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回答・コメントする(No.5549)
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司法書士か行政書士か?
[Q]
現在、都内の大学へ通っている者です。
法律系の国家資格を取得する計画です。
司法書士、行政書士を考えております。
どちらの業務内容も大まかに理解しています。
知りたいことは以下の2点です。
・仕事量と年収のバランス
・資格取得後の就職先の多さ
2点目を自分なりに調べたところ、行政書士
事務所は非常に少ないことを知りました。
そこを考慮すると、司法書士の道を選ぶ
方が賢明かな、と思いました。
資格に対する知識はまだまだですが、皆様
からのご回答をお待ちしております。
武田晴彦さん、ご回答ありがとうございました。
行政書士は資格取得後、独立開業という道を選ぶ
のですね。
大変参考になるコメント、ありがとうございました。

・仕事量と年収のバランス
行政書士にしても、司法書士にしても、サラリーマンをするよりはいいでしょう。但し、サラリーマンであれば会社が仕事をくれますが、行政書士や司法書士として開業をするのであれば、自分で仕事を探してこなければなりません。これが最大のネックですね。
・資格取得後の就職先の多さ
司法書士であれば、ある程度大きい事務所もありますし、就職も可能でしょう。行政書士については個人事務所が多く、求人は殆どありません。基本的に独立開業が前提になります。
あだもちゃんさん、ご意見ありがとうございます。
実務に携わっている方の意見はさすがに鋭いですね。
自分の中に、「資格を取れば困らないだろう…」と
いう意識がありました。
まずはそこの意識改革から始めなくてはいけませんね。
貴重なご意見、大変参考になりました。

既に司法書士に傾きかけているようですがひと言。
まず「クレサラ中心で」ということを考えているようですが、今からそれを目指すのは遅すぎます。
ご存じの通りクレサラが隆盛を誇っていた最大の理由はグレーゾーン金利をめぐる過払金があったからです。しかし平成21年中にグレーゾーン金利は廃止、過払金は今後発生しなくなります。
つまり「クレサラ市場」は今がピークで、今後どんどん縮小することが予想されます。
大都市を中心にクレサラ市場は落ち着きを見せ始めており、だからこそ派手な広告で客を集めようとする業者も出ているのです。
今から目指しても合格して業務を始める頃には食えなくなった先行のプレイヤー(司法書士や弁護士)だらけですよ。
登記業務についても行政書士に開放しようという動きがあり、司法書士会が猛反対しているようですが多分開放されることになります。
弁護士の中には登記業務をやりますと積極的に営業している者もいて、銀行が見栄えで弁護士に登記業務を委託するケースもあるようです(週刊ダイヤモンド08年8月30日号66頁)。
結局のところ、資格を取れば安泰だ、有利だという幻想を捨てることから始めなければなりません。
弁護士、司法書士、行政書士・・・今後10年、20年、30年というスパンでものを考えた場合未来は誰にも予測できません。確実に言えることは資格のハードルは下がることはあっても上がることはないということです。数を増やし、競争させ、敗者には退場願う、どの業種でもそうなります。
そう考えると、司法書士と行政書士とで悩むというのは余り意味がないのです。両方気になるなら両方の資格を取ればいいだけなんですから。
ご回答、どうもありがとうございました。
身内の方の経験談で大変参考になりました。
でんきやさんのおっしゃる通り、まずは大手の
司法書士事務所に所属し、そこで経験を積む。
数年後に独立開業…、という感じですね。
自分は司法書士として、クレサラ問題を専門に
したいと考えています。

私の実弟が、5年ほど前に司法書士の資格を取り
東京で司法書士事務所に勤務してます(^^)
それまでフリーターみたいな暮らしをしてた彼は
一念発起し石川県の実家に戻り、
2年ほど勉強して合格しました。
地元で司法書士の就職先をいろいろ探したようですが、
勤め先がなくて結局、前にいた東京で就職しました。
仕事的にはほとんど残業はなく、
土日など休暇もしっかり休めるようです。
やはり優良顧客をいかに抱えているか?が
事務所の生命線のようです。
よって、いきなり新規に事務所を開いても
サラ金の整理のような日銭を稼ぐ仕事しかないみたい^^;
先生の元で経験&信頼を積み、
のれん分け?のようなカタチで
顧客を引き継ぐのが王道のようです。
ただ、制度が少し変わったようで、
司法書士が簡単な調停もできるようになってるようですね。
調べてみてください。
ただ、この不況で不動産関係の案件は
だいぶ減ってみてるようなので、
求人も絞られてると思います。
資格としては一生モノですが、
すぐに就職できる保障はないですね^^;
あと、大都市じゃないとなかなか求人もないみたいです。。