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回答・コメントする(No.4458)
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声が似ている・・・
[Q] 前にもここにレスしたことがありますが、違う質問になってしまったので新しく書き込ませていただきます。
まあ単刀直入に言いますと、自分の声がある声優さんにすごく似ているらしいのです。
はっきり言って自分的にはそうは思わないんですけど、本当に今まで色々な人から似ていると言われてきました。
私は今「声の仕事に就きたい」という将来の夢を持っているのですが、アドバイスとして「声優に同じ声の人はいらない。声マネではなく、自分の声を生かそう!」みたいな事が色々なサイトに書いてあったりします。
私だって決して真似してるわけではないし、自分の夢だってあきらめられません。
やはり、同じような声では「声優」というお仕事に就くのは難しいのでしょうか?
回答お願いします。
こんにちは。 少し思ったことがあるので書かせてもらいます。
声の仕事に就きたい。 いいことだと思います。
似ているというのは決して声マネでは無いです!!!
また、ある声優さんで、声質が似ている人の後の引き継ぎをされた方もいます。
(日本語おかしくてごめんなさい…)
自分は自分です。自信を持ってください!!
やはり役に立たないですね…すみません
はんがんさん。とっても分かりやすいご説明とアドバイス、ありがとうございます。
やはり、同じような性格のキャラクターなどを演じるにしても声優さんの演技によって違うものになったりしますよね。とにかく、演技力がこの職業で一番重要なものだとわかりました。最初に声が似ているとかで悩んでいた自分がバカみたいに思えます…。最近の声優さんでは顔が綺麗な方やスタイルがいい方が多いみたいですが……そんなの関係ないっすよね!はい!
養成所のことも理解することが出来ました。
小学校という例がとても分かりやすかったです。確かに、その中でどれだけ実力を引き出せるか、認められるかで声優への道が開けるか開けないかが決まるんですね。もともと厳しい世界だとは知っていましたが、あらためて本当に厳しいんだと実感しました。
でも、諦めたくない私のたった一つの夢なので頑張ります。まだ中3なので、今は自分の声がどんな性格のキャラクターを演じることが可能なのか研究しようと思っています。たぶん、劇団に入ったりするほどの実力はまだないので。
はんがんさん。本当に分かりやすいアドバイスありがとうございます。
役に立つものばかりで、自分にとって足りないものが少し分かりました。

こんにちは。あなたが考えていることは、本来ならアニメ業界の方にお答えいただくのが一番なのですが、そうはいかない大人の事情が多いのがこの業界の特徴のようです。もう少し、門外漢の視点からコメントをしておきます。
1.今のテレビアニメのトレンドって何でしょう。つい最近までなら「萌え」と「ツンデレ」…大人の私としては口にするのもためらいたいキーワードが二つ浮かびますが、今のアニメ業界は、その次が何かを懸命に探しているというのが実情です。モノ作りの立場から眺めると、次に何が登場するかとても興味深い。
ともかく、萌えとツンデレがここまでテレビアニメを席巻してきた理由として、そういう演技にしのぎを削った声優の存在を無視することはできません。見方を変えると、萌えやツンデレから縁の遠い声優には、スポットが当たる機会が少なかったとも言えます。
これは一つのブーム、というより「そういう作品を作れば売れる」というテレビアニメの商業作品としての一面が色濃く出ていると言えそうです。当然、声優も萌えボイス・ツンデレボイスを演じないとたくさんお仕事がもらえないわけですから、チャレンジする人が当然増える。そこで才能のある人がうまい演技を見せるとファンがどんどん増えるので、さらに「そういう作品を作ればもっと売れる」となってゆく…。
と、少々極端に書きましたが、アニメというのが今ではかなり限定された層を狙った産業であるが故に、重要な役割を占めている声優の演技にも、ある種の「型」がはめられがちであることは確かでしょう。
2.あなたは上に書かれた話の内容を、どこまで理解できたでしょう。また、私が説明を省いた部分を見抜くことができたでしょうか。将来あなたが声優になれば、こうした現実をよく把握しておかないといけない。声優の養成機関は、そういうことを学ぶ場でもあります。
また、どんなことをするにしても、最初に基礎をきちんと学ぶことが大切です。職業として声を出すことは激しい全身運動なので、まずは声を出すのにふさわしい身体を作らないといけない。そういうことを効率よく学ぶために、学校なり養成機関があります。
あなたも小学校でひらがなのあいうえおから国語を学んだはずです。だけど、学んだことは同じでも、同じことをテーマに作文を書いても、みんな違う文章だったはずですし、テストの点数もまちまちだったはずです。
この点では学校も声優養成所も全く同じです。同じことを学んでも、その成果は生徒一人一人みんな違います。学校ではそれが成績として評価されますが、声優養成所の場合は、声優としてデビューするチャンスを与えられるかどうか、という形で表現されるわけですね。
でも、そこで与えられるのはあくまでも「チャンス」でしかありません。それをものにできるか否かは、あなたの才能と努力(と多少の運)であることを、忘れないようにしましょう。
はんがんさん回答ありがとうございます。
確かにそうですね。声優さんの演技が上手のは当たり前だけれど、その裏にはきっとさまざまな努力があるんだと思います。
私は今活躍されている声優さんにあまり詳しくはないんですけど、確かに同じような演技の方は多いみたいですね。そのときのブームとかに関わってくるんでしょうか?
私も難しいことだけれど私なりの演技が出来るように頑張ってみます。
でも、自己流はあまり良くないということをよく聞きます。だからといって、どこかの養成所に入れたとしても同じような演技しか教えていただけない気がします。(←自分的にですが・・・)
そう考えると養成所とは何を教えるところなんでしょうか?みんなに同じことを教えるなんて・・・ってどうしても思ってしまいます。

こんにちは。部外者につきあまりきちんとした回答にはなっていませんので、気軽に読んでみてください。
一卵性双生児の方々はちょっと別にして、世の中によく似た顔の人はいても、同じ顔の人はいません。声だって同じです。
だけど、テレビで活躍されている声優さんの声は確かに一人一人違うけど、大半の方々はやっている演技が皆同じ(だって、そうしないと人気が出ないから)なので、個性がないと言われれば確かにそのとおりかもしれません。あなたが無意識のうちにその演技をなぞった声になっていたら、どうでしょう。
あなたの声がある声優に似ているというのが本当かどうかは私には分かりませんが、大切なのはその声でどんな演技をすることか、ということだと思います。
ツンデレの女王とかいう称号(?)をもつ声優さんがおられます。申し訳ないが、個人的には必ずしも演技そのものはあまりお上手ではないと感じます。でも、似たような演技をする声優はたくさんいるけど、この人のお芝居は一枚上手(うわて)です。なぜかというと、この人の滑舌がすばらしいから。もちろん天賦の才能という一面もありますが、それ以上にこの声優さんが懸命に練習を積み重ねているから、あの超人的な台詞回しができるのです。そうした努力とご本人の特徴的な声質が上手く組み合わさって、あのツンデレ演技が生まれています。
自分の声を生かそう、とはこういうことじゃないかな、と思います。声質はその人の個性、それをどう表現するかが声優の腕の見せ所です。あなたの声が誰かに似ているのであれば、その誰かとは別の一面が表現できるよう努力することが、あなたの夢を叶えるのに少しは役立つはずです。