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回答・コメントする(No.5478)
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好きな事を活かせる仕事
[Q] はじめまして。
私はアニメや漫画が大好きです。
なので将来はその事を活かせる仕事に就きたいと思っています。
しかし、絵を描くことは自信がありません。
絵が描けなくてもアニメや漫画に携われる仕事はないでしょうか?
また、そのような仕事に就くためにはどのような大学や専門学校、会社に入ればよいでしょう?
あまりにもざっくりした質問ですが、よろしくお願いします。
>まこさん。
遅れてすみません。
私も何か勘違いをしていたようで、誤ってコメントしてしまいました。
もうすぐで高校がやっと決まります。
これから3年間じっくり進路について考えてみようと思います。
もちろん、社会のしくみについても。
考えた上でまた質問しようと思います。
そのときはまたよろしくお願いします。

こんにちは、さっちゃん。
私の回答が悪かったのか、若干誤解があるようですので、補足しておきますね。
キャラクタービジネスに関してですが、「さまざまな学部の人がいる」と書きましたが、
これは「学校選びはしなくていい」ということではありません。
「色んなルートがある=ルート選びをしなくてよい」ということではなく、
色んなルートがある分、どのルートがいいのか考えて選ぶ必要があります。
上のはんがんさんの回答の中で、アニメ業界に様々な仕事があることが示されていますが、
ゲーム業界やキャラクタービジネスにも、いろんな職業があります。
進路はそれぞれの職業によって変わってきますので、
さっちゃんが「やりたい」と思った仕事があれば、改めて進路を調べればよいと思います。
まずはどんな仕事があるのか、自分でも調べてみてください。
とはいえ、今は普通に高校受験を頑張って、高校生活を楽しむのがよいと思いますよ。
>まこさん。
詳しい説明ありがとうございました!
初めて知るお仕事でとても興味がわきました。
とくに学校選びはしなくていいということで、このまま受験を終えて高校生活を楽しもうと思います。
>はんがんさん。
詳しい説明ありがとうございました!
アニメ1本にたくさんの方がいることにびっくりしました。
今後、世の中の動く仕組みをよく観察しながら高校生活を送ろうと思います。

こんにちは。他の方がかなり細かい回答をされておられるので、ここではもっとぼんやりしたお話をします。
例えば、あなたがテレビアニメを見ると、オープニングやエンディングで、たくさんの人や会社の名前がずらずら並んでいることに気づくでしょう。今まで、あれをきちんと見たことがありますか? あなたが求めている答えは、あそこにあります。
テレビアニメを例にとると、いくつかの大きな仕事が組み合わさって、作品が生まれていきます。
1) 作品全体の設計を担当する部門…企画・構成・キャラクターデザイン・監督など
2) 特定の回の物語を作る部門…脚本・絵コンテ・演出など
3) 特定の回の絵を作る部門…いわゆる作画の皆さん、CGも含まれるでしょう
4) 特定の回の「絵以外」を作る部門…音楽・音響効果・声優など
5) 作られたものをまとめて、1話分の作品として完成させる部門…撮影・編集など
6) こうした仕事が予定通り進むように管理する部門…制作・進行・記録など
7) 出来上がった作品でお金を儲けることを考える部門…宣伝・版権担当・商品化担当など
こうして見るとずいぶんたくさんありますね。また、監督などいくつかの役職は、実際には上に掲げたほとんど全ての場面に顔を出すことになります。
それぞれの仕事が具体的に何をしているかは、今はまだ知る必要はありません。名前を見るだけでだいたい内容がわかる仕事が大半ですが、そうでない仕事もあります。ただ、必ずしも絵を描くだけがアニメを作る仕事ではないことは、理解してほしいと思います。
あなたが中学・高校で世の中が動く仕組みをきちんと勉強すれば、これらの中からあなたが「これだ!」と思える仕事がきっと見つかるはずです。

