさんへ
「パイロットになりたい」というお話しから、まず私の頭に浮かんだのが、ANAとJALです。ちなさんのお話は、私のそういう常識?思いこみ? も正してくれました。
「男女共同参画社会基本法」ができて、「職業上の男女差別は×」ということになりました。ということは…私は学校にいるので、実際のところよくわからないのですが、
…「職業上の男女差別」は、まだ存在する、ということを表しているのだとも思います。
この辺は、このフォーラムに回答されているほかの方にも伺ってみたいところですが…。ちょっと、スレを立ててみます。結果をごらん下さい。
少なくとも、文章を見る限り、「中学生のちなさん」はしっかりした考えを持っていらっしゃるようです。どの年齢になっても、たとえ、パイロット以外の進路になっても、このまま伸びていってくださったら嬉しいです。お返事まで。
みなさん、有り難うございます。
私は決してこの、パイロットという仕事に対して女性だからとか言う考えは持っていません。逆に、この男性の世界で仕事を男性以上に頑張っていきたいと思っています。女性だからだめだという考えは私は、本当にだいっ嫌いです。
確かに、なぜ、両親に言えないかと不思議におもわれていると思います。
これに関しては私も良く分からないままです。
本当は高卒で自社養成に入りたいと思っています(大手ではなく、大手企業の子会社は高卒で入社できます)。その分、両親にかかる負担は少なくなると思うので。
もしくは、航空自衛隊です。
次はいつあるか分かりませんが、進路調査があれば今度は書いてみようと思います。
ちなみに、理数は正直できません。でも、苦手意識を持つ前に何とかしたいと思っています。また、視力ですが、小さい時からそれだけはよく、裸眼で1.5はあります。
ひとまず、視力だけは保っていきたいです。
気持ちが皆さんのおかげで楽になりました。有り難うございます。

ちなさんへ
はんがんさんのご意見も、まこさんのご意見も、すごく説得力がありますね。
私はこう思います。中学生は「悩み多き年頃」です。で、悩んでいる自分が、罪悪に思えてきて、自分をとても嫌いになったりする…
でもね、大いに悩んで良いと思います。「悩み」は、自分が今以上に成長しようとしているから生ずるもので、「悩み」のない人に成長はないのです。
私なんかの年代になれば「悩んでいる」などということは、社会的に通用しないけれども、逆に「悩まない中学生」なんて、気持ち悪いですよ。
何か、本来的な意味での「進路」を考えるとても良いスレになってきたな。
一つ追記します。パイロットの資格について。
実は、大学四年生の息子が「ANAのパイロットも受けている」と急に言い出して、ビックリしました。法学部の学生だし、眼は、かなり悪く、中学の時にはコンタクトだったからです。結局、最終選考まで行きましたが、他に行きたい会社もあり、入社はしませんでしたが…。息子曰く、「何学部出でも、パイロットになれるんだよ」だって。
採用ページには、こう書いてあります。
1. 2008年4月から2009年3月までの間に4年制大学または大学院を
卒業・修了見込みの方
2. 1982年(昭和57年)4月2日以降に出生の方
※期間の定めのない労働契約で新規学卒者を対象とした募集のため
年齢制限をしています。
3. 身体的条件
(1)各眼の矯正視力が1.0以上 (裸眼視力の条件はありません)
(2) 各眼の屈折率が-4.5~+3.5ジオプトリー内であること
※屈折矯正手術、オルソケラトロジーを受けていないこと
4. 過去に当社自社養成パイロットを受験していないこと
だそうです。
はんがんさんも書かれているとおり、現在、パイロットが足りないこともあって「自社養成」という枠がある、というのを私も初めて知りました。
防衛大学校を出ていなくても、理科系を出ていなくても、女性でも、パイロットになる道は開けているのです。
ちなみに、息子は、防大も受かりましたが、そのルートでも、すべての人がパイロットになれるわけではないようです。
ただし、大学は出ないと受験資格がありませんね。中学生のあなたは、まず、そっちの基礎学力を固めることも大切なのではないでしょうか?

