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回答・コメントする(No.5621)

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もっと教えて!フォーラム 質問 デザイン関係の仕事、たくさんやりたい!

2009/02/11 15:27  れいさん[中学生・女]

[Q] はじめまして。わたしはもうすぐ入試を控えている中学3年生です。
高校の志望はもう決まっていて問題はないんですが、それ以降(高校卒業後)の進路に悩んでいます。


わたしは昔からデザインや物作りが好きで、漫画を描いたり絵本を描いたり鞄を作ってみたり縫い物をしてみたり雑貨を作ってみたり・・とたくさん挑戦してきました。けれど、将来の夢がはっきり決まらないのです。上記にあげたもの全てが好きだし、全てがやりたいんです。けれどそんなことはできないし、どれか一つに絞らなければいけませんよね。


でも、絵を描くのも好きだし、雑貨を眺めて自分で作るのも好きだし、ミシンでちまちま縫うのも好きなんです。もし雑貨屋を目指すとしても、これら全てをやるなんて無理ですよね。どれか選べないのです。


好きなことがたくさんある方、どうやってひとつの進路に絞り込んだのか教えて欲しいです。

[A.2]

こんにちは、れいさん。
私はゲームデザイナーをしています。
「デザイナー」といってもグラフィックの仕事ではないので、れいさんの希望する
仕事とはちょっと分野がちがうのですが、物作りの仕事つながりで回答してみますね。

れいさんは、マンガ、絵本、カバン、縫い物、雑貨といろんなものを
作るのが好きのようですが、確かにこれら全部をやるのは難しいかもしれません。
でも、全部は無理でも、2つ3つくらいなら実現可能かもしれません。
「たくさんやりたい」というのは、1つの才能でもあります。
ギリギリまでがんばってみるのも、1つの選択肢かもしれません。

さて、本題。
「どうやってひとつの進路に絞り込んだのか」ですよね。
私は、仕事に就く前もいろんな仕事がしたいと思ってましたし、
仕事に就いてからも、TVゲームのゲームデザイナー、シナリオライター、ライター、
編集者、小説家、プログラマー、玩具の企画などいろいろな仕事をしました。
まあ、見た目はいろいろなですが、私の中ではすべて「ゲーム」でつながっていて、
「ゲーム関連の商品開発」というつもりです。
でも、今は「カードゲームのゲームデザイナー」が一番のメインになっています。
「カードゲームが好き」というのはもちろんあるのですが、
「カードゲームの仕事を頼まれることが一番多い」というのが、最大の理由です。

物作りの仕事は「作るのが好き」ということが大切です(一番大切だと思います)。
でも、残念ながら(ホントに!)、好きなだけでは仕事にならないこともあります。
作った物が人に認められないと(売れないと)、仕事は続きません。
そういう意味では、自分でひとつの仕事に絞っていったのではなく、
自然と、一番認められた仕事に絞られていったのかもしれません。

また、自分の能力に限界を感じる仕事もありましたし、
他人の仕事ぶりを見て「こりゃ勝てない」と思ってあきらめたこともあります。
そうやって、多数の「やりたい仕事」から「やれる仕事」に絞られていくんでしょうね。
今の仕事も、ずっとこのまま続くとはかぎりません。
行き詰まることもあるでしょうし、もっとやりたいことができるかもしれません。
一度絞り込んでも、また別のことをやってもいいんじゃないかと思っています。

物作りの仕事をしたい人には、私は決まって「今からすぐ作ろう」と
アドバイスしているのですが、れいさんはもうやっているみたいですね。
つぎはその作ったものを、人に見せて評価してもらってください
(もうやってるかもしれませんが)。
自分の能力を客観的に知ることができるかもしれませんし、
人に評価されることで、自分の気持ちが固まってくることもあります。

KAZUYANさんが「好きなことを絞り込むのは、それからでも遅くありません」と
おっしゃっていますが、私も同意見です。
今は物作りが好きな気持ちを大切にして、いろいろ作ってみるのがよいと思います。


[A.1]

れいさん、初めまして。イラストレーターのKAZUYANと申します。
高校に入学する前から卒業後のことを考えているなんて、れいさんはシッカリ者なんですね。それに好きなことがたくさんあって、それがすべて継続できているというのもすごいことです。

ところで、好きなことが色々あり過ぎて絞り込みに苦労しているようですね。参考になるかどうか分かりませんが、ちょっと気が付いたことを書かせていただきます。
れいさんは、将来の進路を考えるとき、自分の好きなことを並列にしていませんか?
つまり質問の中に挙げられている「絵描くこと」・「鞄を作ること」・「縫い物をすること」・「雑貨を作ること」などをどれも同じ高さで見ていないかということです。もしそうならば、絞り込みが難しくなるのも理解できます。なぜなら「全部好き」という言葉で一つにくくれててしまいますからね。でも、それはそれで悪いことではないので、どうか気にしないで下さい。

しかし、どうしても絞り込むとなったら「全部好き」では問題の解決はできないでしょう。どこかでそれぞれを差別化しなくてはいけなくなります。
そのために有効な手段としては、それぞれのレベルを比べてみるという方法があると思います。例えば、れいさんは絵を描くことと鞄を作ることを比較した場合、自分ではどちらの技術が上だと感じますか?
自分の中でこちらの方が上だと思ったものが、最終的には残っていく可能性が高いはずです。また、技術で比べるということではなく、どちらの方が苦にならないかということでも良いですし、逆にどっちがより集中できるかでも構わないと思います。

このようにして、好きなことのランキングを作ってみると、絞り込むことは簡単にできますね。あとはそれに向かって高校卒業後の進路を決めればいいということになりますが、ここで知っておいていただきたいのは、レベルが上ということと好き嫌いは全くの別物だということです。たとえどんなに素晴らしい絵が描ける技術を持っているとしても、絵を描くより雑貨作りの方が好きならば、そちらを取るべきだと思いますよ。

れいさんの好きなことというのは、質問を見る限りではモノを作ることのように思えます。趣味の範囲内ならともかくとして、モノ作りには技術と創造力が不可欠な要素ですので、それらを磨く努力を続けることは忘れないで下さいね。
好きなことに無理やり優劣をつけろとは言いませんし、れいさんは中学3年生という若さですから、これから色々な変化があると思います。そういう経験を積んでいくと、自分の本当に好きなことがハッキリしてくると思いますよ。

好きなことを絞り込むのは、それからでも遅くありません。むしろ焦って決め付けることの方が良くないと感じます。今の気持ちを大切に、将来の夢に向かって頑張って下さいね。