続きです。
アニメや漫画といった原作を使い、さまざまな商品やサービスを展開する仕事があります。
「キャラクタービジネス」とか「キャラクターマーチャンダイジング」といった
キーワードで調べてみるといいかもしれません。
キャラもののゲームというのはその一例で、玩具だったり、文房具だったり、
アパレルだったり、ウェブサービスだったり、いろんなキャラクタービジネスがあります。
いろんな商品を企画したり、売ったりしたいのなら、そういった仕事もあります。
その仕事で大切なことの1つは、「お客さんはどんなものを欲しいのか」を読む力です。
アニメや漫画を好きなことが、役立つかもしれませんね。
適した大学ですが、はたから見るかぎり、さまざまな学部の人がいるようです。
仕事も多岐にわたるので、さまざまな学部から採用しているのかもしれませんね。
あと、他人さまのキャラクターを使って仕事をするわけで、
知的財産権にくわしいといいかもしれません。
(社内に知的財産権専門の部署があり、その部署の人がやってくれたりもするのですが)。
とりあえず、さっちゃんの好きなアニメや漫画がどういった商品になっているか、
さっちゃんの身の周りとかを見渡してみるとよいと思います。
きっと、いろんな商品があると思いますが、それらすべてが、誰かの仕事の成果です。
まずはそういったものから興味をもって、調べてみるとよいと思います。

こんにちは、さっちゃん。
アニメや漫画が好きなことを生かせる仕事は山のようにあります。
私の仕事もその1つですので(全体から見るとホンの一部ですが)、紹介しますね。
私はゲームを作るのを仕事にしていますが、
特に「キャラもの」と呼ばれるジャンルを得意分野にしています。
「キャラもの」とは、アニメや漫画を原作として、それをゲームにしたものです。
ちょっとオトナ向けのアニメですとそうでもないですが、
子供向けのアニメですと、たいていDSとかのゲームになっていますよね。
そういうゲームがキャラものです。
ちなみに、私のデビュー作は「りぼん」に連載されていた漫画のゲーム化でした。
キャラもののゲームは、アニメや漫画が好きでなくても作れるのですが、
やはり原作好きのほうが、よいものが作れます。
原作が好きという作り手の気持ちは、遊ぶユーザーさんにも伝わりますし、
原作をあまり知らない人が作ったゲームは薄っぺらく、すぐにそれがバレてしまいます。
ゲームを作る仕事には、いろんなパートがあり、
グラフィックの仕事でなければ、絵がうまくなくてもつとまります
(全然描けないよりは、下手でもいいから描けたほうがいいかもしれませんが)。
自分の好きなキャラクターを、自分で動かしたり、しゃべらせたりできるのは、
とても楽しいですよ。
進路ですが、キャラもののゲームを作る進路と、オリジナルのゲームを作る進路では
特に違いはありません。
アニメが好き、漫画が好きというのは、特に学校などで勉強するものではなく、
ファンとて様々な作品にふれて、自分の中の気持ちとしてたくわえましょう。
会社選びとしては、キャラものが得意なゲーム会社と、そうでない会社があるので、
キャラものが得意な会社を選ぶ必要があります。
ほとんどのキャラものは、大手のゲーム会社、玩具会社さんから出ていますが、
ゲームの実制作は下請けの制作会社・開発会社で行われることがほとんどです。
そういった制作会社・開発会社は、あまり表立って名前は出ていませんが、
ゲームをクリアしたときなどに出るスタッフロールを丁寧にみると、
会社の名前が出ていることがあります。
そういった会社はキャラもののゲームを得意にしているはずなので、
チェックしてみるとよいかもしれません。
ちなみに私自身は、子供のころ、アニメとか漫画にハマってたわけではありませんでした。
どちらかと言えば、あまり見ないほうだったかもしれません。
ですので、ガンダムのビデオを借りてきて全43話をぶっ通しで一気に見たり、
りぼん、なかよし、ちゃおを毎月買って読んだり、
大人になってからがたいへんでした。
もっとざっくりした回答もありますので、それは続きますね。