こんにちは、ちなさん。
自分の夢をご両親に言い出せない気持ち、よくわかります。
私は今の仕事になると決めた最後の最後まで、両親にそのことを言いませんでした。
ただ、私の仕事(ゲームデザイナー)のように、専門の学校を出る必要もなく、
資格も必要もない仕事ならともかくとして、
パイロットになるにはそれなりの進路を選ぶことが必要のようです。
航空大学校に入るにしろ、普通の大学から航空会社に入るにしろ、
ご両親の理解や援助は、あったほうがよいと思います。
「医者」という希望ならば、高校受験に関しては「進学校で理系」ということで、
パイロットと共通の進路になり、そんなに問題は出ないと思いますが、
大学受験では、大きく進路がかわってきます。
ですので、少なくとも高校に入ったら自分の気持ちをちゃんと伝えたほうがいいですね。
ただし今「医者」と言ってしまうと、ご両親も「医者なんだ」と期待してしまいますし、
なによりも、ちなさん自身の心にウソをついてしまいます。
「パイロットになりたい」と言いだせなくても、他の職業を出さず、
今は「未定」のまま、「いろいろ考えて悩んでいる」と言ったほうがよいと思います。
本当になりたい仕事を、他の人にむかって言うことはたいへんです。
「その仕事になるぞ~!」という、自分の意気込みを形にすることだからです。
ですので、ちなさんの「夢」が、具体的に「目標」とか「人生設計」になるよう、
パイロットことやパイロットになる方法をしっかり調べてみてください。
いろいろ調べて、自分の気持ちがはっきり決まったら、今よりもっと自信をもって、
「パイロットになりたい」と言えるようになるかもしれません。
私もいろいろ悩んで悩んで、「やっぱりゲームを作る仕事をする」と決めたとき、
ようやくそのことを両親に伝えることができました。
逆に、上ではんがんさんが言われているとおり、
なりたい職業を色々考えることができるのは、学生さんの特権です。
あまり深く考えないで、気楽に話してみるのもよいと思いますよ。
「医者になりたい」というのが「パイロットになりたい」になり、
またそれが別の仕事にかわったとしても、そんなのよくあることですから。

はんがんさんへ
またお会いしました。すごく文章がお上手ですね。
私が、ちなさんに伝えたかったことも、概ねそのとおりです。
「どうして自分の意見を親御さんに伝えられないの?」は、私も疑問に思ったとところです。今、「親殺し、子殺し」が大きな社会問題になっていますが、その底辺部として、親子の(真剣な)会話不足が、学校現場でも、大きな問題になっております。はんがんさんのような、側面からのバックアップはとてもありがたいです。これからも、宜しくお願いします。

こんにちは。中学3年生が進学先(進路)を考えるのは、あなたをはじめ多くの若い人たちにとっては、自分の将来についてはじめて真剣に考えないといけない機会なので、戸惑うことが多いと思います。まずは気楽に考えましょう。迷って当然なのです。今あなたが考えている夢と、1年後あなたが考えている夢が一緒でないといけないなんて規則はどこにもありません。無条件にいろんな可能性を探すことができるのは、学生の皆さんの特権です。
今あなたが思う将来の姿がパイロットというのは、とてもすばらしい。パイロットは慢性的に人手不足なので、あなたにその職にかなう素質があるなら、ぜひチャレンジしてください。
ところで、自分の将来を親御さんに伝えたいというあなたの気持ちは、とてもいいことだと思います。それをなかなか言い出せないのも人情ですよね。
でも、どうして言い出せないのでしょうか。あなたはそのことをよく考えたことがありますか? 親に話すのに、お医者さんはよくて、パイロットがダメな理由ってなんでしょう。どちらも人の役に大いに立つ(しかもなるのが難しい)職業ですが、あなたにとってどこがどう違うのでしょう。「そんなこと決まってる」なんて言わずに、よく考えてみてください。
頭で考えるだけでなく、紙にいろいろ書き出してみましょう。そうするうちに、だんだんと自分の気持ちが整理できるはずです。それを他人に伝えられるようになってから、親御さんに話してみましょう。無理して急ぐ必要はありません。向こうからは賛成・反対、いろんな反応があるでしょうが、それをよく受け止めてください。それができることが、夢に進む最初の一歩です。こればかりは誰も助けてくれません。
だけど、こういう経験をすることがあなたの成長なのですから、慌てずに取り組んでくれると嬉しいです。親御さんは今悩んでいるあなたの姿をちゃんと見てくれているはずです。

ちなさんへ
うちの学校でも、明日が、「第2回進路希望調査」の締め切り日です。生徒がどんなふうに書いてくるか、楽しみです。(^_^)v
「パイロット」をどうして、保護者の方に言い出せないのですか?
「女には無理」と思っているから? 「言ったら、反対されそう」だから?
そんな気持ちで言い出せないのなら、パイロットの夢は、諦めましょう。あの大空で、1人で、あの巨大な物体を、乗客(荷物)の安全を考えながら、運航するのです。「自分の判断」が特に要求される職種ですよ。
公民の授業でやったと思うけれど、「男女共同参画社会基本法」という法律が出来て、就職上の男女差別はしてはいけないことになりました。わたしは、生徒達に「これからが、本当の女性の頑張りどころだ」と言っています。今回のちなさんの質問も、それに当たると思います。
自分の希望をいつ言うかは、私が、もしくは他の回答者が決めることではありません。
これは、「ちなさんの問題」なのだから…
回答になったでしょうか? お返事お待ちします。