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もっと教えて!フォーラム
回答・コメントする(No.4351)

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もっと教えて!フォーラム 質問 どうしたら良いですか?

[Q] ミナミと言います。

すごく直球なのですが、私にはハッキリと言える夢がありません。

今小6で、来年卒業で、中学受験をするかどうかもきまってない状態でいま学年では「自分の将来の夢」というものを調べていて 今はとりあえず親の"なり損ねた学校の先生になってくれ"と、いうのです。今、なりたい夢がないのなら。


さすがに私もやりたくもなりたくもない夢はやりたくないんです。でもその時の私には親に「私にはなりたい夢があるの!だから私はその夢を目指す!」と言う考えも見つからず、ただただこくこくとうなずくことしかできませんでした。


でも私は絵や漫画を描くことが好きで、今も友達と一緒にあんまり上手ではありませんが漫画をかいています。

そのあと何回も何回も考えた末に、本当に自分でなりたい!と思えた夢が漫画家かイラストレーターでした。
このサイトを見る限り、漫画家兼イラストレーターをやっている人もいると聞いたので、私もがんばれば両方の夢をかなえられるかなぁ…?と思って、今もその夢をかなえられるように努力しています。



そこで思ったんです。

今私はどのようにすればその夢に一歩でも近づけるのでしょうか?



本当の夢を私はかなえられるのでしょうか?


お願いします!!!

[A.2]

こんにちは、ミナミさん。
私がやっているゲームデザイナーや物書きの仕事、
そしてミナミさんが目指している漫画家やイラストレイターの仕事、
これらはその仕事につくのに資格や学歴はあまり関係ありません。
そのかわり、「これすればその仕事なれる」というものもありません。
「クリエイター」として、作品を作る実力も運も必要ですし、
その仕事になって、しかも活躍できる人はほんのわずかです。

その上で、クリエイターとしてのアドバイスを3つしますね。

1つ目。
まず、作品をどんどん作ってください。
ミナミさんなら、マンガやイラストをどんどん描いてください。
作品を作らないクリエイターはタダの人です。

2つ目。
作った作品を人に見せてください。
見てもらって意見をもらえば、それで成長していけますし、
ほめてもらえば、それが何よりも、力になります。

3つ目。
漫画家やイラストレーターになるために、漫画やイラスト描くのではなく、
まずは漫画やイラスト描くことを楽しんでください。
「目的」と「手段」が逆になる(ちょっとわかりにくいかな?)と、ツライですよ。

あと、将来の夢を、今、無理に決める必要はありません。
また、決めたとしても変更はなんどでも可能です。
あれ? 4つ?


[A.1]

こんにちは。漫画家やイラストレーターについてのくわしいことがらはは本職の方の回答をお待ちすることにして、少し一般的なことを書いておきます。

小学生ではっきりと言える夢がない、というのはごく当然だと思います。こちらのサイトも含めて(笑)「夢や希望を持たないとダメ」なんて大人が勝手に言うものだから、自分の将来の姿がまだ見つからない若い人はあせるのだと思いますが、何もそこまで悩むことはありません。あなたが中学・そしてたぶん高校と人生の階段を上がっていくたびに、新しい世界が見えてきます。その中であなたがどんな人間として生きていきたいのかを、少しずつ考えていけばいいと思います。

漫画家とイラストレーターを兼ねるというのは、これまではあまり簡単ではありませんでした。大多数の方は、自分の発表した漫画に関連するイラストを書くことで「イラストレーター」とも呼ばれていますが、独立した作品としてのイラストを描ける人は、ごく少数です。
ところで最近では、同じ作品をアニメ・ゲーム・漫画・小説(その他)とさまざまなジャンルでほぼ同時に発表していくという手法がよく用いられます=メディアミックスと言います。簡単に言えば大人たちがその作品でもっとお金をもうけたいからというのがその理由なのですが、これは見方を変えると、それぞれのジャンルの垣根が低くなったということです。
この結果、作品から個性がなくなりつつあるという問題はあるのですが、いろんなことに首を突っ込んでみたいという人には、大きなチャンスにもなっています。あなたが大人になる頃にはこの動きはもっと進んでいるでしょうから、その流れにうまく乗ることができれば、あなたにもチャンスがあるでしょう。

友だちと一緒に漫画を書いていることはすばらしい。この時、どんなにむちゃくちゃでもいいから、絶対に途中で投げ出さずに、とにかく最後のコマまで書き上げることが大切です。
その作品をきびしく見てくれる友だちがいればいいですね。自分にとって耳の痛いことをきちんと言ってくれる友だちは、あなたの夢を育てるのに一番大切な財産でしょう。
おまけながら、「ただただこくこくとうなずく」という表現は楽しくていいですよ。このリズム感を大切にしながら、その光景を漫画/イラストで表現してみる…そういう練習ができれば、あなたの表現力は伸びるかもしれません。