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回答・コメントする(No.5302)
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相談にのってください
[Q] はじめまして。中学三年生のminaと申します。
学校は、私立の中高一貫校に通っています。
今、将来の職業について悩んでいるのですが、
よかったら相談にのってください。
私は、外交官になりたいと最初は思っていました。
ただ、理由は稼げるからと親に言われたからで、
実際、外交官に全く興味がありません。
先日、ある塾の説明会で、私のような人の話をされたので、
今迷っています。
やっぱり、自分の好きな仕事がしたいです。
そこで、私の好きなものをいくつか挙げてみたいと思います。
ピンク、雑貨、インテリア、リボンなどです。
でも、これだと職業が理系になってしまいます。
私はもう、学校で文系を選んでしまったので変えることは出来ません。
また、絵を描いたりデザインをすることは大の苦手です。
私と同じような方あるいは、こんな私に何か別の職業を紹介してくださる方いらっしゃいませんか?
長くなってしまったので、失礼します。
耕介さん、まこさん、相談に乗ってくださってありがとうございます。
とても参考になりました。
苦手意識を持たないで、たくさんのことを勉強していきたいと思います。
その中で、何か苦手が無くなればいいかなと思いました。
一生懸命がんばります。
本当にありがとうございました。
こんにちは、minaさん。
私はゲームが好きで、ゲームを作る仕事をしています。
好きなことを仕事にすると、いろいろたいへんなこともありますが、やはり楽しいです。
少しくらいたいへんなことも、へっちゃらになります。
「やっぱり、自分の好きな仕事がしたいです」というminaさんのきもちは、
大切にしてほしいな、と私は思いました。
さて、minaさんが好きなものは「ピンク、雑貨、インテリア、リボン」とのこと。
一番最初におもいついたのは、「おしゃれな雑貨屋さん」でした(我ながら発想が貧困)。
「雑貨屋さん」ですと、品物(雑貨)を販売する仕事になりますが、
販売員の仕事もあれば、いい雑貨を選んでお店に仕入れる仕事もあります。
また、雑貨を企画したり、制作する仕事もあります。
さらに、雑誌やネットでかわいい雑貨を紹介する仕事もあるでしょう。
こんな感じで、雑貨という商品1つをとっても、その商品とのかかわり方はいろいろあり、
そのかかわり方と同じ数だけの職業があります。
その中で、minaさんが「得意だ」「やりたい」「おもしろそう」と思えるような
仕事があるといいですね。
で、ちょっと気になったことが2つ。
まず、「ピンク、雑貨、インテリア、リボン」から連想される職業を、
minaさんは「理系」と決めてしまっていますが、そんなことはないと思いますよ。
文系でもできる仕事だと思います。
そもそも、世の中には「文系でも理系でもない」仕事がたくさんあります。
もう1つ。
「ピンク、雑貨、インテリア、リボン」から連想される仕事だと、
やはりちょっとはデザインの知識があったほうがいいかもしれません。
minaさんは「絵を描いたりデザインが苦手」のようですが、
中学生のうちから「苦手」と決めつけないほうがいいと思います。
私も、絵やデザインは大の苦手だったのですが、今ではパソコンのソフトの力も借りて、
企画書にイラストの説明図を入れたり、紙面のグラフィックデザインをしています
(もちろん、専門のグラフィックデザイナーにはおよばないのですが)。
minaさんが大人になるころには、もっとソフトも進化しているかもしれません。
「デザインは大の苦手」から「ちょっと苦手」になるだけでも、やれることが広がると思います。
好きなことを職業にできたら楽しいだろうなと私もあなた位の頃はそう思っていました。しかし、好きなことであっても、いざ職業として一人前になり対価を得ようとするのであれば、楽しいばかりでは済まないのが現実です。
例えばお笑い芸人。人を笑わせる職業でキャーキャー注目され、一見華やかそうですが、当の本人たちは死ぬ思いでネタを作り、へとへとになりながらも時間をかけて練習し、それでも滑れば笑ってもらえず落ち込みます。またお笑いを職業にすると、お笑いの裏事情やテクニックを知ってしまうので、お笑いそのものを自分では楽しめなくなります。注目されることは快感な反面、注目されたくない時、場所、人を問わず注目され一般人には容易には戻れません。
私は医者ですが医学を勉強しているので、自分が悪性の病気にかかってしまうと分かってしまいます。つらい現実を知りたくない、少し時間が欲しいと思っても、騙してもらうとか知らないままにしておいてもらうとかいったことは極めて困難になります。特に私の専門は精神科ですから、自分が強いストレスに晒されたとしても誰かに助けを求めることには一般の人以上にハードルが高くなるでしょう。
考えてみると、自分がやって楽しいこと、心地よいことは、お金を出して他の人のサービスを受けていることがほとんど。サービスする側はお金を得るためにはお客の知らないところで努力も苦労もたくさんしているものです。ですから、自分が楽しいとか好きだとか思っていることを職業そのものにするのは、多くの場合、自分がそれを楽しむことをあきらめなければならないことが多いと思いますよ。だから楽しいことは楽しいまま大事にしたければ、あえてそれを職業にしない方がいいのではないでしょうか?自分が大嫌いではなく、不得意分野でもなく、それでいてその仕事をしている自分の姿が具体的なイメージとして沸くような仕事のなかから選べばいいのではないでしょうか?好きなことであれ、そうでない分野であれ、一人前になるには努力と精進が必要です。「好きなことなら苦労なくできそう」と思っていらっしゃるのであれば、職業の捉え方としては再考された方がいいと私は思います。
まあ、せっかく中高一貫校に行っておられるのなら、今しかできないことをたくさん何でも経験し、大学進学後も含めて見聞を広めて、選択肢の幅を広げていけばいいし、職業の選択はそれからでも遅くないのではないでしょうか?
ご参考になれば幸いです。がんばってください。